トランプ教の信者たちシャナハンによれば、「過去何十年も、州レベルでの共和党内の争いは、ウォール街や企業の利益団体から選挙資金を得ている金融族と、地元のカントリークラブで党内政治を行うような昔ながらの主流派との対立だった」という。 それが変わったのは2008年だ。「うまく組織化された草の根の過激な保守派・ティーパーティーの台頭をきっかけに共和党の右傾化が進み、州レベルの共和党の伝統的な中道派の威厳を剥ぎ取る保守派の活動が活発化した」と、シャナハンは言う。 共和党内の対立は何十年も前からあったとはいえ、トランプを熱狂的に支持するMAGA(Make America Great Againアメリカを再び偉大な国に)党員の存在が、党の分断を招く決定的な要因になっている。 シャナハンによれば、ここ数年で「MAGA活動家がティーパーティーに完全に取って代わった」。MAGA党員もティーパーティーと同様、保