高齢者の健康維持にeスポーツを。神戸市が高齢者向けeスポーツ実証事業を発表。まずは「銀星囲碁」や「グランツーリスモSPORT」から ライター:箭本進一 神戸市は2020年12月3日,同市主催による「高齢者向けeスポーツ実証事業に関する広報官会見」を,同市市役所の1号館で開催した。この模様はオンラインでも中継され,ゲームを活用した,高齢者の「フレイル(虚弱)」予防やコミュニケーション推進についての発表が行われたので,その模様をレポートする。 神戸市公式サイト 今回の発表の主旨は,高齢者が「フレイル」状態となるのを防ぐために,クラウドゲームサービスやオンラインツールを利用しようというもの。その実証事業が,神戸市はNTT西日本との連携により,12月4日に開始されるという。 ではフレイルとは何かといえば,健康な状態と要介護な状態の中間を指した言葉だそうで,年齢による衰えで認知機能や身体能力といった