1993年に発売された「DOOM」はファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)の草分け的タイトルとして知られています。また、ゲーム機だけではなく、カーナビや医療用超音波スキャナー、レゴブロック、プリンターなど、多種多様な場所に移植されていることでも有名です。そんな「DOOM」をなんと大腸菌でプレイする研究が発表されています。 “Can it run Doom?” (Gut bacteria edition) | Ars Technica https://arstechnica.com/gaming/2024/01/can-it-run-doom-gut-bacteria-edition/ マサチューセッツ工科大学(MIT)の大学院生であるローレン・ラムラン氏は、合成生物学の研究課題として今回の「DOOM」移植を行ったとのこと。ラムラン氏は以下の解説ムービーを公開しています。 Run
id Softwareが開発したFPSゲーム「DOOM」はFPSというジャンルに大きな影響を与えたゲームであり、発売から20年が経過してもなお人々に親しまれています。DOOMのような独立系企業によるゲームをリリースするということが当時どのように考えられていたのかについて、id Softwareをリードしたゲームデザイナーのジョン・ロメロ氏にインタビューが行われました。 John Romero on his book Doom Guy and developing games at a small scale – How To Market A Game https://howtomarketagame.com/2023/09/25/john-romero-on-his-book-doom-guy-and-developing-games-at-a-small-scale/ 1990年代初頭
『DOOM』がまた新たなツールに移植されました。今度は電動歯ブラシです。 『DOOM』を何にでも移植させる情熱は2024年も健在本作は、id Softwareが1993年に開発したFPSで、3D空間を移動しながらショットガンやチェインガン、ロケットランチャーなどの武器を使って敵を倒し、ゴールを目指す、その後のFPSを形作った記念碑的名作です。その立ち位置と、ソースコードが比較的早い段階からオープンとなったため、熱心なハッカーたちの興味の対象としてこれまでも様々なプラットフォームに移植された他、本来動きそうにない機器にも移植されています。これまでGame*Sparkでも取り上げたように、トラクターや冷蔵庫、ATMやデジカメとあらゆる機器に移植されています。 農耕用トラクターにまで『DOOM』移植!?脱獄したコンピューターでプレイ、Doom Guyが「農家」になるModも導入 | Game*S
Googleの研究者4名のチームが、ゲームエンジンとして機能するAIモデル「GameNGen」の論文を発表するとともに実際にFPSゲームのDoomをプレイするムービーを公開しました。 GameNGen https://gamengen.github.io/ [2408.14837] Diffusion Models Are Real-Time Game Engines https://arxiv.org/abs/2408.14837 研究チームによると、GameNGenは単一のTPUでDoomをシミュレートでき、毎秒20フレーム以上のフレームレートを達成したとのこと。プレイの様子は以下のムービーで確認できます。 GameNGen - YouTube 何もないところから敵や弾が出現したり、壊したオブジェクトが復活したりするなど生成AIっぽさを感じるシーンがあるものの、銃を撃ったら残弾数が減っ
全21種類のゲームのデモ版をプレイすることができ、コントローラーもサポートしているプラットフォーム「DOS_deck」にアクセスして実際にゲームをプレイしてみました。 DOS_deck https://dosdeck.com/ 「DOS_deck」にアクセスするとこんな感じ。 4つのゲームがシークレットとして隠されていますが、クリックすることで中身を見ることができます。用意されているゲームタイトルは「The Elder Scrolls:Arena」「Quake」「Tyrian」「Prince of Persia」「Wacky Wheels」「Beneath a Steel Sky」「Lemmings」「One Must Fall 2097」「Warcraft:Orcs&Humans」「Jazz Jackrabbit」「Syndicate」「DOOM」「Epic Pinball」「The B
ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 YouTuberのAaron Christophel氏が、電動歯ブラシをハッキングしてFPSゲーム『Doom』を動作させることに成功し、プレイの様子を収めた動画を公開しました。 『Doom』といえば、1993年に発売された3D FPSシューティングゲームの元祖として知られる名作。ソースコードはオープンソース化されており、有志によって液晶ディスプレイを備えたプリンターから冷蔵庫、電卓、スマート芝刈機まで、様々な機器に移植・動作報告されてきました。 その最新事例が、口の中を清潔に保つためのデバイス、電動歯ブラシです。Christophel氏は、Wi-Fi / Bluetooth通信機能を備えるスマート電動歯ブラシ
「とんでもないアップデート」によりハスクバーナのロボット芝刈り機で「DOOM」のプレイが可能に 編集部:松本隆一 スウェーデンのハスクバーナ(Husqvarna)は,販売中のロボット芝刈り機Husqvarna Automower NERAのアップデートを実施し,「DOOM」を期間限定で実装すると発表した。トレイラーを公開中だ。 “One hell of an update” makes DOOM playable on Husqvarna Automower® 「DOOM」がプレイできる芝刈り機は,おそらく世界初だと思われるが,Husqvarna Automower NERAの所有者はハスクバーナの専用ページで登録が可能だ。 「One Hell of an Update」(とんでもないアップデート)と名付けられたアップデートの配信開始は2024年4月9日が予定されている。ゲームがプレイでき
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高いAI分野の科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 米Googleやイスラエルのテルアビブ大学に所属する研究者らが発表した論文「Diffusion Models Are Real-Time Game Engines」は、ニューラルネットワークのみで動作するゲームエンジン「GameNGen」を提案した研究報告である。3Dゲーム環境をリアルタイムで高品質に長時間シミュレートし、プレイヤーとのインタラクティブなやりとりを可能にする。
Artificial intelligence (AI) prophets and newsmongers are forecasting the end of the generative AI hype, with talk of an impending catastrophic “model collapse”. But how realistic are these predictions? And what is model collapse anyway? Discussed in 2023, but popularised more recently, “model collapse” refers to a hypothetical scenario where future AI systems get progressively dumber due to the i
ポーカーローグライト「Balatro」で「DOOM」が動作。あらゆる環境でDOOMを動かそうとする海外コミュニティの力業が話題に ライター:箭本進一 あらゆる環境で「DOOM」を動かす。そんなロマンを追求するコミュニティが海外には存在するのだが,今回はポーカーローグライト「Balatro」内で「DOOM」が動作したという報告が,「Balatro」のサブレディットに投稿された。 「誰も求めていないが,これがBalatroのDOOMだ」。RedditユーザーであるUwUdev氏の投稿には,「Balatro」内で「DOOM」が動作する様子を収めた動画が貼り付けられており,「ラグが大きくなることもあるが,問題なくプレイできている」と語っている。 Literally nobody asked for it, but here it is, Doom on balatro byu/UwUDev inb
Bethesda Softworksは8月9日、『DOOM + DOOM II』を配信開始した。『DOOM』および『DOOM II』がアップグレードされ、同梱されたタイトルだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store/GOG.com)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。 『DOOM』および『DOOM II』はid Softwareが手がけ、それぞれ1993年および1994年にMS-DOS用向けに発売されたFPSゲームだ。同スタジオの手がけた『Wolfenstein 3D』と合わせ、FPS黎明期を形作ったとして名高い作品である。 今回、『DOOM』および『DOOM II』がアップグレードされ、同梱された決定版『DOOM + DOOM II』が配信開始された。『DOOM
ドージコイン(DOGE)、ミームと創造性の産物から生まれたブロックチェーン。 開発者によって、90年代のクラシックなファーストパーソンシューティング(FPS)ゲーム「Doom」がネットワークに組み込まれ、匿名の「ミニ・ドージ」氏がオーディナルズ・プロトコル「ドギナルズ(Doginals)」を用いて、ドージコイン・ブロックチェーンに「Doom」を刻み込みました。 これにより、誰でもインスクリプションのリンクをたどることで、自分のコンピューターやスマホでこのクラシックゲームをプレイ可能になりました。 以下は、iPhoneのSafariでの画面となります。 1993年に初リリースされ、瞬く間に最も人気を博した「Doom」。 ミニ・ドージ氏によれば、このゲームの30周年を祝し、無料版がドージコイン・ネットワークに埋め込まれました。 オーディナルズ・プロトコルはビットコイン(BTC)で生まれ、Ind
3Dゲームをリアルタイムにまるごと生成する「GameNGen」が発表される。「DOOM」を“移植”ではなく“生成”する時代へ 編集部:或鷹 Google Researchの研究員ら4名は2024年8月27日,ニューラルモデルのみを搭載したゲームエンジン「GameNGen」を発表した。従来のゲームエンジンを一切使用せずに,プレイヤーの入力に合わせ「DOOM」をリアルタイムに描画できる。 画像は公開された動画(外部リンク)をキャプチャしたもの 「GameNGen」で特徴的なのが,プレイヤーがインタラクト可能という点だ。現在の画像から次のフレームをシミュレートするときに,プレイヤーの入力を含めて考える場合,前進したのか,後退したのか,視点を動かしたのか,銃を撃ったのかなど,各入力を受けて画面は複雑に変化する。それぞれの条件に対応するため,膨大なデータが必要になる。 「GameNGen」では,まず
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く