関西電力大飯原発(福井県)と北陸電力志賀(しか)原発(石川県)の敷地内を走る断層が活断層である疑いがあるとして、経済産業省原子力安全・保安院は18日、関電と北陸電に対し、各断層の追加調査計画を策定し、調査に着手するよう指示した。 保安院は、断層を直接確認できる適切な場所の選定などを盛り込んだ調査計画を志賀は25日までに、大飯は月内をめどに提出するよう指示。志賀については、周辺の別の断層の活動性などの調査も盛り込むよう求めた。月末に開く専門家会合で計画の妥当性を審査し、専門家を交えた現地調査も実施する。 再調査中、再起動した大飯原発3、4号機の運転停止は求めないが、停止中の志賀原発1、2号機については、調査を終えるまでは再稼働は認めない方針。