『こち亀』社会論 超一級の文化史料を読み解く 作者:稲田 豊史 発売日: 2020/09/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) 『こち亀』とおれ、おれと『こち亀』。それについては日記に書いてきたので、気になるなら読まれたい。 goldhead.hatenablog.com 最初に単行本を買ったのは何巻だったか。買ってもらった場所は覚えている。ファミレス帰りに寄った手広の交差点近くのコンビニ。今あるのかどうかはしらない。内容は、いきなり『こち亀』の面々がSWATになっているというものだった。たしかか、55か56巻。当時は、そんなに巻数を重ねている漫画はほかになかった。おれは『こち亀』に夢中になった。そして、60巻を数えるころには、全巻そろっていた。それはおれが中学に入ったときのころだったろうか。おれが「こち亀全巻持っている」というと「オタク」呼ばわりされた。宮崎勤の事件の余韻冷めやらぬこ