ジョン・ケージ(John Cage, 1912-1992)が第5回京都賞の受賞のために来日し、授章式と記念講演会が1989年11月10日から12日にかけて国立京都国際会館で開催されたということです。 下記は音楽芸術1990年1月号の記事(船山隆氏による)からです。 ↑周りの日本の男性が洋装なのに、ケージだけが紋付羽織ってのが実にヨイ。(ビートたけし風?) 受賞記念の夕食会においても、すべて洋食だったのに、菜食主義者のケージだけは和食で、ケージの席のまわりは松茸の香りがただよっていたそうです。ケージも日本を好いていてくれたんですね。 ケージの記念講演会で一番大事な部分として船山氏が挙げているのはこれ↓です。 「私たちはいま時代の移り変わりに生きています。多くの人々は、音楽がどのように使われるのか、また私たちに何が出来るのかということについて、考えを変えようとしているのです。音楽は人間のように
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