高松市のJR高徳線栗林駅構内で31日午前、トイレの床に穴が開き、利用客の男性(67)が床下の配管用スペース(深さ65センチ)に落ちた事故で、JR四国は約50年前に取り付けた部品の腐食が原因とみられると明らかにした。男性は救急搬送され、両膝に7日間の打撲と擦り傷を負った。 開口部をふさぐため、トイレ内の通路にふた(幅60センチ、長さ50センチ、厚さ約4センチ)が7枚設置されており、男性が上を歩いた際、うち1枚の一部が壊れた。トイレは改札外で、男性は列車を降りた後だった。別の客が気付き、駅員に知らせた。 ふたは鉄板(厚さ3・2ミリ)と鉄筋、モルタルを重ねた構造で、表面にタイルを貼っていた。底の鉄板が腐食していた可能性がある。7枚中4枚は交換されていたが、破損した1枚は現在の駅舎が建設された昭和51年から使われていた。 JR四国の担当者は記者会見し「多大なるご迷惑をおかけし、申し訳ない」と謝罪し
