この資料は、2023年4月23日に開催された「春のJavaScript祭り Online 2023」にて発表した資料になります。 https://javascript-fes.doorkeeper.jp/events/154047 Remixとは、2021年にバージョン1.0が登場したフルス…
最近はMBSDでWebアプリケーションスキャナの開発をしている寺田です。 Webアプリケーションを開発していると、セキュリティの観点でURLをチェックしなければならないことがしばしばあります。本日の記事では、そのようなURLのチェックを如何に行うか、正規表現を使う場合の注意点や、バイパス方法などについて書きたいと思います。 本記事で想定するのは、ブラウザからパラメータとして来るURLをチェックしてリダイレクトやリンクのURL等として使ったり、ブラウザから来たOriginヘッダ等のURLをチェックしてアクセス制御をするケースです。その中でも、以下のようにサブドメイン部分(★の部分)を可変にする状況を主に想定します。 https://★.example.jp/… よく使われてそうなチェック用の正規表現と、そのバイパスは以下のとおりです。 正規表現: ^https://.+\.example\.
2023 年 7 月 5 日に Prettier 3.0 をリリースしました。Prettier 2.0 がリリースされたのが 2020 年 3 月 21 日だったので、実に 3 年以上ぶりのメジャーアップデートとなります。 本当はもっと早くこのブログを書きたかったんですが、やる気が出ずだいぶ遅れてしまいました。 この記事では Prettier 3.0 の主要な変更点を紹介します。 Prettier 3.0 の主要な変更点 Prettier 3.0 はメジャーアップデートということもあって大きな変更がいくつか含まれています。ここでは、そのうちユーザーに直接的な影響がありそうなものを紹介します。 ここで紹介する以外にも大きな変更はありますが、プラグイン開発者向けのものとか、Prettier のソースコード自体が全部 ECMAScript Modules で書かれるようになったとか、ユーザーから
Qwik をマイクロフロントエンド基盤として使えないか検討していて思いついた色々。副産物で色々作った。 tl;dr Qwik は理論上は最強。だが難しい qwik-react を使えば選択的に Qwik/React を切り替えられるので、 Astro と同じメタフレームワークとして使えそう React 以外もその気になれば対応できるはず => qwik-svelte と qwik-vue を実装した 最終的な問題は Qwik が流行るかどうか Qwik/QwikCity とは何か Qwik は SSR First なUIライブラリで、 .tsx の React 方言からコンポーネントを生成する。 import { component$, useSignal } from '@builder.io/qwik'; export default component$(() => { return
うりうりさんの↓のコメントを見て、そういえばnpm ciって見たことあるけどチェックしてないなぁ。というかnpm installも雰囲気で使ってるなぁ。と思ったので、うりうりさんに教えてもらったことを手がかりに、npm installとnpm ciについて調べた。 これ、node_modulesキャッシュしてたり npm install使ってるけど npmのグローバルキャッシュ(~/.npm)をキャッシュした上で npm ciで早くなったりしないんだろうか GitHub Actions上でテストを約3倍早くした話https://t.co/MpmFktGBxU— wreulicke (@wreulicke) March 14, 2023 ちょこっと検索して見てみたところ、新旧情報があって自分が混乱したのと、公式ドキュメントには概要は書かれているものの詳しい内容は書かれていないので(僕が見つけ
Starting at September 8th, 13:16 UTC, our Aikido intel feed alerted us to a series packages being pushed to npm, which appeared to contains malicious code. These were 18 very popular packages, backslash (0.26m downloads per week)chalk-template (3.9m downloads per week)supports-hyperlinks (19.2m downloads per week)has-ansi (12.1m downloads per week)simple-swizzle (26.26m downloads per week)color-st
Vike is the next generation of framework architecture, for an open and stable foundation that companies can build upon with confidence. Flexible Your Stack, Your ChoiceEnjoy architectural freedom and choose any tool (React/Vue/...), any data connection (RPC/REST/GraphQL), any rendering (SPA/SSR/SSG), and any deployment (static/server/edge). Use Vike extensions for automatic integration and later,
この記事はPrettierを使用している人を非難したり、脱Prettierを推奨する事を目的としていません。 こういった考え方もあるということをひとつの意見としてご覧いただければ幸いです。 勘違いしている人が多そうなので追記します。 Prettierを使わないというのは私が独断で決めた事ではないです。 チームが発足する際の技術選定で合意は取れていますし、私が関与していない別のチームでも同様にPrettier無しで開発しています。 私達のチームはメンバー同士を互いに信頼していますし、細いスタイルで喧嘩を始めるようなメンバーは居ないので安心してください。 はじめに Prettierはコードフォーマッターとして広く使われているツールです。 コードスタイルに関する議論をなくすことを目的としており、ESLintとは異なりデフォルト設定のままですぐに使えるのが特徴です。 さらに、PrettierはJS
先日『フロントエンド監視の全体像と実現方法』という記事を投稿しましたが、その中でテレメトリについては触れませんでした(※本記事は上記記事の内容を知らなくても読み進められるようになっています)。 というのは、テレメトリは可観測性を実現するための重要な概念ではあるものの、テレメトリを軸に監視を考えるのは手段の目的化になってしまうと考えているからです。 重要なのはサービスにとって何を観測するべきかを考えることであり、テレメトリはそれを設計や実装に落とし込む際に現れるものです。 一方で監視に対する理解を深める上では、テレメトリを軸に考えることも重要でしょう。 そこで本記事ではフロントエンド監視においてどのようなテレメトリを収集するべきか述べていきます。 監視 SaaS と OpenTelemetry (OTel) Datadog, New Relic, Sentry のいずれかを利用することを考え
Deno、JavaScript/TypeScriptのためのデータストア「Deno KV」発表。Deno本体にSQLiteを統合、分散環境では強い一貫性も提供 サーバサイドやエッジでのJavaScriptランタイムを提供するDenoは、Deno本体に統合したJavaScript/TypeScriptのためのデータストア「Deno KV」を発表しました。 これまでDenoでアプリケーションを開発し実行する際には、データを保存するためのデータベースをユーザーが用意する必要がありました。 Deno KVはDenoに統合されたデータストアとして、JavaScriptの変数や配列変数、オブジェクトなどのあらゆる構造化された値が保存可能なキーバリュー型のデータベースとして提供されるため、ユーザーがデータベースを用意しなくてよくなります。 Announcing Deno KV: A Global Dat
CSSの進化はすごいですね🚀 一昔前はJavaScriptが必要だったり、トリッキーなCSSで記述しないとできなかったことが、1行もしくは数行のCSSで簡単に実装できるようになりました。 Web制作者が知っておくと便利なCSSの小ネタを紹介します。 CSS Tips by Marko Denic 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに スムーズなスクロールはたった1行のCSSで CSSだけでテキストを省略 複数行のテキストも省略できます 水平と垂直方向のすべてに中央揃え 影を画像のコンテンツのみに与える CSSでカーソルをSVGに変更 CSSだけでタイピングのエフェクト テキストのハイライトカラーを変更 どんな要素でもサイズを変更 CSSで実装するモーダル サイズ指定にcalc()関数が便利 空の要素をスタイ
We’ve trained a neural network called DALL·E that creates images from text captions for a wide range of concepts expressible in natural language. DALL·E is a 12-billion parameter version of GPT-3 trained to generate images from text descriptions, using a dataset of text–image pairs. We’ve found that it has a diverse set of capabilities, including creating anthropomorphized versions of animals and
.d.tsファイルとは、TypeScriptにおいて型定義ファイルと呼ばれるファイルのことです。残念なことに、.d.tsファイルは誤った使い方をされているのを見かけることがあります。そこで、この記事では、.d.tsファイルを正しく使うために必要な知識を解説します。 .d.tsファイルとは .d.tsファイルについては、とりあえずTypeScript公式による以下の説明を読んでください(Announcing TypeScript 5.5から引用)。 Declaration files (a.k.a. .d.ts files) describe the shape of existing libraries and modules to TypeScript. This lightweight description includes the library’s type signatures
As we announced at Next.js Conf, Next.js 12 is our biggest release ever: Rust Compiler: ~3x faster Fast Refresh and ~5x faster builds Middleware (beta): Enabling full flexibility in Next.js with code over configuration React 18 Support: Native Next.js APIs are now supported, as well as Suspense <Image /> AVIF Support: Opt-in for 20% smaller images Bot-aware ISR Fallback: Optimized SEO for web craw
ブラウザ内テキスト探索の高速化というテーマで改善を行いました。公開許可は頂いていますが、先方の希望で社名は伏せさせていただきます。 技術的には「再現性がある木構造のノード探索の条件の生成、その実行の高速化」という少しR&Dっぽいタスクでした。Playwright のコードを参考にしつつ、個別により速いパーツで置き換えていく、というもので非常に興味深いものでした。こういう仕事は楽しいので、いくらでも歓迎です。 今回は最初はドメイン理解に時間をあてて、その後十分にドメイン理解が進んだら計測しつつ改善する、という流れです。 以下、敬称略。 相談内容 ブラウザを自動操作する技術を開発している。技術的には一種のE2Eテストの応用技術で、サーバーに要素の探索条件と、その操作を登録する。 今回の相談では、その要素探索が重くなってしまうケースがあり、これを改善してほしい、という依頼。とくにテキストを条件に
ReactアプリケーションではProviderタワーがよく見られます。Providerタワーは、アプリの上の方で次のコードのように複数のProviderが積み重なっている状態のことです(一般的な呼称かどうかは知りません)。 const App: React.FC = () => { return ( <FooProvider> <BarProvider> <BazProvider> <MainContents /> </BazProvider> </BarProvider> </FooProvider> ); }; Providerは、コンテキストに対して値を供給する役割を担っており、コンポーネントツリー内でProviderより内側に配置されたコンポーネントからはそのコンテキストの値を参照することができます。コンテキストは、Reactにおいて外部ライブラリを使わずにステート管理(特にアプリ
2022-05-06 更新 「React でコンポーネントテストを書くといいらしい、 React Testing Library や jest でサンプルを参考に書いてみたが 現実どうやってプロダクトコードに合わせていけばいいか分からない」 そういった方が対象となる本を目指しています。 いろいろ調べて実践したものの下記のように感じた方に適しているかもしれません。 - 結局テストで何を担保しようとしているか分からない - React のテストでハマっているか、Jest でハマっているか分からない - モックとかスパイとかアプリケーションとは遠い出来事も多くてピンとこない 誤り・ご指摘あればフィードバックいただけると嬉しいです。 無料で配布していますが、気に入ったらサポートなどいただけると今後もこの本をアップデートし拡張していく気持ちになれるのでよろしくお願いします。
使った方がいい便利なフロントエンド開発ツールを紹介します。 Photo by ThisisEngineering RAEng on Unsplash はじめに 開発者として、私たちは常に、プロジェクトに取り組んだり何かを学んだりする時に、作業を楽にしたり生産性を高めたりするリソースやツールを使う必要があります。web上には開発者向けに作成されたツールがたくさんあるので、安心してください。その多くは無料で、何も支払う必要はありません。 この記事では、webで入手できる無料の、非常に便利なフロントエンド開発ツールのリストを紹介します。さっそく始めましょう。 1. UiGradients UiGradientsは便利なwebツールで、カスタマイズして選べる素晴らしいカラーグラデーション集です。また、カラーグラデーションは、CSSコードとして取得したり、JPG形式でダウンロードしたりすることもでき
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? この記事を読むと VSCodeを最適化することで、React開発効率が加速します。 関数コンポーネントの雛形が一瞬で出来る。しかもファイル名がそのままコンポーネント名になる ES6の作法に則った作法で自動でコード整形してくれる。どういう時に関数内の()が省略できるか等を覚えなくて良い useEffectの最適な第二引数を自動で補完してくれる コンポーネントのimport文を自動で挿入してくれる なぜこの記事を書いたのか VSCodeは素晴らしいテキストエディタです。 特に、React開発においてはもはやデファクトスタンダードです(長年愛
画面サイズだけではなく、デバイスのユーザー設定に対してレスポンシブにできる新しいCSSのメディアクエリーが登場しています。スマートフォンやパソコンで、画面サイズに応じてレイアウトが変化する「レスポンシブ・ウェブ・デザイン」はほとんどのウェブサイトで実装されているでしょう。新しい世代のレスポンシブ手法は、画面サイズだけでなくユーザー設定に対して挙動やスタイルを変更させることができ、ユーザービリティーやアクセシビリティーの向上に役立ちます。 本記事では事例とあわせて最近のレスポンシブ手法を紹介します。 この記事で紹介すること ダークモード対応 モーションの無効化設定 iOSのフォントサイズ変更 ダークモード対応 OSには外観モードの設定項目があります。Windows 10やmacOS、iOS、Androidのいずれもライトモードとダークモードの切り替え機能が提供されています。ライトモード・ダー
こんにちは。技術部クックパッドサービス基盤グループのkaorun343です。我々のチームでは レシピサービスのフロントエンドを Next.js と GraphQL のシステムに置き換えている話 にて紹介したとおり、レシピサービスを Next.js ベースの新システムへと移行しています。今回はこの新システムの CSS の話 です。 背景 クックパッドのレシピサービスを Next.js と TypeScript で置き換えはじめた当初、CSS については Next.js に標準で組み込まれているCSS in JS ライブラリである styled-jsx を使っていました。プロジェクトが大きくなりはじめたタイミングで 「CSS の技術選定を考えなおしてもいいかもしれない」とチームの中で話し合い、改めて技術選定をしました。 技術選定 結論として、本システムでは CSS in JS ライブラリのem
オープンソースのJavaScriptライブラリである「core-js」は、古いブラウザでもJavaScriptの最新機能を使えるようにするPolyfill(ポリフィル)として強い人気を誇り、オープンソースのJavaScriptトランスコンパイラであるBabelにも組み込まれています。AppleやNetflix、Spotify、Pornhubといった大企業を含む多くのウェブサイトに利用されている「core-js」のメンテナンスをたった1人で行う開発者のDenis Pushkarev(zloirock)氏が、ついに家族を養えなくなったとして支援を求める記事をGitHubで公開しました。 core-js/2023-02-14-so-whats-next.md at master · zloirock/core-js · GitHub https://github.com/zloirock/cor
TypeScriptの本格的な入門書。TypeScriptは、世界で最もよく使われ、かつ最も好まれているプログラミング言語の1つです。本書では、JavaScriptの基礎的な知識のあるプログラマーを対象に、「型」や「型システム」の基本から、明快かつ包括的にTypeScriptを解説します。TypeScriptはバグやタイプミスを防ぎ、コードを読みやすくするのに有用なだけでなく、JavaScriptがどのように動くべきかを宣言し、それを維持するのに役立つ優れたシステムです。読者は本書を読むことで、TypeScriptの基礎と最も重要な機能をマスターできるでしょう。 賞賛の声 監訳者まえがき まえがき 第I部 TypeScriptの概念 1章 JavaScriptからTypeScriptへ 1.1 JavaScriptの歴史 1.2 バニラJavaScriptの欠陥 1.2.1 コストのかかる
Promise と Thenable Promise が ECMAScript の言語仕様に追加されたのは ES2015 ですが, Promise ライクなオブジェクトはそれ以前からも広く使われてきました (jQuery の Deferred など). そういった Promise ライクなオブジェクトとの互換性のため, Promise の仕様は本物の Promise と Promise ライクなオブジェクトを混ぜて使えるようになっています. 具体的には, Promise ライクなオブジェクトは一般に Thenable という共通のインターフェースを持つことになっています. オブジェクトが Thenable であるために必要なのは「then() という名前のメソッドを持っている」という一点のみです. もし Promise を解決 (resolve) するときに使われた値が Thenable
Welcome to the 7th edition of the JavaScript Risings Stars! Like every year we try to provide an overview of the trending projects in the JavaScript eco-system over the last 12 months. The champion this year is a delicious bread with a smiling logo, it's good to start the year with a smile! The following graphs compare the number of stars added on GitHub over the last 12 months. We analyzed projec
今では200以上のルールがある自然言語のLintツールであるtextlintがどのように作られたかを振り返る記事です。 6月はMaintainer MonthというイベントをGitHubが主催しています。 Maintainer Month is a reminder for the ecosystem to support, celebrate, and compensate open source maintainers. – Maintainer Month Maintainer Monthは、オープンソースのメンテナーが集まって情報共有したり、メンテナーを祝ったり、支援したりするイベントです。 メンテナーがどういうサポートを求めているかを知る、負荷が特定の箇所に集中するエコシステムはバランスが悪いのでそれを支援する方法を知るといったことを思い出すのがMaintainer Monthの
<script src="//unpkg.com/alpinejs" defer></script> <div x-data="{ open: false }"> <button @click="open = true">Expand</button> <span x-show="open"> Content... </span> </div> { let keys = Object.keys(steps) direction = keys.indexOf(value) > keys.indexOf(old) ? 'right' : 'left' })" > Alpine is a rugged, minimal tool for composing behavior directly in your markup. Think of it like jQuery for the mode
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? はじめに 筆者は現在、ESMベースの素のJavaScriptにJSDocで型情報を付与し、tsc によって型定義(.d.ts)のみを出力する構成で開発を行っています。 この構成は、静的解析や補完といった恩恵は享受しつつ、 視認性の良さ 型の複雑化 言語的な矛盾 ビルドの煩雑さ チーム運用コストの肥大化 といったTSの構造的な問題を回避する、極めてバランスの取れた開発スタイルであると思い採用しています。 私も現場を指揮する上でTSへの移行についてはずっと考えてきましたが、次にTSで書きたいと言われた際には 「開発コスト食い潰すだけだからや
ファインディ株式会社でフロントエンドのリードをしております 新福(@puku0x)です。 この記事では、ファインディで導入しているモノレポ管理ツール「 Nx 」について紹介します。 モノレポとは Nxとは Nxワークスペースの作成 Nxの機能 コード生成 変更検知 依存関係の管理 キャッシュ機構 自動マイグレーション まとめ モノレポとは モノレポは全てのコードベースを単一のリポジトリで管理する手法です。 monorepo.tools コードの共通化や可視化、ツール・ライブラリの標準化、一貫性のあるCI/CDパイプラインを構築できるといったメリットがあります。また、マイクロサービスと相性が良いとも言われています。 circleci.com ファインディでは主にフロントエンド系のリポジトリをモノレポとして運用しています。 アプリケーションとそれに関連するフィーチャー、UIライブラリがひとつに
JavaとJavaScriptを混同する人に、名前がかぶってるだけの別モノという指摘がされることもあります。間違いではない。 技術的にも実務的にもコミュニティ的にもそのとおりではあります。 ただ、そう言い続けられた結果、ほんとに単にLiveScriptの名前にJavaをもってきてJavaScriptにしただけという誤解があるようです。 JavaScriptはJavaのScript版、少なくともそうであろうという努力はされていました。 JavaScriptリリース時のCNETの記事には「JavaScript is based on Java」という記述があります。 Netscape and Sun Unveil JavaScript - CNET 実際には、LiveScriptにJavaから文法やライブラリなどを持ち込んでリリースにこぎつけたというのがあります。 JavaScriptのDat
フォーム送信中にinput要素やbutton要素をdisableにしてデータが帰って来たら有効に戻すというのは多分よくやっていると思いますが、fieldset 要素一つで一括でdisabledにできる方法を最近知ったので、シェアしておきたいと思います。 普段👇 <div> <input disabled={loading} type="email" name="name" /> </div> <div> <input disabled={loading} type="password" name="password" /> </div> <div> <input disabled={loading} type="submit" value="submit" name="button" /> </div> <fieldset disabled={loading}> <div> <input
JavaScriptランタイムのBun、インストール不要の実行ファイル生成が可能に。Webpackより200倍以上高速とするバンドラがβ版、Puppeteerにも対応 サーバサイドで実行可能なJavaScriptランタイム「Bun」は、5月に登場したバージョン0.6で、Bunをインストールすることなく、配置することでアプリケーションを実行できる単独の実行ファイルを生成できる「bun build」機能が搭載されました。 同じくバージョン0.6で高速なバンドラ「Bun Bundler」もβ版となり、6月に登場したバージョン0.6.7ではDiscordのボットを操作するDiscord.jsやWebブラウザを操作するPuppeteerなどの動作も確認されています。 下記はBunの開発者であるJarred Summer氏のツイート。 Standalone executables are coming
「N 文字以上 / 以内」みたいなことを言われたときに考えること. 「文字」とは? 単に「文字」と言っても, それが指しているものが何かは自明ではない. 符号単位 (code unit) JavaScript の場合, 文字列は UTF-16 としてエンコードされている*1ので, そのエンコードの単位である 16 bit ごとに分割するというのがこの方法. .length で取得できるのはこの符号単位の数で, .slice() に与えるのも符号単位で数えたインデックスとなっている. > "あいうえおABCDE".length 10 > "あいうえおABCDE".slice(0, 5) "あいうえお" ところで Unicode には 16 bit で表せる数以上の「文字」 (U+0000 〜 U+10FFFF) が含まれるので, UTF-16 では 1 つの符号単位で表せない「文字」は 2
数ヶ月前、画像処理ライブラリ OpenCV.js を使って Web カメラの映像をリアルタイム処理するプロトタイプを作っていたときのことです。 OpenCV.js は C++ で書かれたコードを WebAssembly(Wasm) にコンパイルして作られており、Wasm ならではのブラウザ上での高速な処理が可能なライブラリです。 実際、画像のフィルタ処理や特徴点検出など、ユニットテストの段階では高速に実行でき、開発は一見順調に進んでいるかのように見えました。 ところが、いざアプリケーションに画像処理モジュールを組み込んでみると、起動したカメラが数秒経つとなぜか止まってしまいました。 コンソールにもエラーは出ず、Chrome を再起動すればまた数秒だけ動く……そんな不可解な状態に悩まされました。 原因は、Wasm のメモリリーク。 そう、恐ろしいことに C++ 製 Wasm で作られたライブ
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