鬱Pが、初の全国流通盤CD「悪巫山戯」をリリースした。パンク、ハードコア、メタル、スクリーモをルーツに持つボカロPの彼は、ラウドロックの音楽性をボーカロイドで追求する「VOCALOUD(ボーカラウド)」シーンのパイオニアの1人。アルバムにも、ヘビーに歪んだ重低音サウンド、叫び唸る過激なボーカロイドの歌声という彼の持ち味が、随所に展開されている。 今回ナタリーではアルバムのリリースを記念して、彼にインタビューを実施。自身の作風だけでなく、ボカロとラウドロック双方のシーンの過去と現在についても語ってもらった。 取材・文 / 柴那典 撮影 / 佐藤類 校内放送のときの衝撃がずっと続いてる ──そもそもボーカロイドでラウドロックの曲を作るという今のスタイルはどういうところから生まれたんでしょう? もともと高校生ぐらいのときに組んでたバンドがラウドな方向性だったんです。ルーツとしてもラウド系の曲が好
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