増田聡『聴衆をつくる』 2~4章です。 この本に出てきたタイトルで、いくつか読みたいのがあったのですが、うちの大学にはほとんどないのばかりでした。 そういえば、スマートフォンに変えたので、色々便利で楽しくて、しばらくはまりそう…。 ---------------------------------------------------------------------- 2章では、ジャンルについてその恣意性を指摘し、ジャンルの機能とそれを生産する人々の欲望について述べる。 増田によると、音楽のジャンルは恣意的であるという。「ジャンルはその作品の『本質』や成立根拠の別に基づいて分類されなければならない、とされる」(54)が、「ジャンル理論がどれほど厳密かつ体系的に見えようとも、作品群が持つ様々な『共通の特質』のどれを『本質的標徴』とみなすかの判断によって、異なる分類体系へと編成されうる余地を