統計での分散には、”nで割る分散”と”n-1で割る分散”の二種類があります。 “nで割る分散”は、一般的な分散です。 “n-1で割る分散”を不偏分散と呼びます。 この記事では、 一般的な分散と不偏分散では何が違うのか。 どうして、不偏分散はn-1で割る必要があるのか。 分散と不偏分散の使い分け方 ついて説明していきます。 不偏分散と標本分散の違いは?n-1で割る理由 まずは、標本分散と普遍分散の違いについて。 標本分散:データのバラツキを表すために用いられる 不偏分散:標本から母集団の分散を推定するために用いられる そして分散には母分散と標本分散があります。 “標本分散”と”不偏分散”の違いを理解するためには、まず、母集団と標本の性質について知る必要があります。 不偏分散を理解するのに必要な母集団と標本とは? 母集団と標本の意味は以下のようです。 母集団は“知りたい対象のすべて”を指します