ウズベキスタン・ジザク州の「BYDウズベキスタン工場」で6月27日、電気自動車(EV)の量産が開始された。同国のシャフカト・ミルジヨエフ大統領はこの日に同工場を視察し、組み立てラインから出てきたばかりの新車にサインした。同工場は1月25日に生産開始式を行ったが(2024年2月2日記事参照)、その後、生産ラインの設置・立ち上げ作業を進めていた。計画では、工場で生産したEVは2024年第3四半期(7~9月)にウズベキスタン市場で販売を開始する。 ミルジヨエフ大統領は3月18日、BYDブランドのEVとハイブリッド車(HEV)の国内生産拡大に関する大統領決定に署名した。ウズベキスタン工場の同プロジェクトは投資総額1億6,000万ドル、第1段階として2024年中に5万台を生産し、最終的には年産50万台に拡大する計画だ。部品の現地生産も段階的に進め、現地調達率を60%まで伸ばすとしている。当初は2車種