2024年8月21日(水)から23日(金)にかけて開催されている、日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス“CEDEC2024(Computer Entertainment Developers Conference 2024)”。その初日に実施されたセッション、“『学園アイドルマスター』における適応的ゲームAIとグレーボックス最適化を用いたバランス調整支援システムの実現”の内容をお伝えする。
本連載では、業界の第一線で活躍する著名エンジニアたちが、それぞれの視点で選んだ書籍について語ります。ただのレビューに留まらず、エンジニアリングの深層に迫る洞察や、実際の現場で役立つ知見をシェア!初心者からベテランまで、新たな発見や学びが得られる、エンジニア必読の「読書感想文」です。 著名エンジニアが、独自の視点で「おすすめ書籍」の紹介を行う本連載。 今回は、米マイクロソフトのエンジニア・牛尾 剛さんによる『テスト駆動開発』(オーム社)の読書感想文を紹介する。 発売日:2017年10月14日 著者:Kent Beck 訳者:和田 卓人 定価:3,080円 (本体2,800円+税) ISBN:978-4-274-21788-3 サイズ:A5 ページ数:344ページ 書籍概要:テスト駆動開発とは単にテスト自動化を行うことではなく、ユニットテストとリファクタリングを両輪とした小さいサイクルを回すこ
はじめに 背景 やりたいこと Why MSW? 導入手順 詰まったこと defaultのtimeout設定時間が短い CIで落ちた時の検証方法がわからない 認証後のストレージの状態が入ってこない 今後の展望 おわりに はじめに enechainでフロントエンドエンジニアをしている@Shunya078です! 自分の所属するGXデスクでは『日本気候取引所 - Japan Climate Exchange』(以下JCEX)のサービス開発を行っており、その中でReactを使用したフロントエンドの開発を担当しています。 リグレッションテストは運用を考えると、設計から導入した後、どう管理していくかまで検討する点が多く存在します。 JCEXは去年の年末にリリースされたばかりのサービスで、まだブラウザまで含めたリグレッション相当になるテストレイヤーが導入できておらず、存在しませんでした。 今回は新たに自チ
プログラミングにおいて、ユニットテストを書いてコードが正しく動くか検証することはとても重要です。ユニットテストを導入する目的といえば品質の向上ですが、それ以外にもメリットがたくさんあります。 この記事ではユニットテストを書くとどんなメリットがあるのか、またユニットテストを書くときのちょっとしたコツを紹介します。 ユニットテストを書くメリット 「TODOアプリ」を作っていると仮定して、実際にコードとテストコードを確認しながらメリットを考えてみましょう。 この記事で紹介するテストコードは以下から確認できます。実際に手元で動かせるのでぜひ試してみてください。 コードを確認する ※上記のテストコードはテストフレームワークのVitestを使用して書かれていますが、記事の内容自体はフレームワークによらない普遍的な考え方をもとにしています。 メリット①書いたコードが意図したとおりに動くかすぐ確認できる
import vitest from "@vitest/eslint-plugin"; export default [ { files: ["tests/**"], // or any other pattern plugins: { vitest }, rules: { ...vitest.configs.recommended.rules, // you can also use vitest.configs.all.rules to enable all rules + // e.g. 'vitest/no-test-return-statement': 'error', + "vitest/max-nested-describe": ["error", { "max": 1 }] // you can also modify rules' behavior using optio
2023年新卒入社。日々学びながらSMXの運用をしています。バーチャルカルチャーとインターネット音楽沼の住民。 はじめに はじめまして。IIJにてメールサービスの運用をしている芹澤です。 開発のYASがSendmailでのMTA間SMTP認証を試してみたとのことで、自分はPostfixを用いたMTA間のSMTP認証を試してみたいと思います。 SMTP認証とはSMTPの拡張であり、MTAに接続したユーザが正規なものであることを認証するだけでなく、MTAに接続したMTAが正規なものであることを認証するためにも用いられています。イメージとしては下図のとおりです。個人で建てたメールサーバからプロバイダのメールサーバを経由してメールを送信する際に、プロバイダのメールサーバに対してSMTP認証を行うことで、正しいMTAであることを証明することができます。 PostfixはSendmailの後発として開
はじめに 技術部プラットフォームグループでSREをしているchiroruです。 ペパボでは、2023年に引き続き今年も日本のTest-Driven Development(TDD) の第一人者である@t_wadaさんをお招きしてTDDワークショップを開催しました。今回は総勢9名で丸っと1日ワークショップに参加してきました。その参加パートナーから開催レポートをお届けします。 昨年のワークショップについては『twadaさんによる2023年度版TDDワークショップを開催しました』をご覧ください。また、なぜTDDワークショップを開催しているのかについては、過去の記事『ふつうの開発と TDD ワークショップ』で詳しく説明しております。 はじめに ワークショップの内容 概要 スケジュール 講義・座学 ワークショップ・1on1コードレビュー 全体レビュー・質疑応答 TDDワークショップに参加した各パート
ゲームプレイを含むシステム機能テストを自動化するAI技術とは。PS5のシステムソフトウェアQAチームの取り組みを紹介したセッションをレポート[CEDEC 2024] ライター:大陸新秩序 2024年8月21日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」にて,セッション「PlayStation 5上で人間のプレイヤーと同条件でのゲームプレイ自動化を実現するAI技術」が行われた。 このセッションでは,PS5のシステムソフトウェアのQA(品質保証)における一部の機能テストで活用しているという,ゲームプレイ自動化を実現するAI技術が紹介された。スピーカーは,以下の3名である。 ソニー・インタラクティブエンタテインメント ゲームサービスR&D部 Machine Learning Researcher 矢部博之氏 ソニー・インタラクティブエンタテインメント ゲームサービスR&D部 Mach
Manuals for resonance analysis code for neutron IMaging "RAIM" 長谷美 宏幸 ; 甲斐 哲也 Hasemi, Hiroyuki; Kai, Tetsuya RAIM (Resonance Analysis code for neutron IMaging)は大強度陽子加速器施設J-PARCの物質・生命科学実験施設(MLF)などのパルス中性子源で測定した共鳴吸収スペクトルを解析し、試料の原子核の密度や温度などの情報を求める解析コードである。RAIMは中性子のパルス関数と断面積データをもとにした共鳴吸収関数の畳み込み計算によりパルス中性子源で測定される共鳴吸収スペクトルを再現し、測定で得られた共鳴吸収スペクトルデータに対してフィッティングを行うことで、試料に含まれる特定の元素の密度や温度を求めることができる。また、RAIMは計算
性能テストって何のためにするの? 性能テストの原則についてISTQBのシラバスから切り貼りすると、 「性能(効率性)」は「ユーザに良い体験を提供するために不可欠な要素」 となります。 逆に、性能が悪いとユーザに悪い体験を提供してしまうということになりますね。 性能が悪い状態を「性能の故障モード」と、ISTQBのシラバスで定義されています。 性能の故障モードの体験 性能が悪い状態(性能の故障モード)の体験として、一般的に以下の様な例があります。 タイムセールでユーザからのアクセスが一時的に増えたことによってWebページを表示するのに とても時間がかかる 大規模なイベントのチケットの販売開始直後にユーザから一斉にアクセスがあり、 チケットの購入画面までたどり着けない、または購入に失敗する TV等のメディア露出で大量のユーザから一斉にアクセスがあり、システムがダウンした いつアクセスしても(負荷
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