重要な局面を迎えるソフトバンク ソフトバンクグループ(ソフトバンク)は、創業者である孫正義氏の指揮のもとIT先端分野を中心に有望企業への投資を積極的に進め、今後、成長期待の高い分野での収益拡大を目指している。とくに、10兆円規模の“ビジョン・ファンド”を設立し、多くのスタートアップ企業に投資を行う姿勢には、孫氏の成長への強い執念を感じる。
中国経済の失速で業績を下方修正した日本電産が、怯むことなくEV(電気自動車)向けに1兆円の投資を実施する方針を明らかにした。オーナー経営者ならではの決断であり、一般的なサラリーマン社長には到底、真似のできない芸当だが、中国市場とEVに賭ける大胆な戦略の背景には何があるのだろうか。 傑出した才能 日本電産はハードディスクドライブ(HDD)用モーターで急成長したベンチャー企業だが、積極果敢なM&A(合併・買収)であっという間に業容を拡大させ、今や日本を代表する企業となった。多くのメーカーがここ20年で国際競争力を低下させる中、日本に残った最後の物作り企業といってもよいだろう。 同社の急成長は、創業者で現在もCEO(最高経営責任者)を務める永守重信会長の卓越した能力によって支えられてきた。同氏の才能はM&Aと意思決定の大胆さに象徴的に示されている。 これまで永守氏は60以上の企業を買収してきたが
ソフトバンクグループ(SBG)は10月23日、企業や個人事業者にオフィスを貸し出すシェアオフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーに追加の金融支援策を発表した。同社の既存株主から株式を買い取るなど総額95億ドル(約1兆円)を投じる。 ウィーカンパニーはSBGなどが作った10兆円規模のファンドなどから累計100億ドル(約1兆800億円)超の出資を受け、それを元手に事業を拡大。一時は企業価値が470億ドル(約5兆円)と推定され、4月末にはIPO(新規株式公開)に向けた手続きを開始したと発表した。だがそれに前後して、ビジネスモデルの将来性やずさんな経営を問題視する声が投資家などから噴出。IPOは延期され、資金繰りが悪化しているとの指摘も相次いでいた。 ウィーカンパニーの株式公開で巨額の利益を得るはずが、逆に経営再建への追加支援を余儀なくされた形のSBG。投じる金額の大きさとともに目を引
鳴り物入りでスタートしたセブン-イレブンのスマートフォン決済サービス「7pay」は、不正アクセス問題により9月末でサービスを終了した。今や数多くのスマホ決済サービスが乱立しており、消費者の間からは「“○○ペイ”が多すぎる」という声も多い。 そのため、今後は淘汰が始まるともいわれているが、各種“ペイサービス”の現状と生き残り戦略はどのようなものか。ITジャーナリストの三上洋氏に聞いた。 ポイントから“○○ペイ”への戦略変化 昨年の「PayPay」による「100億円あげちゃうキャンペーン」を皮切りに、各社が「○○ペイ」と銘打つサービスを打ち出している。現状の勢力図を理解するためには、「まず『ペイ』の基本的な考え方を理解しなければならない」と三上氏は言う。 「各社とも、これまではポイント戦略が主でした。ポイントの目的は顧客の囲い込みです。消費者にグループ内のお店でポイントを利用してもらい、いわば
プチ解説 皆さんこんにちは!Diagramer(図解する人)の髙野です♪世の中にはたくさんのビジネスモデルが存在しますが、複雑な収益構造や顧客セグメントとの関係などを把握することは大変です。そんなとき、ビジネスモデルを容易にビジュアル化できるツールが『ビジネスモデルキャンバス』なのです! 9つの構造 ビジネスモデルキャンバスは、9つのブロックからなるビジネスモデルをビジュアライズして記述、分析、評価、変革させるための優れたツールです。 CS(顧客セグメント)は誰のための価値を創造するのか、最も重要な顧客は誰なのかを定義するための、ビジネスモデルの根幹をなす重要なブロックです。 VP(価値提案)は顧客セグメントに、ニーズに対応する要素を組み合わせて価値を創造するブロックです。 CH(チャネル)はビジネスモデルの価値をどのように顧客セグメントへ届けるかを記述するブロックです。 CR(顧客との関
部下の教育 現代を象徴している話だと思うんです。 maname.hatenablog.com だいぶ前に、数か月間だけ預かった部下への教育を間違ったなぁというお話。 考察 最近、こう思うんです。 課題解決型の仕事がどんどん減っていると。 よくロールプレイングゲームで「クエスト」ってあるじゃないですか。「薬の材料が必要なんだけど、その材料がある山にモンスターが住み着いてしまった。倒してほしい。」みたいな。それを引き受けて、無事にモンスターを倒して薬の材料を手に入れたら報酬がもらえますよね。依頼元の課題を解決することでお金をもらえるのが課題解決型の仕事です。 最近流行のクラウドソーシングなんてそれに近いと思います。ただ、普通の企業の中でそんな「課題」がごろごろ落ちているか。 課題って、システム屋の発想から言えば、何らかのプロセスを何個かつなげば解決します。モンスターを倒しに行くロボットを作って
SES会社と私 「SES会社をつくろう!」なんてどこかのゲームみたいですね。SEつく。 私は新卒から十数年間SES会社にいて、「ああこのままじゃダメになっちゃう」と思って脱出したのですが、その時は、ああこんな会社将来ないだろうと思っていました。でもまだピンピンしています。ただ面白いのは、社員数がほとんど増えていないこと。平均年齢がずっと変わっていないので、社員を入れて出してを繰り返してるんだろうな、と。でも売り上げは1.5倍くらいに上がっているということは、おそらく信用力が増して案件数が増えたんだな。そのうえでパートナー増やして売上増やしているんだろうな。まあSES会社としては大成功しているとはた目には思いますが、その一味でいるのは勘弁でございます。 SES会社で技術者として出世するためには、やはりデカイ案件をさばける能力につきます。難しい、ではないんです。デカイ。何がデカイかって、工数で
プチ解説 皆さんこんにちは!Diagramer(図解する人)の髙野です♪今回も【哲学図解】シリーズで簡単に賢くなっちゃいましょう!!哲学図解シリーズは先人たちが残した偉大にしてとっつきにくそうな哲学という学問をわかりやすく噛み砕いて図解することで、手っ取り早くみんなのリベラルにしちゃいましょう!というシリーズです。 今回はキリスト教がローマ帝国の国教になるまでの変遷、『教父哲学』を図解します。 パウロたちによる地道な布教活動 イエスの死後、弟子のパウロたちによって布教活動が続けられます。そして約300年後にキリスト教はローマ帝国の国教となります。キリスト教の正統な教義の確立につとめた指導者たちを教父といいます。 ユダヤ教からの迫害 ユダヤ教の時代ではキリスト教は迫害されてしまいます。そしてイエス・キリストは処刑されてしまいますが、弟子の尽力で「正統」な教義を確立できることとなります。なかで
プチ解説 皆さんこんにちは!Diagramer(図解する人)の髙野です!今回は大人気【パワポ図解】シリーズやっていきます♪ポスター作成やチラシ作成ってすぐにできますか?『ポスターの作り方』を図解します! パワポでも十分作りこめる 広告用のポスターやチラシを作るときのソフトウェアはパワポでは作れないと思っていませんか??そんなことはありません!最低限のルールを守ればそこそこカッコいいポスターを作ることができます。もし、バリバリめちゃめちゃカッコいいデザイン性あふれるポスターを作りたい場合は素直にイラストレーターなどのソフトウェアに頼りましょう笑。 中央揃えはカッコ悪い 絵や写真が全面に出てくる資料を作る時、つい中央揃えで文字を配置したくなりますが、よっぽどの理由がない限り中央揃えは避けましょう。(といいつつ僕も中央揃え多用するタイプなので反省です笑) 基本的には左揃えで、文章のスタート位置は
携帯激震!総務省vsキャリア3社 「携帯電話料金は4割引き下げる余地がある」――。2018年夏の菅義偉官房長官の発言で激震が走った携帯電話業界。総務省と大手3キャリアの攻防は、新規参入する楽天を巻き込んで新たな激戦を繰り広げる。10月1日に激変した携帯電話の新ルールとともに、次の業界構造を解き明かす。 全5回連載。 バックナンバー一覧 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3キャリアで約90%のシェアを占める携帯電話市場。総務省は「第4の事業者」楽天を巻き込んで、その牙城を突き崩しに掛かった。特集「携帯激震!総務省vsキャリア3社」(全5回)では、業界の新たな構造を解き明かす。(ダイヤモンド編集部 村井令二) 総務省、大手3キャリア寡占の牙城に照準 2018年夏に菅義偉官房長官が「携帯電話料金は4割引き下げる余地がある」と発言し、携帯電話業界に激震が走ってから1年余り。政府は法律改正を
おはようございます、わん吉です(#^.^#) 最近、携帯いじってたらよく見かけるニュースがある。 深刻な管理職不足問題!! けして、管理職候補がいてないわけではないだろう。 そう、管理職にみんななりたがっていないのだ!! では、なぜ、管理職候補が管理職にならないのか考えてみた。 ①管理職にメリットが少なくデメリットが多いから これは今まで書いた記事でも書いてる通り、 今の管理職はメリットが少なすぎる。 対して、デメリットが多すぎるのだ!! www.tokuniyarukotonaikara.work ②時代的に売上の上がらない時代なのに上げろと言われ、 責任まで問われる!! どう考えても、売上が上がらない時代に!!売上を上げろと言われてしまいます。 しかも、それの責任まで問われてしまうんです。 昔、横浜ベイスターズの大魔神 佐々木投手が横浜の監督になると 噂されてました。しかし、結果ならな
変わりたい/変わった 日経ビジネスも粋なことをするなあと思うのですが、トヨタとパナソニックの対照的な記事が出ています。 www.nikkei.com 前代未聞の労使交渉延長戦から見えてきたのは、変われない社員に対する警告ともいえる人事制度の再点検だった。幹部職の創設から中途採用強化まで、トヨタは100年に1度の大変革を乗り越えるべく、従来の雇用モデルを見直そうとしている。 business.nikkei.com 2018年に創業100周年を迎え、「くらしアップデート業」への変革を打ち出したパナソニック。変わらなければいけないという津賀一宏社長の焦燥は、日本マイクロソフトの社長などを歴任した「出戻り」の樋口泰行氏(パナソニック コネクテッドソリューションズ社長)に一部託された。出戻って2年半。パナソニックは変わったのか。 変わらなければいけないという危機感を持つトヨタと、変わったパナソニック
日本の再成長への一手を考える「目覚めるニッポン」。今回は柳井正ファーストリテイリング会長兼社長。政治的な発言を控える経営者が増えるなか、柳井氏はあえて直言をやめない。怒りともいえる危機感を示し、企業経営から政治まで大改革の必要性を説く。 >>「目覚めるニッポン」シリーズ記事一覧へ 柳井 正氏 Yanai Tadashi ファーストリテイリング会長兼社長 1971年ジャスコ(現・イオン)入社。72年、実家の小郡商事(現・ファーストリテイリング)に転じ84年から社長。2005年から現職。01年からソフトバンクグループ社外取締役。山口県出身、70歳。(写真=竹井 俊晴) 最悪ですから、日本は。 この30年間、世界は急速に成長しています。日本は世界の最先端の国から、もう中位の国になっています。ひょっとしたら、発展途上国になるんじゃないかと僕は思うんですよ。 国民の所得は伸びず、企業もまだ製造業が優
10月7日号特集「目覚めるニッポン 再成長へ50人の提言」に登場した孫正義ソフトバンクグループ会長兼社長インタビューの全文公開の最終回。孫会長は米国の大学を卒業後に帰国し、それまで使っていた「安本」という日本の名字から、先祖代々の「孫」という名字に切り替えた。親族や親戚が猛反対する中、自ら在日韓国人であることを明かし、「孫正義」として日本ソフトバンクを設立した。それからおよそ40年。世界で最も知られる日本の経営者となった。インタビューの最後に、日本に対する思いを聞いた。 孫正義氏インタビュー全文 (1)「今の実績では恥ずかしい。焦っている」 (2)「ビジョンファンド、夢はヒーローたちの指揮者」 (3)「我々は投資会社ではなく、情報革命屋さん」 (4)「逃したアマゾン。あのとき資金があれば・・・」 世界を股に掛ける孫さんにとって、日本という国は特別な存在なのでしょうか。 孫正義ソフトバンクグ
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