2024年8月5日、日経平均株価は一時4400円下落し、「史上最大の暴落」となった。その後株価は戻しているが、アメリカの景気後退リスクは高まっており、「2番底」の懸念は去らない。果たして「バブル崩壊」は起きるのか。 第一生命経済研究所の永濱利廣氏との共著『「エブリシング・バブル」リスクの深層 日本経済復活のシナリオ』(講談社+α新書)を刊行したエコノミストのエミン・ユルマズ氏が、「エブリシング・バブル」崩壊の可能性について解説する。 前編記事『不動産からポケモンカードまですべての資産が暴騰する「エブリシング・バブル」が崩壊…もうバブルが弾けてしまった「意外な銘柄の名前」』より続く。 「マグニフィセント7」の株価はバブル 「マグニフィセント7」と呼ばれるアメリカのハイテク株もバブルであり、すでに崩壊が始まっていると言っていいでしょう。 マグニフィセント7のうち、テスラはEVバブル崩壊ですでに