このところ、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を日本の大企業が活用する事例をちらほら目にするようになってきた。 企業名を見ると、SBI、ソニー、カルビーなどが挙げられる。「SBIはずっと前から仮想通貨やブロックチェーンに張り込んできただろ!」というツッコミが聞こえてきそうだが、長く取り組んでいるだけに、本気度は高いように思われる。 興味深い事例として挙げられるのは、カルビーの動きだ。カードゲームの「CRYPTO SPELLS(クリプト・スペルズ)」で、「じゃがりこ」のNFTをつくった。仮想通貨(暗号資産)やNFTにとても詳しい人を除くと、何を言っているのか分からないかもしれない。正直、筆者もすぐには理解が追いつかなかった。丁寧に整理を試みたい。 NFTを使った広告キャンペーン 話は少し横道にそれるが、秋葉原駅の電気街口の改札を出ると、小さなトレーディングカード