「ネット企業はみんな敵」逆境の中で始まった「GYAO!」が18年の歴史に幕 生みの親USEN―NEXT・宇野社長が打倒海外勢へ仕掛ける次の一手 国内のインターネット動画配信サービスの草分け的な存在「GYAO!(ギャオ)」が3月末で幕を下ろした。「ガラケー」が全盛だった2005年、USEN(現USEN―NEXT・HOLDINGS)の宇野康秀社長が「家庭で映画やドラマを気軽に楽しめる時代が来る」と未来を先取りして始めた。国内で動画配信サービスを根付かせることに一役買ったが、ヤフーへの譲渡後は米ネットフリックスやアマゾン・コムなど海外勢の攻勢も受け、苦戦していた。宇野社長は3月2日の共同通信のインタビューで「残念だ」と悔しさをにじませたが、傘下企業が運営する動画配信と民放などが手がける「Paravi(パラビ)」の合併を決めるなど、次の一手を仕掛け、先行するネットフリックスの打倒に意欲を見せる。宇