以下のstapy#98にて発表したスライドです https://startpython.connpass.com/event/296755/ PythonのPackage Managerを深く知るためのリンク集 https://gist.github.com/vaaaaanquish/1ad9…

EDIT: このブログと似た内容の話をPyCon APAC2023にてお話ししました。 こちらの登壇資料も合わせてご覧いただけると幸いです こんにちはWantedlyの樋口です。 Pythonのパッケージングと配布は歴史が長く、多くのツール(ex. conda, pip, pipenv, poetry, rye...)が開発されてきました。これらの多様性はPythonが多くの人に使われ、継続的に改善されたゆえの賜物ですが、同時にこれらの理解を難しくしている要因にもなっていると感じます。 そこで本記事では、Pythonのパッケージングと配布の全体像を紹介します。パッケージングと配布が何か、なぜ重要なのか、そしてそれぞれのツールが何を解決しようとしているのかについて説明します。以下のような疑問を解決できることを想定しています。 パッケージングと配布の仕組みがなぜあるのか 多数あるツールが何を解
なお、distrolessのイメージは2種類(3通りの名前)がありますが、Python 3.5はバグ修正はせず、セキュリティ修正のみでサポート期限が2020/9/13というステータスなので、本エントリーでは3.7の方のみを扱います。 gcr.io/distroless/python3: Python 3.5.3 gcr.io/distroless/python3-debian9: Python 3.5.3(上のイメージと同一) gcr.io/distroless/python3-debian10: Python 3.7.3 一応サンプル等もありますが、どれも1ファイルで構成されたサンプルスクリプトばかりです。前回のsite-packagesにコピーする方法を軽く試したところうまく動かず、シェルもpipもensurepipもないため、ビルドイメージにすることもできません。いろいろ調べた結果、
Mozillaは、WebブラウザでPythonインタプリタや数値計算ライブラリのNumPyなど、Pythonの標準的なデータサイエンス環境をほぼそのまま実行可能にする「Pyodide」(パイオダイドと発音されているようです)を開発中です。 Mozilla Hacksのブログに投稿された記事「Pyodide: Bringing the scientific Python stack to the browser」で、このPyodideの詳細と現状が報告されています。 Pyodideは、データサイエンス環境をWebブラウザ上で実現しようというMozillaのプロジェクト「Iodide(アイオダイド、と発音されているようです)の関連プロジェクト。 Pyodideの最大の特徴は、標準のPythonインタプリタのフル機能をWebブラウザ上で実現しようとしている点にあります。下記はブログから。 Pyo
今回は JVM, .NET といった仮想マシン(VM)についての記事です。 最初、 .NET と仮想マシンの説明のスライドを作っていたのですが、 最近 JVM と BEAM を少し調べて興味がでてきたので、合わせて VM の話としました。 そうすると今度は、スクリプト言語や LLVM の話も外せないなと思って足したら、結構な大作になってしまいました。 JVM に絞った話では、以下の記事にも説明を書いているので、こちらもご覧ください。 JDK のインストール(Windows)と Java 関連用語の説明 | プログラマーズ雑記帳 スライド版です。 ここからブログ版です。 はじめに 仮想マシンといっても、 OS のエミュレーターのようなものではなく、 JVM といったプロセス仮想マシンについてのお話です。 JVM 、 .NET Framework など最近、この仮想マシン(VM)のシェアが大幅
Python やそのパッケージをインストールする方法はいくつかありますが、ここでは Anaconda を使ってインストールする方法を紹介します。 私の周りでは Anaconda で環境構築をすることと Python コミュニティ標準の方法をとることの是非についての議論をよく見かけます。自分の目的にあったものを選択すれば良いと思いますが、初心者にとってどちらが目的に叶うものかを判断するのは難しいことかもしれません。 以下にディストリビューターとして Anaconda (Continuum Analytics 社) が提供している価値について私見をまとめました。 Anaconda は Environment Isolation Tool (環境分離ツール) ではない 一方で Python コミュニティ公式のバイナリーディストリビューションを提供するツールである wheel も充実してきました。
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? pyenvが必要かどうかフローチャート 私の周りでも pyenv に対して良い印象をもって語らない風潮はあってその理由がよく分かりました。ここで @shibukawa が書いていることを私は正しいと思うし、pyenv というツールそのものを批判しているのではなく、目的や用途を理解せずに pyenv を勧めたり使ってしまったりしてしまう人への懸念があるというのは理解できました。 ちなみに私は普段 OS X と Linux (Ubuntu) を使っているのですが、Linux では pyenv を、OS X では MacPorts を使って複
機械学習ブームなどにより、 Python を触り始める Rubyist が増えてきたと思います。その際に問題になりやすいのが環境構築です。Rubyだと rbenv がデファクトスタンダードになっているのに、なぜか Python に… 私の立ち位置もともとは、数年前まで 年に一回Python3でNLTKやらscikit-learnやら機械学習や自然言語処理の環境を作ろうと試みては失敗してPython使うものかと思っていた人でした。それが、Anacondaで環境導入すると、面倒なことは何も考えずに済むということを知り、CookpadではAnacondaを前提に環境構築を勧めていました。 今は、ymotongpooに「郷に入っては郷に従え」と言われたため、pip+virtualenv/venvで全てをこなしていますが、これで困ったことは特にありません。macOS, Windows, Linuxそ
数ヵ月前、私はGoogleマップを、もっと正確に言うとGoogleストリートビューを利用しました。Googleストリートビューは子供の頃に思い描いた未来的なテレポートみたいで、とても気に入っています。私は、普段そうするように、その時もアドレスバーを見ました。2014年のいつ頃からか、パラメータは単なるクエリの文字列ではなくなり、その代わりに感嘆符で区切られた英数字の奇妙な寄せ集めになったようです。 難解で、現在のところ公開されたドキュメンテーションもなく、多くの人々に毎日使用され、リバースエンジニアリングが可能なプロトコル。こういうコードを目の前にすると、私は解読したくてウズウズしてきます。 私はブラウザのWebコンソールも見てみました。AJAX APIへのリクエストが同じようにエンコードされていただけではなく、もしレスポンスの一部が画像だった場合、その他のレスポンスは暗号を用いたバイナリ
昨日 mysqlclient 1.3.10 をリリースしました。 今までは Windows 版の wheel は Python 2.7 だけに提供していたのですが、 1.3.10 からは 3.5 と 3.6 だけに提供して 2.7 はドロップしました。 そもそも今まで Python 3 に wheel を提供できてなかったのは、 MySQL Connector/C の VC14 (VS2015) に対応したライブラリが提供されておらず、 Python 3.5, 3.6 は VC14 でビルドされていて VC12 用のライブラリにリンクすると大量のエラーでるわ自分で手順読みながら頑張って MySQL をソースからビルドしてもなんか動かないわで諦めてたからです。 それが、2年待て、よーーーやく MySQL Connector/C 6.1.9 から VC14 のライブラリが同梱される用になりまし
はじめに こんにちは、Python界のラファエル・ナダルです。全豪オープンテニス、盛り上がりましたね。さて、先日次のようなエントリーを立て続けに書いたんですが、「なぜAnacondaに関しての記述がないのか」という突っ込みをもらったので、参照用にメモを残しておきます。 Pythonの仮想環境構築 2017.01版 - YAMAGUCHI::weblog Pythonの環境設定でむかついてる人はとりあえずこれをコピペで実行してください 2017.01 - YAMAGUCHI::weblog なおこの記事の作成にあたっては @aodag に数多くのアドバイスをいただきました。この場を借りて感謝。 TL;DR condaの開発者はPyPAともっとコミュニケーションとってほしい。 前提 この記事はPythonを触り始めたばかりだけど、パッケージ管理ツール等々のスタンダードがどのようになっているかな
Adopt cachecontrol 0.12.0 with msgpack support というコミットがありました。 どうやら CacheControl というのが pip が使っている requests 用のキャッシュライブラリで、その最新版が msgpack を使っているようです。 前のバージョンはバイナリデータを base64 した上で json に入れて gzip していたのですが、もともと圧縮されてるバイナリを扱うときに gzip は base64 によって増えた分を減らす以上の効果は期待できない上、 PyPI からダウンロードするファイルってほぼ100%圧縮済みなので、キャッシュファイルの読み書きで無駄なオーバーヘッドがあったみたいですね。 バンドルされてる msgpack は pure Python で実行できる fallback モジュールのみなのでどこでも動くし、
イラストの管理 自分はたまにイラストを描いたりするのですが、以前からその管理方法に苦労していました。 苦労していた点は主に次の 2 点です。 バックアップ 制作過程 Gif をつくるのが面倒くさい 強い人は、短時間でもさらっとイラストを描いてしまいますが、自分は時間をものすごく掛けないとまともなものが描けないので、バックアップは結構頻繁に取ります。 手動でバックアップしようとした場合は、ふつうにファイルを複製する感じになると思います。 ただ、普段からコードを書いていて VCS を利用している身だと、どうしても原始時代かと錯覚してしまいます。 さらに、PhotoShop の psd 形式や CLIP STUDIO PAINT の標準である clip 形式はいろんなデータが詰め込んであるので 1 ファイル当たり平気で 50 MB くらい持って行かれます。これも結構厳しいところです。 VCS を
1. qiraとは qiraとは世界的なハッカー、George Hotz氏 (ジョージ・ホッツ - Wikipedia) によって開発された高機能バイナリトレーサーであり、qiraという名は(QEMU Interactive Runtime Analyser)の略である。 GitHub - BinaryAnalysisPlatform/qira: QEMU Interactive Runtime Analyser 略語を見れば分かるがuser mode QEMUを使用したバイナリ解析ツールであり、ELFなどの実行形式バイナリを実際に動作させて各命令のレジスタ、メモリへの操作を逐次記録する。 これらの記録はweb UIを通して好きな命令位置にカーソルを移動させるだけで見ることができ、その時のレジスタ、メモリの記録が再現される仕組みになっている。ソフトウェアのデバッグやCTFにおけるバイナリ解
PEP 0513 -- A Platform Tag for Portable Linux Built Distributions | Python.org 今まで Windows と Mac では、ビルド済みのバイナリ形式の拡張モジュールを wheel にして配布することができました。 WindowsやMacに比べてLinuxは環境の差が激しいのでバイナリ wheel に対応していなかったのですが、有名なディストリであればだいたい動くようにするためにどうすればいいか (glibc の古いAPIしか使わないなど) を勧告としてまとめて、十分実用的だと判断されたようです。(ただしこれは勧告であって、実際に pip や PyPI でこのルールに則っているかチェックされるわけではないようです) manylinux1 policy 性質上、何らかのライブラリのバインディングを提供する拡張モジュール
私は、多数の大容量のデータをあちこちに移動させなければならない(クライアント端末をHTTP APIに接続してデータを取得します)ような特殊な使用事例を扱っています。なぜだか ^(1) 、転送形式にはJSONが使われていました。ある時、その大容量のデータが、さらに巨大になったのです。数百メガバイトどころではありません。JSONのデコード処理を実行すると大量のRAMが使用されることが分かりました。たった240MBのJSONペイロードで4.4GBですよ。信じられません。 ^(2) 組み込みのJSONライブラリを使っていて、まず「もっと性能の良いJSONパーサがあるはずだ」と思いました。そんなわけで、計測を始めたのです。 さて、メモリ使用量の計測はやっかいです。 ps コマンドを使ったり、 /proc/<pid> を見たりすることはできますが、断片的なスナップショットが得られるだけで、実際の最大使
一昔前なら Python のパッケージを配布するときに使われる形式は Egg だった。 けど最近 Egg は現状に則さない部分が出てきたので、次世代の配布形式として Wheel (PEP-427) が使われ始めているようだ。 今回はその使い方を紹介する。 まずは Wheel を PyPI からインストールしておく。
C API Stability¶ Unless documented otherwise, Python’s C API is covered by the Backwards Compatibility Policy, PEP 387. Most changes to it are source-compatible (typically by only adding new API). Changing existing API or removing API is only done after a deprecation period or to fix serious issues. CPython’s Application Binary Interface (ABI) is forward- and backwards-compatible across a minor re
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