外国籍を理由に生活保護の却下は違法だとして、千葉市に処分の取り消しを求める裁判を起こしているガーナ人の男性が、5月18日、市内で会見を開き、改めて生活保護の必要性を訴えました。 千葉市に住むガーナ国籍のジョンソンさん(31)は、7年前に日本語を学ぶため留学生として来日しました。 日本語学校を卒業し、兄の会社などで働いていましたが、2019年、慢性腎不全と診断されてからは、週3回、病院での透析が欠かせない生活となりました。 ジョンソンさんの在留資格は、医療を受けることなどに限られているため、留学生と同様の週28時間以内の就労はできません。 2021年、千葉市に対し生活保護を申請しましたが、市は「外国人は生活保護法に規定する国民に該当しない」などの理由から却下しました。 この一方で5月、東京入管に週28時間以内の就労許可を申請しましたが、これも却下されたということで、原告の代理人を務める及川智