目下の株価といえば、米国のインフレ状況と、それを発端とするFRBの利上げに振り回されています。CPIが悪ければ、利上げが進むということで米株は下落し、日米金利差が開くということで円安になります。CPIが予想より低かったり景気が厳しそうだと、利上げペースが落ちるということで逆になりますね。 そんなわけで、インフレが進む米国の株価は厳しい状況……と思いきや、実はそんなこともないよ、というのが今日の記事です。 不調なS&P500 NASDAQも同様 日本人にとっては過去最高更新 円安なので投資を控えるべきか? リスクは円高への巻き戻し 不調なS&P500 米株ってことで、その代表例のS&P500を見てみます。こちらは年初来のチャート。夏になってそこそこ戻ってきているとはいえ、まだ10%のマイナスです。 これは5年の長期チャートで見るとよりよく分かります。コロナショックで大きく凹んだあと、緩和政策