イタリア司教協議会は10日までに、男性の同性愛者が司祭になる訓練を受けるため、ローマ・カトリック教会の神学校に入学するのを認める新たなガイドラインを公表した。「同性愛行為を実践する人たち」などは対象外とする条件を付けた。ANSA通信などが報じた。 ガイドラインは教皇庁の承認を得たとしており、カトリックの教義に従って独身を守る必要性も強調している。教皇フランシスコは性的少数者の人々に寛容な姿勢を示しているが、神学校への同性愛者の受け入れには否定的とみられていた。(共同)

キリスト教カトリックの総本山バチカンのサンピエトロ広場に設置される恒例のクリスマスツリーに対し、使用されるモミの木がある地元の住民や環境団体が反対の声を上げている。樹齢200年の木の伐採を「時代錯誤だ」と指摘。インターネット上では、ローマ教皇フランシスコに中止を求める嘆願書に4万件以上の署名が集まったという。 サンピエトロ広場にツリーを飾る習慣は1982年に当時の教皇、故ヨハネ・パウロ2世が始めた。毎年各地からモミの木などが寄贈され、今年はイタリア北部レドロにある高さ約30メートルの木が使われることになっている。 嘆願書では「広告や自撮り写真のために生の木を使用すべきではない」と訴えた。 一方、地元メディアによると、レドロのジラルディ市長は「伐採するのは森林の育成のために伐採が必要な区画にある木だ。寄贈しなければ、製材工場に送られる」と反論している。
石破茂首相は18歳のときにプロテスタントの教会で洗礼を受けたキリスト教徒だ。クリスチャン宰相は、平成21年に首相を退任したカトリックの麻生太郎自民党最高顧問以来、15年ぶりとなる。首相は一方で浄土宗の檀家で、神道とも関係が深い。 「人間は神の前には塵芥」石破首相の母方の曽祖父は明治から昭和にかけての牧師、金森通倫(1857~1945年)。金森は熊本洋学校の生徒でつくるキリスト教グループ「熊本バンド」のメンバーとして活動した後、同志社で新島襄から洗礼を受け、伝道活動を続けた。 4代目である石破首相は、鳥取から上京して慶応高校に通っていたとき、日本キリスト教会世田谷伝道所に所属し、日曜学校の教師も務めた。慶応大入学直前に日本基督教団鳥取教会で洗礼を受けた。 政治家になってから、キリスト教の集会やキリスト教メディアに度々登場している。あだむ書房「石破茂語録 主よ、用いてください」によると、今年4
日本のカトリック教会の機関紙「カトリック新聞」が、創刊102年となる来年3月で休刊すると発表した。「インターネットのほうが多くの読者に伝わる」として、ニュースはネットに移行するという。これに対し、信徒の有志は「紙媒体を残し、ネットと共存してほしい」と再考を求めている。 定期購読者が減少カトリック新聞は大正12(1923)年1月に「公教青年時報」として創刊。戦時中の用紙不足による休刊を経て、昭和21(1946)年に復刊。現在はカトリック中央協議会新聞事業部がブランケット判4ページで週1回発行し、国内やバチカンなど世界の動きを報じている。 今年3月の紙面で、日本カトリック司教協議会の菊地功会長が有料の週刊新聞としては来年3月30日付で休刊すると発表した。発行部数は公表されていないが、定期購読者の減少による厳しい経営状況やネットの普及を理由に挙げている。 来年4月以降はニュースはネットでの発信に
埼玉県川口市でトルコの少数民族クルド人と地域住民の軋轢が表面化している問題で、同市内などに住むクルド人ら11人が19日、X(旧ツイッター)への投稿で名誉を傷つけられたとしてフリージャーナリストの石井孝明氏を相手取り、500万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたと明らかにした。外国人がジャーナリスト個人に対し集団で訴訟を提起するのは異例。 石井氏は昨年5月ごろから月刊誌やインターネット上でクルド人と川口市民をめぐる問題の記事を書いていた。昨年9月には市内在住のクルド人が川口署内で署員に対し、石井氏を「殺す」「ここに死体を持ってくる」などと脅迫したとする容疑で逮捕され、不起訴処分となっている。 原告側は、石井氏のXへの投稿について「事実に基づかない誹謗中傷により、在日クルド人の社会的評価が一方的に低下させられている」などとしている。 記者会見した川口市のクルド人団体「日本クルド文化協会
タイトルの「神父」にそぐわない「ぐうたら」の言葉に目を留めた。思った通り、著者はかつて作家・遠藤周作のエッセー「ぐうたら」シリーズなどの愛読者で、「ゲラゲラ笑い転げては、つらい勉強の憂さを晴らし」ていた。 だが、ぐうたらに笑い転げていただけではなかった。キリスト教と無縁な家庭で生まれ育ち、自分ではキリスト教の学校とも知らずカトリックの中高一貫校に進学。そんな「ぼーっとした子」が、遠藤の小説『イエスの生涯』をきっかけに、「わたしのような罪深いダメダメな者にこそ、キリストは愛を注ごうとしておられる」と〝同伴者イエス〟に魅了されたという。 一方、中高時代に目覚めた登山は大学、企業勤務などを経てカトリックの神父となっても続いた。本書では「山で神と出会い、山で導かれて神父にまでなった奇跡」への道しるべともいえる国内外17山と、山を通じて出会った人々への思いをつづる。 2度目の挑戦で成功した登頂と晴天
産経新聞社のニュースサイト「産経ニュース」の記事で名誉を毀損(きそん)されたとして、沖縄県宮古島市の石嶺香織元市議が220万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が、19日までに確定した。原告側、被告側双方から上告がなかった。 東京高裁(増田稔裁判長)は8月31日、産経新聞社に11万円の賠償と記事の削除を命じた1審東京地裁判決を変更し、賠償額を22万円に増額。改めて記事の削除も命じた。 ◇ 産経新聞社は19日、控訴審判決の確定を受けて「産経ニュース」から当該記事を削除しました。 同社広報部の話「判決を真摯に受け止め、公正な報道に努めてまいります」
ローマ教皇フランシスコ(86)はポルトガル訪問最終日の6日、首都リスボンでカトリックの若者の祭典「世界青年の日」のミサを執り行った。ロシアの侵攻に苦しむウクライナの状況に触れつつ、集まった若者たちに向けて「平和な未来を築くという夢を共有させてほしい」と呼びかけた。 地元当局によると、会場の公園には世界各地から100万人以上が詰めかけた。教皇は「国籍や言語、歴史が異なっていても、一つになれることを示してくれている。あなた方は希望だ」と強調した。次回の青年の日については、2027年に韓国・ソウルで開催すると発表した。 教皇は2日にリスボンに到着し、若者らと一緒に昼食を取るなど幅広く交流した。5日には聖母マリアが現れる奇跡が起こったとされる中部の小都市ファティマを訪問。この時の演説ではウクライナ侵攻などの紛争には言及しなかったが、平和への祈りをささげたという。(共同)
ロシアのウクライナ侵攻から500日の節目に合わせ、英ロンドン中心部にあるカトリックの大聖堂で8日、早期の戦闘終結と平和を願い宗派を超えた礼拝が営まれた。ウクライナから逃れてきた子どもたちが歌を披露し、苦境に耐え続けるウクライナ国民を励ました。 8日、英ロンドンのカトリックの大聖堂で営まれた礼拝に参列するウクライナのプリスタイコ駐英大使(左端)ら(共同)礼拝にはウクライナからの避難民や地元住民らが参列。ウクライナのプリスタイコ駐英大使は「今は困難な時だが、私たちは友人に支えられている」と述べ、英国をはじめ各国の軍事、人道支援に謝意を示した。 昨年2月の侵攻開始直後、ウクライナ西部テルノピリからポーランドを経由して親戚と共に英国に避難したテチアナさん(32)は「数日前にも西部リビウにミサイル攻撃があり犠牲者が出た。今はまだ危なくて戻れないが、故郷に残る夫や家族に早く会いたい」と語った。(共同)
キリスト教カトリックに属するウクライナの東方帰一教会(ユニエイト教会)の報道官、タラス・ジェプリンスキー神父は1日までに、ロシアの侵攻を巡り、ローマ教皇フランシスコが進める停戦仲介は「不可能だ」として否定的な立場を表明、教皇のウクライナ訪問を要望した。領土奪還に向け反転攻勢を始めたゼレンスキー政権への支持も表明した。 首都キーウ(キエフ)の教会本部で共同通信の取材に応じた。仲介に向けウクライナとロシア双方への配慮に腐心する教皇に対し、ウクライナ支持を鮮明にするよう求めた格好だ。 ユニエイト教会は、侵攻前は西部を中心に約500万人の信者がいたとみられ、国内のカトリックでは最多の信者数とされる。 教皇は特使をキーウやモスクワに派遣し仲介努力を続けるが、ジェプリンスキー氏は「当事者が仲介を望んでいない」と強調。教皇自身が「ウクライナを訪れ被害実態を見てほしい」と訴えた。(共同)
米中西部イリノイ州のクワミ・ラウル司法長官は23日、州内のカトリック教会の聖職者451人が子供1997人に対して性的虐待を行っていたとする調査報告書を発表した。被害は1950年から2019年にかけてで、多くの事案で時効が成立しており罪に問えない見通しという。 ラウル氏は「虐待した聖職者らと隠蔽した教会幹部らの両方に光を当てたい」と調査の意義を説明。法的責任は問えないが「(聖職者らの)名前を明らかにすることで、社会的な説明責任と沈黙を余儀なくされた被害者の救済につながる」と強調した。 18年に同州司法当局は、聖職者685人超が性的虐待に関与していた疑いがあるとの調査報告をいったん発表したが、教会側の非協力的な態度を批判し、詳細な調査を続けていた。(共同)
キリスト教カトリックの総本山バチカン(ローマ教皇庁)は4日、中国が独自に上海の教区に新しい司教を任命したと明らかにした。バチカン公式メディアが報じた。バチカンの同意を得ておらず、司教任命権を巡る両国間の暫定合意に違反するとみられる。 中国は昨年11月にも江西省の補佐司教を任命し、バチカン側が合意に違反するとして「遺憾の意」を表明していた。 バチカンと中国は国交がなく、2018年に暫定合意を結ぶまで中国は国内の司教を独自に任命し、バチカンと対立してきた。暫定合意は昨年10月、2度目の延長となっていた。 司教はこれまで別の教区を担当していたが、中国側が上海に移す決定をした。バチカンの報道官は数日前に決定を知らされたとしており「現時点で何も言うことはない」とコメントした。(共同)
遠藤周作氏(平成2年撮影)「この岩の下に隠れてオラショ(祈りの言葉)を、伝えていたそうです」 巨岩が雑木林の斜面に横たわっていた。先祖が潜伏キリシタンだった元高校教師、松川隆治さん(82)が指をさす。潜伏キリシタンを導いた宣教師が身を隠していたとの伝承がある長崎市黒崎地区。遠藤周作の代表作「沈黙」(昭和41年発表)の舞台である。 「沈黙」は激しい弾圧が行われた江戸時代初期、命がけで潜入してきた宣教師を描く。カトリックの信仰には、神との橋渡しをする聖職者が必要だった。告解ができると信者は喜ぶが、新たな受難の始まりでもあった。取り締まる奉行側は宣教師の「ころび」を促すため、一般信者を拷問にかける見せしめまで行う。 小説は史実を伝えるような体裁で、作家の強い問題意識を割り込ませている。 遠藤は宣教師と言葉をかわす役人に「そこもとのために、あの者らがどげんに苦しむことか」と言わせた。通辞役の侍は「
カトリック長崎大司教区(長崎市)で複数の司祭からパワハラを受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、長崎県に住む元職員が26日、大司教区に約5380万円の損害賠償を求め長崎地裁に提訴した。安全配慮義務を怠ったと主張している。 同日記者会見した代理人弁護士によると、元職員は大司教区で起きた性暴力や人権侵害の相談業務を担当していた。パワハラで身体や精神の症状が悪化し、PTSDを発症したとしている。令和2年6月から休職を余儀なくされ、今年3月に退職。今も就労可能な程度まで回復していない。 元職員は2年7月、長崎労働基準監督署に労災申請し、現在も審査中。「宗教内部の特殊性を背景に、言葉にできないくらいの苦しみがあった」と弁護士を通じコメントを出した。 大司教区は取材に「訴状が届いていないのでコメントできない」と話した。今年2月には、司祭による信徒へのわいせつ行為を巡り、長崎地裁が大
バチカンはカトリックの総本山であり、国全体が世界遺産でもある。サンピエトロ大聖堂や広場、バチカン美術館には大勢の観光客が訪れるが、教皇庁内部に足を踏み入れる者はほとんどいない。 著者は、経団連事務総長さらに副会長を歴任した後、2016年から4年間、駐バチカン大使を務めた。民間出身ならではの着眼と行動力で、赴任時に掲げた3つのミッション「教皇の訪日」「日本からの枢機卿の誕生」「日本バチカン国交樹立75周年事業」を全て在任中に完遂している。 バチカンの奥の奥まで実際に見て、衛兵、庭師、店員らまでバチカンで働く全ての層と親しく交流し、多くの資料を読み、教皇や高官の発言なども詳細に記録したことがよく分かるこの本は、バチカンやカトリックに関する有用な情報源となっている。 面積は皇居の3割、人口は約600人にすぎないが、デパートもスーパーもある。世界一の小国ながら、183の国・地域と外交関係を持ち、教
【パリ=三井美奈】ローマ教皇フランシスコ(84)は5~8日、歴代教皇として初めてイラクを訪問する。テロや新型コロナウイルスの脅威が続く中、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の拠点だった北部モスルなどを訪れ、宗教、宗派を超えた和解を訴える。 教皇は6日、首都バグダッドから中部ナジャフに入り、イスラム教シーア派最高権威のシスタニ師を表敬訪問。その後、旧約聖書に登場する預言者アブラハムの生誕地ウルで、宗教間対話に臨む。アブラハムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教に共通する「信仰の父」。教皇の平和外交を象徴する場となる。7日には、モスルに続いてクルド人自治区アルビルを訪れ、ミサを行う。 バチカン放送によると、イラクのカトリック教徒は現在、30万~40万人。2003年のイラク戦争開戦時と比べ、約4分の1に減った。この戦争に続く紛争とテロ、さらにISによる14年の「国家樹立」宣言で、多く
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