アリドオシ(蟻通し)は、センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)と同じように、 冬に赤い実をつける縁起のいい植物とされ、一両とも呼ばれます。 江戸時代に、お金がずっとあるようにという意味の言葉あそびで、 「千両、万両、有り通し(アリドオシ)」(「千両や万両をずっと持ち続ける」という意味) と言われていたことから、一両の名前がつけられたいわれます。 樹高は20~60cmほどと小さく、中国、朝鮮半島や、 日本の関東以西に自生するアカネ科の常緑低木広葉樹です。 草丈が10~30cmほどの十両(ヤブコウジ)に較べると大きめですが、 こちらは、一両されました。 写真のように、枝に鋭いトゲがあるのが特徴で、 このトゲが蟻を刺し貫きそうだとか、 トゲのためにアリも通れそうにない、 などとして、アリドウシ(蟻通し)と名づけられました。