サッカー・日本代表公式練習(6日、ホームズスタジアム神戸)衝撃弾のイメージが鮮明に浮かぶ。デビュー前夜のFW原口が、熱い思いを口にした。 「キヨ君(清武)、マイク(ハーフナー)も最近デビューした人は戦力になった。自分も何かインパクトを残したい」 最年少20歳は今季公式戦10ゴールと頭角を現した。9月のW杯予選2試合はベンチを温めたが、今回は左FWで途中出場が濃厚だ。埼玉から家族を呼び、ド派手な蛍光スパイクも新調した。「しっかり、プレーで目立ちたい」。結果にこだわるには理由がある。 前日5日に浦和がナビスコ杯で準決勝進出を決めた。「うれしかった。次は自分の番だと気合が入った」。リーグ戦は15位でJ2降格の危機。クラブ全体で歯を食いしばっているとき、仲間が勇気をくれた。 今合宿中、原口は昨年J2に降格したFC東京のGK権田に悩みを打ち明けた。「どうすれば残留できるの?」。本来は敵味方に分かれる