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重力波の検索結果121 - 160 件 / 172件

  • 「重力は幻想だ」 - 重力波を予測する理論は間違っているかもしれない - ブログ | 知的好奇心ラウンジ

    「重力は幻想だ」 - 重力波を予測する理論は間違っているかもしれない (図 グラビティ クレジット NASA)  (Fig.) アーティクル・イメージ 「私達は、この新しい重力への見解は、実際に観測と一致する証拠を持っています」と、オランダ(Dutch)の理論物理学者であり弦理論のエリック・ヴェルリンデ(Erik Verlinde)氏は述べています。「大きなスケールでは、重力はアインシュタインの理論が予言するような振る舞いをしていないようです。」 グラビテーショナル・ウェーブ(重力波)の検出(上記画像)は、ノーベル物理学賞の2017年になりました。 だが、ヴェルリンデ氏は、かなり異なる理論 – エマージェント重力理論(emergent gravity) - を提案しています。 「私のような多くの理論物理学者が理論の改訂に取り組んでおり、いくつかの大きな進歩がありました。 私達は新しい科学革

      「重力は幻想だ」 - 重力波を予測する理論は間違っているかもしれない - ブログ | 知的好奇心ラウンジ
    • クォーク物質を重力波で探る

      理化学研究所(理研)数理創造プログラムのホワン・ヨングジア研修生、開拓研究本部長瀧天体ビッグバン研究室の長瀧重博主任研究員(理研数理創造プログラム副プログラムディレクター)、大阪大学インターナショナルカレッジのバイオッティ・ルカ准教授、東北大学大学院理学研究科の古城徹准教授らの国際共同研究グループは、連星中性子星[1]の合体に対して一般相対性理論[2]に基づいた数値シミュレーションを行い、合体後に放出される重力波[3]の波形から1cm3当たり1兆kgを超える超高密度物質の性質が詳細に読み取れることを示しました。 本研究成果は、重力波天文学において、中性子星の内部構造や超高密度物質の性質の解明に貢献すると期待できます。 中性子星の中心部のような超高圧下では、中性子や陽子からなるハドロン物質[4]が徐々に融解することで、素粒子からなる新物質(クォーク物質[5])が連続的に現れるとする「ハドロン

        クォーク物質を重力波で探る
      • インタラクション2024冬「研究者紹介~大型低温重力波望遠鏡KAGRAの万能型研究者、牛場先生~」②|ひだ宇宙科学館 カミオカラボ

        皆さん、こんにちは! カミオカラボのサイエンスコミュニケーター(SC)、山田です! 今回は前回の研究者インタビューの続きの投稿です。 まだ、前回のインタビュー内容を見ていない方はそちらもぜひご覧ください。 今回はKAGRAの研究に関する質問に答えていただきました。 研究内容に関してはロングインタビューになっていますので、2回に分けて投稿させていただきます! KAGRAの研究設備や重力波研究について詳しく教えていただきましたのでとても興味深い内容になっています! 是非ともご覧ください! SC:KAGRAで観測する重力波は地球自身の重力の影響は受けないのですか?(まさふみ) 先生:重力波自体が影響を受けるというより、観測には重力の影響はでてきています。例えば、鏡が吊るされているので鏡の周りに置いてある重たいものが地震とかで揺れてしまうと重たいものが動いたことで鏡が重力によって引っ張られたり遠ざ

          インタラクション2024冬「研究者紹介~大型低温重力波望遠鏡KAGRAの万能型研究者、牛場先生~」②|ひだ宇宙科学館 カミオカラボ
        • 『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』(浅田 秀樹):ブルーバックス 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

          謎の「ナノヘルツ重力波」は、宇宙誕生の痕跡なのか!? 2023年、世界に衝撃を与えた国際研究チーム「ナノグラブ」の報告。 それはある重力波の存在を捉えたというものでした。 発見された重力波は、ナノヘルツ(ナノ=10のマイナス9乗)、つまり数年もの非常に長い周期の超長波長の重力波でした。 この観測プロジェクトで使われた手法は「パルサー・タイミング法」というものです。 電波星ともいわれる「パルサー」から送られてくる電波を観測することで、宇宙の空間の歪みを検出するという手法が、この「パルサー・タイミング法」です。 では、このナノヘルツ(超長波長の)重力波はどこで生まれたのか? ・宇宙のはじまり、ビッグバンより前に起きたとされる「インフレーション」によって空間が引き延ばされたさいの痕跡「原始背景重力波」。 ・銀河の中心「活動銀河核」に存在する太陽質量の数万倍といわれる「超巨大なブラックホール」が合

            『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』(浅田 秀樹):ブルーバックス 製品詳細 講談社BOOK倶楽部
          • ブラックホールが謎の天体をのみ込んだ、重力波で初検出

            ビジュアル 銀河大図鑑 この上なく美しく、どの本よりも詳しく、誰にでもわかりやすい。大人も子供も楽しめる、本格的な宇宙図鑑! 〔日本版25周年記念出版〕 〔全国学校図書館協議会選定図書〕 定価:6,930円(税込) amazon 楽天ブックス

              ブラックホールが謎の天体をのみ込んだ、重力波で初検出
            • 成層圏突然昇温時の大気重力波の詳細シミュレーションと可視化に成功 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)

              2018年2月に生じた成層圏突然昇温時の大気重力波の詳細シミュレーションと可視化を行い、極渦(※1)周辺においてドラマチックに変形する大気重力波の特徴的な形態を明らかにすることに成功した。 最も注目すべき例として、北米上空の極渦の縁辺に沿って数千キロメートルもの距離を反時計回りに大きく回転しつつ上昇して高度50-70km付近で散逸するという、従来研究者たちが想像してきたのに比べてはるかに長距離を伝わる、大気重力波の新しい描像が得られた。 この研究成果は、「発生した大気重力波はほぼ真上にしか伝わらない」という従来の仮定は多くの場合に成り立たず、思いも寄らないところから伝わってきた大気重力波が、思いも寄らないタイミングで運んできた運動量を周囲の大気に与えて、成層圏や中間圏の風の急変や物質の混合を引き起こすことを示唆する。 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTE

                成層圏突然昇温時の大気重力波の詳細シミュレーションと可視化に成功 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
              • 「背景重力波」証拠を初観測 - 日本経済新聞

                【ワシントン=共同】動く物体から時空間のゆがみが光速で波のように伝わっていく「重力波」が、宇宙のあらゆる方向から来ている証拠を観測したと、米国などのチームが2日までに発表した。熊本大とインド、欧州など別のチームも独立に同様の結果を発表、宇宙を満たす「背景重力波」の初の成果となった。互いを周回する超巨大ブラックホールのペアが発生源とみられる。質量は太陽の数百万~数十億倍と宇宙で最も存在感のある天

                  「背景重力波」証拠を初観測 - 日本経済新聞
                • 「宇宙ひも」がひもとく私たちのルーツ 重力波でつかめ:朝日新聞デジタル

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                    「宇宙ひも」がひもとく私たちのルーツ 重力波でつかめ:朝日新聞デジタル
                  • 日本の大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」の観測が開始 - 世界で4台体制に

                    日本の重力波望遠鏡「KAGRA」での観測がスタート 東京大学宇宙線研究所などは2020年2月25日、大型低温重力波望遠鏡「KAGRA(かぐら)」による重力波観測を開始したと発表した。 KAGRAの中央実験室 (編集部撮影) KAGRAは岐阜県飛騨市に建設された、世界で4台目、アジア地域では初の重力波望遠鏡で、昨年秋の完成後、感度を高めるための調整や試験運転を経て、ついに重力波観測のための連続運転を開始。他の重力波望遠鏡とともに重力波の観測に挑む。 観測開始時のKAGRAコントロールルームの様子。中央に写っている大橋施設長が観測開始ボタンを押した瞬間 (C) 東京大学宇宙線研究所 重力波観測研究施設 重力波とは? 重力波は、質量をもつ物体が運動するときに発生する「時空のゆがみ」が、波となって光と同じ速さで宇宙空間を伝わる現象である。 その存在は、1915年から1916年にかけてアインシュタイ

                      日本の大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」の観測が開始 - 世界で4台体制に
                    • ノーベル賞受賞の「重力波初検出」 その意外な舞台裏!(田中 雅臣)

                      宇宙物理学の様々な謎に挑む新しい天文学「マルチメッセンジャー天文学」。この幕開けともいえる重力波の初検出には、2017年のノーベル物理学賞が贈られました。その現場に立ち会った研究者が語る、意外な裏話とは! なんか怪しいよね!? 私にとってのマルチメッセンジャー天文学が始まったのは、2015年9月16日のことでした。日本時間14時40分、重力波観測装置LIGO、Virgoのメンバーから一通のメールが届いたのです。 そこには「2015年9月14日に重力波が観測された」と書かれており、重力波の到来方向を示した「地図」(図1)が添えられていました。

                        ノーベル賞受賞の「重力波初検出」 その意外な舞台裏!(田中 雅臣)
                      • ブラックホールが謎の天体をのみ込んだ、重力波で初検出

                        2つのブラックホールが渦を巻きながら合体し、重力波を発する様子を可視化したもの。オレンジ色の帯は、放射線の量が最も多い部分を示している。この衝突は2019年8月14日に重力波検出器LIGOとVirgoによって観測され、小さい方の天体の質量が太陽の約2.6倍だったことが判明した。この質量は、中性子星とブラックホールの境界の確定につながる可能性があり、非常に興味深い。(IMAGE BY N. FISCHER, S. OSSOKINE, H. PFEIFFER, A. BUONANNO (MAX PLANCK INSTITUTE FOR GRAVITATIONAL PHYSICS), SIMULATING EXTREME SPACETIMES (SXS) COLLABORATION) 宇宙で不思議な衝突が起きた。 地球から約8億光年の彼方で、ブラックホールが正体不明の天体をのみ込んで激しく合体し

                          ブラックホールが謎の天体をのみ込んだ、重力波で初検出
                        • 『SMAPライブで止まる重力波望遠鏡 大敵の振動減らせ:朝日新聞デジタル』へのコメント

                          ブックマークしました ここにツイート内容が記載されます https://b.hatena.ne.jp/URLはspanで囲んでください Twitterで共有

                            『SMAPライブで止まる重力波望遠鏡 大敵の振動減らせ:朝日新聞デジタル』へのコメント
                          • 時空のゆがみ伝える「重力波」、宇宙のあらゆる方向から伝わる痕跡確認…日本など国際チーム

                            【読売新聞】 【ワシントン=冨山優介】時間や空間のゆがみを伝える性質を持つ「重力波」が、宇宙の広範囲からゆっくりとうねるように伝わる痕跡を捉えたと、米国や日本など4つの国際チームが28日、科学誌で同時に発表した。重力波の発生源として

                              時空のゆがみ伝える「重力波」、宇宙のあらゆる方向から伝わる痕跡確認…日本など国際チーム
                            • 【クローズアップ科学】「科学者はフェイクに騙されない」 重力波でノーベル物理学賞バリッシュ氏が説く

                              取材に応じる2017年ノーベル物理学賞受賞者のバリー・バリッシュ氏=2023年3月、東北大(黒田悠希撮影)物理学の重大問題だった重力波を世界で初めて検出し、宇宙の謎に迫る新たな道を開いた功績で、2017年にノーベル物理学賞を受賞した米カリフォルニア工科大名誉教授のバリー・バリッシュ氏(87)が今年3月、来日し、産経新聞の取材に応じた。重力波観測で見える宇宙の謎や、東北に建設が検討される次世代加速器「国際リニアコライダー」(ILC)実現への期待など、今の思いを語った。(聞き手 黒田悠希) 重力波天文学への期待--米観測施設LIGO(ライゴ)による重力波の初検出の発表から約7年。その意義を改めて

                                【クローズアップ科学】「科学者はフェイクに騙されない」 重力波でノーベル物理学賞バリッシュ氏が説く
                              • LIGOで検出された重力波は原始ブラックホールから?

                                2015年9月14日,アメリカのレーザー干渉計重力波天文台(LIGO)の2台の検出器によって人類初の重力波の直接検出がなされた.これはニュースでも大々的に報道されたので,多くの読者がご存じだろう.重力波の直接検出自体大ニュースだが,研究者をさらに驚かせたのは,その重力波の源が,およそ30倍の太陽質量を持つ2つのブラックホール(以降BHと省略)合体によるものだということである.恒星質量域のBHの存在自体は,これまでにも間接的には知られていた.コンパクト天体とそこにガスを供給する星からなる連星系(X線連星と呼ばれる)からの電磁波信号を説明するためには,そのコンパクト天体がBHであることが最も自然だったのである. しかしながら,20例ほどあるX線連星で見つかっていたBHの推定質量はどれも数倍~15倍太陽質量程度に収まっており,30倍太陽質量ほどもある重いBHが見つかったのは,驚きであった.しかも

                                • 天文月報記事で読み解く天文学の発展〜相対性理論と重力波|云南きのこ老師

                                  こんにちは、島袋です。 みなさんが今の仕事を志すきっかけとなった出来事は何でしょうか?私は現在、天文学、特に観測的宇宙論と呼ばれる分野を研究していますが、この分野の研究をしたいと思ったのは中学校2年生の時です。当時通っていた塾の数学教師の影響で、数学が面白いと思いました。そして、その数学を使って宇宙を記述することができる物理学という学問に惹かれました。そんな私が中学生の時に読んだのが下記ツイートで紹介されている二間瀬先生による相対性理論の本です。(ちなみに、のちに東北大学に進学した私は二間瀬さんのゼミを受講し、さらにその数年後、たまたま琉球大学にセミナーに来た二間瀬さんと一緒に飲む機会がありました。) 図解雑学 重力と一般相対性理論 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-) 二間瀬 敏史 https://t.co/2AnWVWEE0q @amazonJPより — 📡🌟ダオダイ(島袋)

                                    天文月報記事で読み解く天文学の発展〜相対性理論と重力波|云南きのこ老師
                                  • 重力波観測のこれまで、これから | 宇宙科学研究所

                                    世の中全て波だらけ われわれの住む宇宙では、日常生活では気に留めないような物理法則が主役となることが多々あります。こういった宇宙を支配する物理法則を考察し、また、ときには新しく考案し、それを観測的に検証していくのは宇宙物理学を考究する面白さの1つです。今日、これらの研究活動を支える現代物理学の柱として、量子力学と相対性理論がよく引き合いに出されます。 その現代物理学の双璧の1つである相対性理論によると、われわれが住む時空(時間と空間)は、天体などの質量により歪(ひず)みます。そして、その歪みの源である天体が加速度運動することで、時空の歪みが波動として遠方へ伝搬することが知られています。これが重力波です。「世の中全て波だらけ」という一節は量子力学を歌った「シュレディンガー音頭」からの出典ですが、量子力学に限らず、相対性理論もある程度「波だらけ」であるのは興味深い一致です。 重力波の史上初の直

                                      重力波観測のこれまで、これから | 宇宙科学研究所
                                    • 重力波天文学では、CMBを通してビッグバンに近い瞬間のデータを記録することができるのでしょうか。 | mond

                                      質問者さんは事前知識をお持ちかと思われますので、その知識がなくても家先生の回答が分かる様に補足しておきます。 宇宙の始まりとされるインフレーションやビッグバンの直後は非常に高温で、その頃に宇宙空間に存在していた粒子は全てプラズマ状態だったと考えられています。この状態だと光はプラズマの影響を受けて散乱してしまい、まっすぐ飛びません。宇宙全体が霧がかっていたようなものだと考えてください。 その後時間が経過するにつれ温度が下がっていき、プラズマ状態からエネルギー状態が低くなり、ようやくその時点で光がまっすぐ飛ぶようになりました。これを宇宙の晴れ上がりと呼んでおり、光(電磁波)を利用した観測は宇宙の形成史において全てこの時点以降のものです。宇宙マイクロ背景放射(CMB)は宇宙の晴れ上がり時点での宇宙空間の熱放射(黒体放射)の名残です。 さて話をビッグバンに戻すと、これは宇宙の晴れ上がりより前に起き

                                        重力波天文学では、CMBを通してビッグバンに近い瞬間のデータを記録することができるのでしょうか。 | mond
                                      • Kavli IPMU、オシロンの崩壊で生じる重力波を検知できる可能性を証明

                                        東京大学 国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)は5月11日、宇宙初期の急激な加速膨張であるインフレーションを引き起こすエネルギー源となったとされる「インフラトン場」の進化について、多くのインフレーション理論で存在が指摘されている、孤立した巨視的構造の一種である「オシロン」が確かに存在したことを、シミュレーションを用いて明らかにしたと発表した。 インフラトン場がオシロンへと分裂していき、重力波が生じている様子のイメージ。(出所:Kavli IPMU Webサイト) さらに、オシロンが崩壊していく過程で生じる重力波が、欧州で計画されている地上型の「アインシュタイン・テレスコープ」や、米国で計画されている地上型の「コズミック・エクスプローラ」、宇宙で3機の衛星を用いる日本の計画「DECIGO」など、第3世代計画とされる将来の重力波望遠鏡の性能で観測可能であることも明

                                          Kavli IPMU、オシロンの崩壊で生じる重力波を検知できる可能性を証明
                                        • KEKなど、複雑だった「原始重力波」の理論計算を簡易化することに成功

                                          高エネルギー加速器研究機構(KEK)、京都大学(京大)、名古屋大学(名大)の3者は6月19日、宇宙が誕生し、ビッグバンに至る前に起きたとされる極めて急激な加速膨張期「インフレーション」の理論的な正しさを検証するために必要とされる、原始宇宙で作られた時空のさざ波である「原始重力波」の理論計算がこれまでは非常に複雑だったが、宇宙をモザイクアートのように捉え直す「分割宇宙アプローチ」の考え方を適用することで同重力波の計算を大幅に簡易化することに成功し、手計算でも同重力波の予言が可能となり、観測結果と比較できるようになったことを共同で発表した。 同成果は、KEKの浦川優子准教授(名大 素粒子宇宙起源研究所 特任准教授兼任)、京大 理学研究科の田中貴浩教授の共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学専門誌「Physical Review Letters」に掲載された。 分割宇宙アプローチのイメージ

                                            KEKなど、複雑だった「原始重力波」の理論計算を簡易化することに成功
                                          • キッズサイエンティスト【重力波】

                                            アインシュタインの一般相対性理論によれば、物質ないしはエネルギ−が存在すると、その周りの空間に歪みを生じます。この物質が運動をすると、空間の歪みの様子が変り、それが波として伝搬します。これが重力波です。したがって、中性子星やブラックホールの合体、ビッグバン直後の宇宙初期の状態のような大規模な質量、エネルギーの変動が重力波の有力な発生源と考えられます。重力波の観測から従来の手段(電磁波、ニュートリノ)では得られなかった宇宙物理的な成果が期待されます。しかし、一般相対性理論で予測されてから約80年、実験研究が始まってから約30年になりますが、重力波の直接検出はまだなされていません。その理由として、重力波の効果で生じる空間の歪みが極端に小さいことがあげられます。2点間の距離の変化を精密に測ることにより歪みを検出できますが、歪みの大きさは10-21程度で、これは地球ー太陽間の距離が原子1個分変化す

                                            • 『ザ☆ウル』21話「これがウルトラの星だ!! 第3部」 ~宇宙戦艦数千隻! 機械惑星の重力波攻撃! 超巨大怪獣! ウルトラ人を進化させたウルトラマインド争奪! - 假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

                                              (ファミリー劇場『ザ★ウルトラマン』放映「全話評」連動連載!) 『ザ☆ウルトラマン』#19「これがウルトラの星だ!! 第1部」 ~怒涛の新展開! 精神生命体が寄生の3大怪獣! 敗死した超人の同族出現! 『ザ☆ウルトラマン』#20「これがウルトラの星だ!! 第2部」 ~古代ギリシャ風のウルトラ人が住むU40! その10億年史! 7大ウルトラ戦士も活躍! 『ザ・ウルトラマン』総論 ~総括・ザ☆ウルトラマンの時代 拙ブログ・トップページ(最新10記事) 拙ブログ・全記事見出し一覧 『ザ☆ウルトラマン』全話評 ~全記事見出し一覧 『ザ・ウルトラマン』第21話「これがウルトラの星だ!! 第3部」 ~宇宙戦艦数千隻! 機械惑星の重力波攻撃! 超巨大怪獣! ウルトラ人を進化させた超物質ウルトラマインド争奪 暗黒怪獣バゴン登場 (サブタイトル表記の他、凶悪星人バデル族・は虫怪獣ジャニュール三世登場。バデル

                                                『ザ☆ウル』21話「これがウルトラの星だ!! 第3部」 ~宇宙戦艦数千隻! 機械惑星の重力波攻撃! 超巨大怪獣! ウルトラ人を進化させたウルトラマインド争奪! - 假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)
                                              • 熊本大、地球に飛来するナノヘルツ重力波到来の証拠を掴む | スラド サイエンス

                                                熊本大学らの研究グループは6月29日、インドやヨーロッパのグループと共同で、パルサーと呼ばれる天体を観測した結果、ナノヘルツの周波数を持つ重力波が宇宙のあらゆる方向から地球に到来しているという有力な証拠を得たことを発表した(熊本大学発表[PDF]、TECH+)。 パルサーは中性子星の一種で、非常に正確な周期で電波シグナルを出しているという。その周期は、10ミリ秒程度から10秒程度までさまざまで、このシグナルが地球に到着するタイミングを100ナノ秒の精度で測定できれば、宇宙空間を伝わる重力波を検出することができると期待されていた。研究チームはインドやヨーロッパの電波望遠鏡を用いて、25年分に渡ってパルサーを継続的に観測、その観測データを解析して25個のパルサーに関する統計的な性質を調査した。その結果、ナノヘルツの周波数を持つ重力波が宇宙のあらゆる方向から地球に到来していることが確認されたとし

                                                • 原始重力波の痕跡は予想以上に検出できる? -インフレーション期における原始重力波発生の新たなメカニズムを提唱-

                                                  原始重力波の痕跡は予想以上に検出できる? -インフレーション期における原始重力波発生の新たなメカニズムを提唱- 2022年1月12日 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU) 1. 発表概要 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) の Valeri Vardanyan (ヴァレリ ヴァルダニヤン) 特任研究員や 佐々木節 (ささき みさお) 特任教授/副機構長をはじめとする国際研究チームは、インフレーションを発生させる場における量子ゆらぎから発生する原始重力波に加えて、インフレーションの際にさらに追加的な場の量子ゆらぎが生じることで大きな原始重力波が発生する可能性を指摘しました。これにより、たとえ低いエネルギーでインフレーションが起こっていたとしても、Kavli IPMU も参加する次世代衛星計画の LiteBIRD (ラ

                                                    原始重力波の痕跡は予想以上に検出できる? -インフレーション期における原始重力波発生の新たなメカニズムを提唱-
                                                  • 「重力波」で未知の物理現象を探知する方法が開発される! - ナゾロジー

                                                    重力波とは何か?重力波はブラックホールの衝突などの「大事件」のメッセンジャーである / Credit:KAGURA重力波とは、時空の連続的な波のような歪みです。 アインシュタインの一般相対性理論によれば、質量を持つ物体全てが重力を持ち空間を大なり小なり歪ませているとされています。 しかし、どんなに重たい物質(例えばブラックホール)でも、ぽつんと存在しているだけでは歪みの傾斜は単調であり、波型にはなりません(下図)。 ですが、運動がはじまると状況は違ってきます。 重たい物体が加速度的な運動を行うことで重力波は発生する / Credit:KAGURA ブラックホールや中性子星といった異常な重さを持つ物体が連星になって互いを引っ張り合ったり、衝突したりすると、生じた空間の歪みが隣接する空間に伝播し、その空間もまた隣接する空間を歪ませていきます。 このような過程を経て、歪みは水面にできた波紋のよう

                                                      「重力波」で未知の物理現象を探知する方法が開発される! - ナゾロジー
                                                    • 重力波の検出目指すKAGRA 3年ぶりの観測へ

                                                      宇宙の謎を解明する鍵を握る「重力波」の検出を目指す大型観測施設「KAGRA(かぐら)」(岐阜県飛驒市神岡町)が24日深夜、米国の施設との共同観測を開始する。コロナ禍で機器の調整が遅れるなどの影響があったが、防振性の向上などで感度を高め、3年ぶりに本格的な観測をスタートする。 重力波は、巨大な質量を持つブラックホールや中性子星が合体する際などに生じるわずかな時空のゆがみ。アインシュタインが約100年前に存在を予言し、物質の起源や宇宙の進化を調べる方法として注目されている。重力波を世界で初めて検出した功績で、米国の観測施設「LIGO(ライゴ)」チームの3氏が2017年にノーベル物理学賞を受賞した。さらに欧州の施設「Virgo(バーゴ)」も既に重力波を検出している。 なるべく離れた3つ以上の地点で重力波を検出できれば、観測データの時間差から重力波が来る方向を調べることができる。ノーベル物理学賞の

                                                        重力波の検出目指すKAGRA 3年ぶりの観測へ
                                                      • 重力波と渦列、グアダルーペ島の雲

                                                        メキシコ、グアダルーペ島周辺の雲が、北(左)風に吹かれてカルマン渦を形成している。右上には、大気重力波の作用による波のような雲も確認できる。国際宇宙ステーション(ISS)から8月24日に撮影された。グアダルーペは、バハカリフォルニア半島の太平洋岸から約240キロ沖合にある急峻な火山島。6~8月にかけて、周辺では渦列の発生しやすい条件が整うという。 Photograph courtesy NASA メキシコ、グアダルーペ島周辺の雲が、北(左)風に吹かれてカルマン渦を形成している。右上には、大気重力波の作用による波のような雲も確認できる。国際宇宙ステーション(ISS)から8月24日に撮影された。 グアダルーペは、バハカリフォルニア半島の太平洋岸から約240キロ沖合にある急峻な火山島。6~8月にかけて、周辺では渦列の発生しやすい条件が整うという。 Photograph courtesy NASA

                                                          重力波と渦列、グアダルーペ島の雲
                                                        • ノーベル物理学賞は「重力波の直接観測」 - 大栗博司|論座アーカイブ

                                                          ノーベル物理学賞は「重力波の直接観測」 今世紀最大の発見の一つで文句なし、いずれ理論家の受賞も? 大栗博司 東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構長 、 カリフォルニア工科大学教授 ・理論物理学研究所所長 WEBRONZAの編集部から、ノーベル物理学賞授賞者の予想記事の依頼を受けた。今年で4回目になる。2013年には「本命は、素粒子物理学の分野のヒッグス粒子の発見であると思う」と書き、2014年には「トポロジカルな絶縁体の予言と検証もしくは青色発光ダイオードの実現に授賞されると予想する」と書いて、いずれも正解だった。 昨年2015年の記事では、「素粒子物理学が対象であれば、ニュートリノの質量の発見が有力だと思う」と書いたところでやめておけばよかったのだが、最後に「太陽系外惑星の発見に対して、メイヨール、ケロス、マーシーの3名に授賞されると予想する」とまとめてしまった。太陽系外惑星の発見は、「天

                                                            ノーベル物理学賞は「重力波の直接観測」 - 大栗博司|論座アーカイブ
                                                          • 重力波観測装置が“量子限界”を越える事に成功し宇宙の60%以上を探査することが可能に | TEXAL

                                                            レーザー干渉計重力波天文台(LIGO)は2015年、初めて重力波を直接検出したと発表し、歴史にその名を刻んだ。LIGOは今回、「量子限界」(重力波の測定精度を制限していた宇宙固有のノイズ)を回避し、これまでの精度レベルを超え超えることで再び歴史を塗り替えた。これによりLIGOは、より多くの重力波を探索するために、宇宙の60%以上を探査することが可能になったのだ。 ブラックホールのような非常に巨大な物体が衝突すると、放出されるエネルギーは現実そのものに波紋を広げるほど強力である。これらの重力波は、1世紀以上前にアルベルト・アインシュタインによって初めて予言されたが、科学者たちがこの重力波を初めて直接検出したのは2015年のことだった。 レーザー干渉計重力波天文台(LIGO)は、2本の長いトンネルにレーザーを照射し、鏡に反射させて、その光がどのように戻ってくるかを測定する。他の影響を制御し、注

                                                              重力波観測装置が“量子限界”を越える事に成功し宇宙の60%以上を探査することが可能に | TEXAL
                                                            • SMAPライブで止まる重力波望遠鏡 大敵の振動減らせ:朝日新聞デジタル

                                                              ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                SMAPライブで止まる重力波望遠鏡 大敵の振動減らせ:朝日新聞デジタル
                                                              • 重力波望遠鏡「KAGRA」3年ぶりに観測再開 国際共同、実るか感度向上策 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

                                                                サイエンスクリップ 重力波望遠鏡「KAGRA」3年ぶりに観測再開 国際共同、実るか感度向上策 2023.05.25 草下健夫 / サイエンスポータル編集部 宇宙のかなたから届くわずかな空間のゆがみ「重力波」を捉える観測施設「KAGRA(かぐら)」(岐阜県飛騨市)が25日未明、3年ぶりに国際共同観測を再開した。東京大学宇宙線研究所が明らかにした。ブラックホールなどの理解を目指す地下の巨大な望遠鏡だが、感度が足りず重力波をまだ捉えられていない。前回の観測を基に、予想以上に大きかった観測ノイズの原因を洗い出し、改善策を講じてきた。研究チームを率いる同研究所の梶田隆章教授は「来年春には、重力波の兆候を捉える感度を達成したい」と意気込む。 「時空のさざ波」神岡の山中で 重力波は「時空のさざ波」などと表現される。物体の周りの空間は、その重力でゆがめられている。物体が動くとそのゆがみがさざ波のように、光

                                                                  重力波望遠鏡「KAGRA」3年ぶりに観測再開 国際共同、実るか感度向上策 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
                                                                • 重力波とは | 国立天文台 重力波プロジェクト推進室

                                                                  アインシュタインの予言 重力波、それは光速で伝わる時空のさざ波です。これは1916年にアインシュタインが発表した一般相対性理論から予言される波で、その存在は1980年代にハルスとテイラーらにより間接的に証明されています。彼らは中性子星連星PSR1913+16の軌道を10年以上にわたり観測することで、その距離が重力波の放出によって徐々に近づいていくことを発見しました。この業績により彼らはノーベル物理学賞を受賞しました。 2015年9月14日,米国の重力波検出器LIGOがブラックホールの合体から発生する重力波の直接検出に成功しました。これは,画期的な成果であると共に,重力波天文学という全く新しい研究分野の幕開けを告げるものです。 アルベルト・ アインシュタイン 重力波の発生源 重力波は質量を持った物体が加速度運動することで放射されます。しかし観測できるほどの大きな振幅の重力波を発生させるには、

                                                                    重力波とは | 国立天文台 重力波プロジェクト推進室
                                                                  • 「格闘技界、悪夢の6.24」と後世に記録されるか…地球の重力波が狂った?? - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                                    だから体重計の目盛りが正しく表示されない、それだけではないか。…(妄想) 📝最高の格闘技祭りのはずが一転、悪夢の週末へ。ここまでの6.24まとめ ✔︎ 熊出没 ✔︎ #井岡一翔 大麻検出発表問題 ✔︎ #大雅 対戦相手怪我で欠場 ※代替選手で試合は決行 ✔︎ フランコ大幅体重超過 ※王座剥奪 ✔︎ クレベル体重超過 ※王座剥奪 ✔︎ 星久保将城体重超過 ✔︎ サグデン体重超過 pic.twitter.com/obSPAOdbQO— 雷神坊主 (@RIZIN_bozu) June 23, 2023 次々と、ギャグのように繰り返しが重なり… こち亀の「危険物が次々と集まる」ギャグ。花火からタンクローリーまで 【UFCファイトナイト・ジャクソンビルに関する最新情報】 クレイドソン・ホドリゲスが規定体重を満たせなかったことを受け、平良達郎と対戦する予定だったフライ級マッチは中止となりました。 公

                                                                      「格闘技界、悪夢の6.24」と後世に記録されるか…地球の重力波が狂った?? - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                                    • 特集:ついに捉えた背景重力波

                                                                      宇宙を電波で観測すると,灯台のように規則正しい時間間隔で点滅を繰り返す天体「パルサー」があちこちに見つかる。天文学者は約20年,数十個のパルサーに狙いを定め,点滅する時間間隔のわずかなゆらぎを調べてきた。そして膨大な観測データを解析した結果,そのゆらぎは,宇宙に満ちている重力波によって生じていることが明らかになった。重力波は時空の歪みが波となって光速で伝わる現象。捉えられた重力波は波長が長い“うねり”のようなもので,あらゆる方向から常時,地球に到来していることから「背景重力波」と呼ばれる。その発生源は全宇宙に散らばる巨大ブラックホールの連星である可能性が高いが,原始宇宙由来の成分も含まれているかもしれない。重力波天文学の新たな幕開けだ。 宇宙の灯台パルサーで時空のうねりを照らし出す  中島林彦 協力:高橋慶太郎 新たな窓から覗く 巨大ブラックホールのダンスと原始宇宙  中島林彦 協力:高橋

                                                                        特集:ついに捉えた背景重力波
                                                                      • ブラックホールが謎の天体をのみ込んだ、重力波で初検出

                                                                        2つのブラックホールが渦を巻きながら合体し、重力波を発する様子を可視化したもの。オレンジ色の帯は、放射線の量が最も多い部分を示している。この衝突は2019年8月14日に重力波検出器LIGOとVirgoによって観測され、小さい方の天体の質量が太陽の約2.6倍だったことが判明した。この質量は、中性子星とブラックホールの境界の確定につながる可能性があり、非常に興味深い。(IMAGE BY N. FISCHER, S. OSSOKINE, H. PFEIFFER, A. BUONANNO (MAX PLANCK INSTITUTE FOR GRAVITATIONAL PHYSICS), SIMULATING EXTREME SPACETIMES (SXS) COLLABORATION) 宇宙で不思議な衝突が起きた。 地球から約8億光年の彼方で、ブラックホールが正体不明の天体をのみ込んで激しく合体し

                                                                          ブラックホールが謎の天体をのみ込んだ、重力波で初検出
                                                                        • 重力波で捉えられたのは大質量星の爆発で誕生したブラックホールか

                                                                          超新星爆発を描いた想像図(Credit: M. Weiss)太陽の8倍以上の質量がある恒星は超新星爆発を起こして中性子星やブラックホールが形成されると考えられており、中性子星やブラックホールの合体にともなうとみられる重力波が重力波望遠鏡によって何度も観測されています。今回、2017年に重力波望遠鏡によって捉えられたブラックホールが、太陽の100倍前後の質量がある大質量星の爆発によって形成されたブラックホールだったとする研究成果が発表されています。 ■重力波で観測される合体前のブラックホールの質量は実質的に太陽の52倍以下2017年に重力波望遠鏡の「LIGO」と「Virgo」によって捉えられた重力波「GW170729」はブラックホールどうしの合体にともなって放出されたとみられており、合体前のブラックホールのうち片方の質量は太陽の約50倍とされています。 野本憲一氏(東京大学国際高等研究所カブ

                                                                            重力波で捉えられたのは大質量星の爆発で誕生したブラックホールか
                                                                          • 観測史上最大のブラックホール合体による重力波を検出!

                                                                            Credit: N. Fischer, H. Pfeiffer, A. Buonanno (Max Planck Institute for Gravitational Physics), Simulating eXtreme Spacetimes (SXS) Collaboration 2019年5月21日に重力波観測装置LIGOとVirgoによってとらえられた重力波イベント「GW190521」が、これまで観測された中で最も大きなブラックホール連星によるものであることが分かりました。 GW190521では、太陽質量の約85倍のブラックホールと約66倍のブラックホールの連星が合体し、太陽の約142倍のブラックホールが形成されました。合体前の質量の和と比べると、合体後のブラックホールは太陽の8倍分の質量が減っています。その分が重力波のエネルギーに変換されました。 ブラックホールには、ほとんど

                                                                              観測史上最大のブラックホール合体による重力波を検出!
                                                                            • 「重力波」ノーベル賞“異例”の受賞にみる日本の科学技術の行く末|NHK

                                                                              12月11日にスウェーデンのストックホルムで行われた今年のノーベル賞の授賞式。あるアメリカ人研究者の“異例”の受賞が、世界の注目を集めました。「アインシュタインの最後の宿題」と言われた時間と空間のゆがみ=重力波の観測という、人類の叡智を結集して達成された研究成果が受賞テーマとなった物理学賞で、いわば“門外漢”とも言える人物が、科学界最高の栄誉に輝いたのです。 その人物とは、カリフォルニア工科大学名誉教授で、重力波を初観測したLIGOという研究グループの所長を務めたバリー・バリッシュさん(81)。LIGOをアメリカの2つの大学による小さな研究グループから、世界10カ国の1000人以上の研究者が集まる国際プロジェクトに作り替え、見事、科学の歴史を塗り替える成果を成し遂げたことが受賞理由でした。 日本の科学界ではいま、国際舞台での科学論文の発表本数が、年々低下し、日本人のノーベル賞受賞者の中から

                                                                                「重力波」ノーベル賞“異例”の受賞にみる日本の科学技術の行く末|NHK
                                                                              • テレポーテーションの特許:パルス重力波ワームホールシステム : メモ・独り言のblog

                                                                                MH370ビデオのEVO(オーブ)の動きをグラフ化しました。それらは、3相交流波形チャートに似た正弦波パターンを生成します。元の投稿で誰かがこんなコメントをしています; ワームホール発生装置は、これらのクラフトからこの特定の動きを必要とするかもしれません、そこでは、それらは仮想のモーターまたは発電機の極として機能し、それらの間にEMF(電磁場)を発生させます...その結果EMFの方向は、飛行機の尾翼に向かって、後方になるでしょう。 少し前に、飛行機の後ろでワームホールが開き、飛行機がその中に後方に引き込まれるのを見たので、これは私にとって興味深いことです。 MH370のビデオでは、物理法則に合致した本物の科学的なワームホールを示しています。 The movements of the EVOs (the orbs) in the MH370 videos was graphed. They

                                                                                  テレポーテーションの特許:パルス重力波ワームホールシステム : メモ・独り言のblog
                                                                                • 重力波の重要な性質「トランバース・トレースレス」を知ってますか?じつはこれが重力波を検出する手段です!(浅田 秀樹)

                                                                                  時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。以前の記事「重力波は縦波?それとも横波?」では、重力波が横波であることが観測に重要な手掛かりとなることを紹介しました。ただ、それだけでは重力波の観測には不足なようです。この記事では重力波観測に欠かせない重力波のもう一つの重要な性質を紹介します。 重力波の性質「トランスバース・トレースレス」 重力波は横波でした。ただ、それだけでは重力波を観測するためには完全ではありません。そこで重力波の持つもう一つの性質を紹介します。それが「トランスバース・トレースレス」とよばれるものです。聞いたことのない方が多いと思いますので、ていねいに見ていきたいと思います。 地球上に置かれた実験装置は、少なからず地面からの振動を受

                                                                                    重力波の重要な性質「トランバース・トレースレス」を知ってますか?じつはこれが重力波を検出する手段です!(浅田 秀樹)