数ヶ月後から日中一時支援事業をはじめることになった。 「一時預かり」とは呼びたくないので、適切な名称は考えたいが、障害をもつ子どもが一定の時間を過ごす場所を地域にひとつ増やすことになる。家を探す時点で、当然に予定はしていた。職員間で開始時期のイメージには違いがあったが、結局、自分の意見が通った。 ずっと外出場面だとか、学童保育所内だとか、環境をこちら側の意向で変えるのが難しい所での支援ばかりしてきた。場所の使い方やプログラムを自分たちで設定できる支援というのは、希望に満ちている。その反面で「何を大事にしたいか」という問いを突きつけられてもいる。 主には学校の終わった後の支援になる。学校の延長にはしたくない。学校の延長になることを嫌うのは、きっと子どもたちを「教育」する場にはしたくない、という意識があるからなのだろう(多くの学童保育所が「授業のない『学校』」に過ぎないことをさんざん見てきた経