一方、スマホは、アップルが「iPhone」(Phone=電話)と名付けたために電話機のような印象を与えたが、最初からパソコンだった。 ガラケーにはなかったタッチ操作や優れたユーザーインターフェースを導入したiPhoneは「携帯電話」ではなく「携帯パソコン」なのだ。 さて、そんなスマホの登場で何が起きたか。それは、ガラケーの覇者である「ノキア」の衰退である。ノキアはフィンランドのメーカーで、1998年から2011年まで世界一の販売台数を誇り市場を独占した。 トヨタはEVを甘く見ていた ところが、スマホへの乗り換えが遅れ、時価総額はなんと90%も下落。倒産の危機に陥ったあげく、携帯電話事業から撤退したのである。通信機器メーカーとして再出発し、倒産は免れたが、かつて世界トップに君臨した覇者の面影はすっかり消え失せた。 この構図をガソリン車とEVに置き換えると、私の目には、トヨタがノキアに重なって
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