こちらの記事を見て、随分前に書いた記事を思い出した。 今週のThe Economist:誰がしんぶん殺したの? こうして見ると、Economistの予想は大体的を射ていたようで、発行部数の低下、編集部へのコスト削減、インターネット広告への積極的進出、といった流れはここ2年間で全く変わっていない。ただ、この2年でだいぶ「勝ち負け」がはっきりしてきたように見える。 いわゆる「勝ち組」の筆頭はFinancial Times。他の新聞が軒並み発行部数を減らす中でむしろ発行部数を増やした数少ない新聞。しかも値上げを敢行した上での話だから、親会社は笑いが止まらないだろう(開業以来最高の業績を出しているはず)。WSJはその一方で若干部数を減らしている。まぁ、世界の経済紙としては FT > WSJ は評価として定着した感があるので(筆者の主観)、これはしょうがないのかもしれない。 一方ジリ貧なのが多くの一