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  • なぜ、あの人は、あやまちを認めないのか?

    「謝ったら死ぬ病」をご存知だろうか? どんなに証拠を突き付けても、絶対に非を認めない人だ。 プライドの高さや負けず嫌いといった性格的なものよりもむしろ、過ちを認めることが、自分の命にかかわるものだと頑なに信じている。すなわち、「謝ったら死ぬ」という病(やまい)に取り憑かれている―――そんな人がいる。 もちろん、想像力が衰えて視野が狭く、無知な自分を認めたがらないような頑固者なら、可哀そうに思えども理解はできる。 だが、第一線で活躍する知識人や学者で、ものごとを客観視できるはずなのに、この病気に罹っている人がいる。それどころか、その優れた知性を用いてコジツケを考えだし、論理を捻じ曲げ、のらりくらりと言い逃れる。 なぜ、あの人は、あやまちを認めないのか? ずばりこのタイトルの本書を読んだら、疑問が氷解した。 それと同時に、「謝ったら死ぬ病」は私も罹患していることが分かった。「あの人」ほどは酷く

      なぜ、あの人は、あやまちを認めないのか?
    • プログラマーの教養としての原則

      参考 プリンシプル オブ プログラミング - 3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則 発行: 2016/3/23 著者: 上田 勲 まえがき プログラマーの世界で語り継がれる原則や格言を知ることは、その共通の言語や道徳を理解する手助けとなります。 『プリンシプル オブ プログラミング』(以下、プリプロ)は、統一された語句と形式により、先人のプログラマーたちが重要視していた思考法やアプローチを、微妙な概念の違いに気を使うことなく理解できるよう構築されています。この記事では、この本を読む上で役立つ101の原則マップと原則から抽出した価値観をまとめます。プリプロを読む際のガイドになればと思います。 一方で、プリプロに収録されていないウィットに富んだ原則や格言も多く存在します。この記事では、主に私の現場で重要視しているプリプロの101の原則以外の原則・格言も追加で紹介します。 プログラ

        プログラマーの教養としての原則
      • トマス・ピンチョン「『1984年』への道:オーウェル『1984年』序文」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

        Executive Summary トマス・ピンチョンによるオーウェル『1984年』への2003序文。本書が単なる反ソ反共小説ではない。オーウェル自身、立派な左派社会主義者ではあった。だが彼は、制度化された社会主義が己の権力にばかりこだわり、スターリニズムに目を閉ざし、むしろ肯定するのに絶望していた。本書の批判は、そうした社会主義が己の権力温存のために使う手段の戯画化である。世界分割はヴェルサイユ講和会議や第二次大戦後の戦後体制の戯画化でもある。本書の批判はもちろん、現在のネット監視社会の予兆めいた部分もある。その一方で、宗教的な狂信は登場せず、反ユダヤ主義的な面もほとんどない。オーウェルは、本書で底辺労働者に希望を寄せている。そして最後に、ニュースピークについての過去形の論説を載せることで、ビッグ・ブラザー支配がいずれ倒れることを予見しているのかもしれない。彼は一般人の人間性、親子愛など

          トマス・ピンチョン「『1984年』への道:オーウェル『1984年』序文」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
        • オーウェル「バーナム再考:現状追認知識人の権力崇拝とその弊害」(1946) - 山形浩生の「経済のトリセツ」

          Executive Summary ジョージ・オーウェルが、第二次世界大戦中および大戦後に人気を博した通俗評論家バーナム『管理職革命』『マキャベリ主義者たち』を徹底的に批判した書評的エッセイ。バーナムは、マキャベリを引き合いに出して、政治は常にエリートのだましあいの権力奪取で大衆は奴隷、イデオロギーなんて大衆動員の口実、パワーこそ正義、と冷徹なリアリストを気取ってみせた。この見立てを元に、バーナムはドイツが勝っているときはナチスこそ新世界秩序の盟主、ソ連なんか一撃でおしまい、抵抗するな、受け入れよと説いたくせに、数年後にドイツが負け始めたら、ソ連最強でスターリン社会主義が世界を支配する、と手のひら返しを演じて見せた。だがこれは「知識人」にきわめてありがちな態度で、彼らに蔓延する敗北主義の根底でもある。「リアリズム」と称しつつ、臆病な現状追認の権力すりより行動でしかないのだ。根底にある社会の

            オーウェル「バーナム再考:現状追認知識人の権力崇拝とその弊害」(1946) - 山形浩生の「経済のトリセツ」
          • イギリスの経済誌「The Economist」が選ぶ「2023年の必読書」は?

            主に国際政治と経済を中心に扱うイギリスの週刊新聞「The Economist(エコノミスト)」が、「2023年のベストブックリスト」を公開しています。本のジャンルは「時事問題と政治」「ビジネスと経済」「伝記と回想録」「歴史」「フィクション」「文化と思想」「科学技術」の6つで、合計55冊がリストアップされています。 The best books of 2023, as chosen by The Economist https://www.economist.com/culture/2023/12/01/the-best-books-of-2023-as-chosen-by-the-economist ◆時事問題と政治 ・01:「Deadly Quiet City: True Stories from Wuhan」慕容雪村(ムロン・シュエクン)著 新型コロナウイルスのパンデミックが始まった2

              イギリスの経済誌「The Economist」が選ぶ「2023年の必読書」は?
            • 暗いロシアに光投じる「ジョージ・オーウェル図書館」

              ロシア・イワノボにあるジョージ・オーウェル図書館で書籍に手を伸ばす司書のアレクサンドラ・カラショーワ氏(左、2023年10月20日撮影)。(c)Natalia KOLESNIKOVA / AFP 【1月28日 AFP】ジョージ・オーウェル(George Orwell)、ウラジーミル・ソローキン(Vladimir Sorokin)、フョードル・ドストエフスキー(Fyodor Dostoevsky)──。司書が、ロシアの暗い時代に光を放つ手助けになると考える作品を棚から数冊選び出した。 ここは、首都モスクワから車で5時間の距離にある工業都市イワノボ(Ivanovo)に昨年オープンした「ジョージ・オーウェル図書館(George Orwell Library)」だ。プロパガンダと検閲の強化に対抗すべく設立された。 老朽化した建物の中にある簡素な図書館には、コンピューター1台と数百冊の本が置かれ、司

                暗いロシアに光投じる「ジョージ・オーウェル図書館」
              • 米国屈指のベンチャーキャピタリストが謳うテクノ楽観主義を読み解く|Masato_PartnersFund

                はじめにPartners Fund中村です。1か月弱前に米国屈指のVCであるAndreessen HorowitzのAndreessen氏が一つの投稿をしました。そのタイトルは「テクノ・オプティミスト・マニフェスト」。記されているのは、この時代においてテクノロジーの進歩を称賛し、人がどうテクノロジーと向き合うべきかという信念。賛否両論あると思います。ですが、一つ言えるのはAndreessen氏は考え抜いてこの信念に辿り着いたということと、それが疑いの余地のない輝かしい多くの業績(とその裏にあった苦悩)に裏打ちされているということ。 文章は長く、教養の厚みが凄すぎて難解なところもあるので、今回解説付きの翻訳文を作成してみました。プロフェッショナルとして、どう思想的なポジションをとるか一つに参考になれば幸いです。 本文:テクノ・オプティミスト・マニフェスト(前書き、あとがきは割愛。解説は各章の

                  米国屈指のベンチャーキャピタリストが謳うテクノ楽観主義を読み解く|Masato_PartnersFund
                • How Far Trump Would Go

                  The former President, at Mar-a-Lago on April 12, is rallying the right at home and seeking common cause with autocratic leaders abroad.Photograph by Philip Montgomery for TIME Donald Trump thinks he’s identified a crucial mistake of his first term: He was too nice. We’ve been talking for more than an hour on April 12 at his fever-dream palace in Palm Beach. Aides lurk around the perimeter of a gil

                    How Far Trump Would Go
                  • 無料配布開始!歴史ストラテジー『Europa Universalis IV』&捜査ADV『Orwell: Keeping an Eye on You』Epic Gamesストアにて | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

                    Epic Gamesストアにて、ストラテジー『Europa Universalis IV』と、アドベンチャー『Orwell: Keeping an Eye on You』の無料配布が、日本時間8月18日午前0時までの期間限定で開始されました。 期間内に入手の手続きを行うことで、以後も無制限にプレイが可能です。 2013年8月に発売された『Europa Universalis IV』は、今年8月で10周年。今なお新たな拡張ダウンロードコンテンツの供給や、本編と古いDLCの改善作業が継続されています。 『Orwell: Keeping an Eye on You』はEpic Gamesストアにおいても日本語に対応。作中のインターネットを介した情報等からテロ事件の犯人を探っていきます。

                      無料配布開始!歴史ストラテジー『Europa Universalis IV』&捜査ADV『Orwell: Keeping an Eye on You』Epic Gamesストアにて | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
                    • ネオ昭和から近未来まで,多彩な物語を味わえる。「Steamビジュアルノベルフェス」でお盆休みに遊びたい“尖った”作品10選を紹介!

                      ネオ昭和から近未来まで,多彩な物語を味わえる。「Steamビジュアルノベルフェス」でお盆休みに遊びたい“尖った”作品10選を紹介! ライター:蒼之スギウラ PCゲームファンにはお馴染みのゲームプラットフォーム「Steam」では,ビジュアルノベルをテーマにしたオンラインイベント「Steamビジュアルノベルフェス」が開催されている。期間は日本時間の8月15日2:00まで。 本稿ではセールの対象になっているタイトルの中から,特に“尖った”変わり種のオススメ作品をまとめて10本紹介する。気になる作品を見つけたら,リンクからストアページをチェックしてみてほしい。 イベントのタイトルは“ビジュアルノベルフェス”となっているが,参加タイトルのは定義はかなり幅広く設定されており,テキストを中心とするアドベンチャーゲーム全般が対象となっている 「Steamビジュアルノベルフェス」 特設ページ ふりかけ☆スペ

                        ネオ昭和から近未来まで,多彩な物語を味わえる。「Steamビジュアルノベルフェス」でお盆休みに遊びたい“尖った”作品10選を紹介!
                      • 国民の個人情報をスパイする監視社会アドベンチャーゲーム『Orwell』がEpic Games Storeで無料配布。8月18日まで『Europa Universalis IV』と共に配信

                        『Orwell: Keeping an Eye on You』は全体主義的な国家「ザ・ネイション」を舞台に、監視システム「ORWELL」を駆使して国民を監視し、調査していくアドベンチャーゲームだ。 政府は国民をスパイしやすくなる権威主義的な法律“安全法”を施行し、「ザ・ネイション」での犯罪やテロ事件は減少している。しかしながら、突如爆破テロが発生し、3名が死亡。主人公は「ORWELL」を駆使してこの事件を調査していくこととなる。 画像は日本語でプレイした『Orwell: Keeping an Eye on You』より ゲームプレイはソーシャルメディアの投稿、出会い系サイトのプロフィール、ニュース記事といったオンラインの情報のほか、警察の捜査プロファイル、傍受したチャットやハッキングしたPC内のファイル、医療データなどを収集し「ORWELL」に報告することを中心としている。容疑者のネットワ

                          国民の個人情報をスパイする監視社会アドベンチャーゲーム『Orwell』がEpic Games Storeで無料配布。8月18日まで『Europa Universalis IV』と共に配信
                        • A writer's Ruby

                          Programmers at large seem eternally skeptical of style. And I’m not just talking about the stereotype of nerds in uncoordinated outfits or using pocket protectors. But style in the broad sense of aesthetics. Many appear imbued with fundamental opposition to the idea that how something looks should even matter. That somehow such a focus is conflict with where it ought to be: on substance. This is v

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