YAPC::Kyoto 2023 2023-03-19 Yusuke Wada
早いもので筑波に来て 3 度目の春を迎えます。2 年前の春を憶えていますか。 筑波大学を便利にするサークルが爆誕 元々は大学の KdB と呼ばれる開設科目データベースがダウンし、その代替サイト「KdB もどき」を作成したことに端を発します*1。懐かしいですね。 ミラーを立ち上げただけと言えばそうなのですが、新入生が大学をディスりながらシステム開発!みたいな構図が予想以上にウケたっぽく、Twitter がバズったりメディアに取り上げられたりしている間にサークルを新設する流れになりました*2。 togetter.com 筑波大には学生が開発した数多のサービスやアプリケーションが存在しますが、その多くは個人レベルで開発が行われているため、開発者が大学を離籍するとシステムが保守されなくなる傾向にあります*3。そこで、筑波大学の学生生活を便利にする各種サービスを総括的に管理・保守することで持続可能な
ツイッターは透明性を高めるべきだ ──製品開発という観点からお答えいただきたいのですが、あなたから見たツイッターとは、つまるところどういうものであり、10年後にはどうなっているだろうと考えますか。 ずっと言っているのですが、ツイッターは現状ではベストな、あるいは言い方を変えるなら、最もましな公共空間であり、意見交換の場だと思います。1つの国のなかでも、国際的に見てもです。 けれども、さらに良くすることはできます。そのためには、ボットや詐欺業者やスパムを絶対に排除する必要があります。1人の人物や1つの団体が10万などという数のアカウントを運営して影響力をでっち上げようとするケースや、詐欺師などは悪いに決まっているわけですから、ツイッターはもっとしっかり対処する必要があると強く思います。また、ツイッターはユーザーとの信頼関係を構築するべきです。 その方法とは、アルゴリズムをオープンソース化して
艦これユーザ「さぶれ」氏がツイッターで他のユーザと小競り合い ↓ ネットで面白がった連中に過去の言動が次々掘られる ↓ 「さぶれ」氏が仕事上で開発したSMBCのプログラムソースを、githubに勝手に公開していたことが分かる ↓ 直接企業に被害を与えることはあまり無いようなコードだが、そもそも流出してたという事実自体が 問題視され、ニュースになる ↓ twitterのIDが同じである「さぶれ」氏と思われる人物、賠償金700万円だと明かす 艦これのゲーム配信最大手である「きぃのん」 氏と今回の流出のきっかけとなったS氏がTwitterで論争となります(筆者はきぃのん氏の配信のリスナーです)。煽り合う中で、きぃのん氏の配信のリスナーがS氏の過去のTweetを調査し、S氏のGitHubアカウントを発見します。これを見た同じリスナーの「なぎ」氏 がGitHubに上がっているコードを見たところ「sm
三井住友銀行(SMBC)が行内で使っている業務システムのソースコードの一部が流出していたことが2021年1月29日、明らかになった。Twitterなどのソーシャルメディアで、2021年1月28日の夜ごろから流出の可能性が指摘されていた。三井住友銀行が1月29日に事実関係を調査し、行内システムのソースコードの一部と一致したことを確認した。 一部のソースコードが公開されていたのは米ギットハブが運営する「GitHub」。日本在住で三井住友銀行のシステム開発に関係した人物が投稿した可能性が浮上している。三井住友銀行は日経クロステックの取材に対し、「当行が利用しているシステムのソースコードが公開されていたのは事実。顧客情報の流出はなく、セキュリティーに影響を与えるものではないことは確認済み」(広報部)と説明している。 三井住友銀行によれば、公開されていたコードは複数ある事務支援系システムの1つに含ま
しっかり調査してないですが、こういったCIサービスがほぼ存在しない時期にほぼほぼ最初に登場して、一時期明らかにデファクトスタンダードだったと思うので、昔からOSS活動している人ほど、とても多く利用してお世話になっていたと思うので、そういう人であればあるほど、この状況は、怒りではなく、悲しいというか残念というか、辛いと思うんですよね・・・。 今までありがとう・・・。 長年Travis CI使ってきたので、GitHub Actionsによって潰される(のかどうなるのかわからないけど)、の可愛そう、という気持ちが若干あるけど、とはいえ、こういうのよくある話な気はするな…— Kenji Yoshida (@xuwei_k) 2020年10月7日 買収されて方針変わったのかなと感じるところもありますし、OSSプロジェクトが無料で使っていても会社としては辛いのではという気もするので今までの感謝の気持ち
6月2日にmicrosoftがgithubを買収する噂が流れて、3日には確定情報として流れて、4日には正式発表があった。これに対しては歓迎する声から悲しむ声、非難する声などさまざまな反応があった。この反応の一部が、どちらの方向についてもあまり良くないと思っているので、可能な限り問題のある反応を潰しておこうという意図でこれを書くことにした。 ちなみに、笑える反応としては、githubにアクセスするとClipperやカイル君が出てくるようになるみたいなジョーク画像の類があるけど、これを集めているとキリがないし今回はきちんと論じたいことがあるので、その辺は他所に任せたい。 それはさておき、これは長い文章(になる予定)なので、最初にふたことで要約しておきたい: 新CEOのNatは割と信用できるやつで、きっとGitHubを上手くやっていってくれるので、もしMSというだけで疑っているだけならちょっと人
世界をまたにかけて活躍中のイギリス人グラフィックデザイナー、Simon Oxley (サイモン・オクスリー)さんにインタビューをしました。 サイモンさんの名前を聞いたことがない方でも、きっと彼の作品を見かけたことはあるはず。彼は、GithubのオクトキャットやTwitterの小鳥(初代)の生みの親なのです! 今回、ヌーラボのCEOであるMasa(橋本正徳)の友人ということで、サイモンさんにインタビューすることができました。 ヌーラボのオリジナルTシャツやパーカーのイラストも、実はサイモンさんによるものなんです!! ー Masa(ヌーラボCEO:橋本)とは、どこで出会ったのですか? 場所は東京だったんだけど、結構おもしろいエピソードがあってね。初めて会ったとき、なぜか彼とは以前会ったことがあると思いこんでいたんだ。だから、「あれ? 前に会ったときと雰囲気が違うな」と思ったんだよね(笑)。 ー
先日書いたエントリでも触れたけど、日本OSS奨励賞、というものをいただくことになりました。ご推薦いただいた方がいるということで、本当にありがとうございます。 「第9回 日本OSS貢献者賞・日本OSS奨励賞」受賞者を選定 | 日本OSS推進フォーラム で、せっかくの機会だし、普段思っていることを書いておこうと思う。この内容はほとんど将来の自分に対する自戒だ。アレな内容になることを申し上げておきます。先日に引き続いてアレですが、まあせっかくの機会なんですよ。ねえ。 ちなみに、ちょー長くなりました。あっはっは。 業務としてのオープンソース活動 自分はフルタイムのオープンソースコミッタではない。オープンソース活動に貢献すること、などという文言は自分の業務内容にはひと言も含まれていないし、自分が所属する部署の目標にも無い。自分の業務はあくまで自社サービスに貢献すること、自社サービスの開発および運用を
Fluentd というソフトウェアがある。日本国内ではそこそこ話題になってきたが、何ができるのか、何に使うと嬉しいのか、何に使えるのか、という点について詳細をよく知らないという人もおそらくまだ多いことでしょう。 なので、簡単にまとめる。 http://fluentd.org/ なお以下の個別項目ごとに書いていくが、その手前にまとめを置いておくので忙しい人はそれだけ読むとよい。インストールや設定については導入部分については日本語の記事はもう多くあるので、触れない。 概要 できること ログの収集 センサデータ等の収集 汎用データ処理プロセッサとして 頻出ユースケース ログの収集 データの集約 簡単なリアルタイム集計 ソフトウェアとしての特徴 コア プラグイン 安定性 性能 開発体制 コミュニティ ぶっちゃけどうなの? まとめ 現時点で、複数の場所に分散したデータや常に増え続けるデータの安全な転
こんにちは。co-meetingの木村です。 いつもCrowyをご利用いただきありがとうございます。 2010年11月にMashup Award 6への出品のために個人で開発を開始したCrowyですが、おかげさまで好評をいただき、今まで2年以上に渡りサービスを提供し、現在では4万人以上のユーザにご利用いただいております。 昨年の8月から9月にかけてTwitter社がAPIおよび利用規約の変更をアナウンスがありましたが、本サービスCrowyも3月5日までに対応する必要があります。これに対応しない場合、APIを継続利用することができず、Crowyのサービスも継続することができなくなってしまいます。 Crowyは、co-meeting社で運用メンテナンスして来ましたが、ここ1年はメインプロダクトであるco-meetingの開発に注力しているため、Crowyに対する追加開発は行うためのリソースを確
GitHubのOctocatと関連して驚いたことがひとつある。それは、Octocatのデザイナーと、Twitterの鳥の絵を描いた人が、同一人物であるということだ。 Simon Oxley氏はイングランド生まれのアーティストで、現在は福岡を拠点に活動している。 ‘Twitter Bird’ Artist Simon Oxley - The Washington Post Twitter Paid $6 or Less for Crowdsourced 'Birdie’ Graphic - Wired.com Twitterの鳥も、GitHubのOctocatも、深いバックグラウンドがあるように見えて、実は氏のiStockphotoのページから、それらしい絵を買ってきて間に合わせたに過ぎない。 デザインのクラウドソーシング化っていうのは、こういうことなんだろうか。
以下の文章は、Aaron Swartz による What do startup founders want? の日本語訳を著者の許諾を得て公開するものである。 しばし思いっきり単純化させてもらう。 ニューヨークの住人は金を欲しがる。ロサンゼルスの住人は名声を欲しがる。ワシントンDCの住人は権力を欲しがる。マイアミの住人は楽しみを欲しがる。ならば、サンフランシスコの住人は何が欲しいのだろう? まず金ではない。確かにたくさんの金を稼ぐスタートアップは立派だが、それが目的ではないのは明らかだ。思うに、価値のないものを作り、それで大企業をたぶらかして大金で買ってもらうのを良しとするスタートアップの創業者はほとんどいない。 それに名声でもない。確かにマーク・ザッカーバーグは今や有名人だが、実際のところ彼はそのことに他の何よりも悩まされてるように見える。 そして権力でもない。そうでなければ、GitHu
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く