東京都知事選立候補予定者の共同記者会見をする小池百合子氏(左)と蓮舫氏=2024年6月19日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ - 写真提供=共同通信社 PRESIDENT Online 掲載 都知事選の小池百合子氏VS蓮舫氏のゆくえはどうなるのか。雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんは「一騎打ちの様相を呈しているようにみえるが、蓮舫氏の公約には大いに疑問がある。非正規対策に力を入れても票はとりにくいだろう」という――。 ■“蓮舫離れ”が加速しそう 都知事選は現職の小池知事と民主党を離党した蓮舫参議院議員の一騎打ちの様相を呈している。ただ、ここに来て、蓮舫氏の失速が叫ばれ出した。共産党との共闘を嫌って連合と国民民主党が距離を置いたことがその主因と目されるが、私は公約の中に大きな瑕疵(かし)があることで、さらに蓮舫氏離れが進みそうだと、危惧している。 蓮舫氏は、神宮外苑再開発計画の見直し、困窮