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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (39)

  • プリンターをコピーと呼ぶ学生が結構いて困る話 - 火薬と鋼

    この2〜3年くらい、プリンターをコピー(またはコピー機)と呼ぶ学生が何人もいて困っている。 どういうことかというと、大学図書館で職員に「コピー機はどこですか」と質問してくる学生がいるのだが、案内すると違うという。話を聞くとPCから印刷する機械を探していたことが明らかになる。こういった混同の例が結構あるのだ。機器のトラブルや補給の問い合わせでも同じような問題が起きている。 去年くらいからこちらもわきまえていて、コピー機を探す学生に対してプリンターを探している可能性がある前提で話をしている。しかし館内案内地図を見て間違える学生もいる。この混同によって手間が増えているのは間違いない。 プリンターをコピーと呼ぶ学生の例は他大学にもあるのか。広まっているとしたらどの程度、どのように広まっているのか。たまたま私が把握していないだけで昔からいる可能性もある。

    プリンターをコピーと呼ぶ学生が結構いて困る話 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2018/04/18
    単機能プリンタのイメージが頭の中にないのかな。出力するデバイスとコピー機という呼称が強く結びついているわけだよね。
  • 広まってしまったインチキ江戸『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』 - 火薬と鋼

    江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書) 作者: 原田実出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/08/26メディア: 新書この商品を含むブログ (50件) を見る偽史・オカルト史の著作で知られる原田実氏による待望の江戸しぐさ批判。 近年、教育の世界では江戸時代に町人のマナーとして作られたという江戸しぐさを教える例が増えている。公民の教科書や道徳教材に取り入れられ、自治体の講演や企業研修でも使われている。 しかしこの「江戸しぐさ」、江戸時代のマナーというのは真っ赤な嘘なのである。江戸しぐさの広まりとともにネット上では批判が増え、その嘘や問題点も少しは知られるようになったが、一旦浸透してしまったインチキはなかなか消えない。 このは、Twitterで過去に何度も江戸しぐさの問題について言及してきた原田実氏がこれまでの氏の調査を元に江戸しぐさの嘘とその来歴、問題点につい

    広まってしまったインチキ江戸『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2014/09/17
    "江戸しぐさの広まりとともにネット上では批判が増え、その嘘や問題点も少しは知られるようになったが、一旦浸透してしまったインチキはなかなか消えない。"
  • 「ニセ医学」に騙されないために - 火薬と鋼

    「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る! 作者: NATROM出版社/メーカー: メタモル出版発売日: 2014/06/25メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (36件) を見るNATROMの日記でおなじみのNATROMさんがを出した。 NATROMさんについては、はてなダイアリーで日記を開設する以前、「進化論と創造論〜科学と疑似科学の違い〜」で進化論を解説し、創造論を批判していた頃から知っている。 まだネットに疑似科学に対する懐疑論を扱ったサイトが少なかった頃だから、あの当時その種の問題に興味がある人は皆見ていたのではないかと思う。 その後、NATROMさんのはてなダイアリーでは職業上の知識と経験を踏まえて次第に医学・医療関係の話題が増えていったが、今回のはそうした記事を反映した内容だ。 同書で扱われている内容は多岐に渡るので、

    「ニセ医学」に騙されないために - 火薬と鋼
  • 図書館総合展の「“武雄市図書館”を検証する」 - 火薬と鋼

    第15回図書館総合展に行ってきた。 今回は「“武雄市図書館”を検証する−ニュースとなった〈武雄〉から〈公共図書館界〉がみえてくる−」(公式)を聞いた。 パネリストは 佐賀県武雄市長・樋渡啓祐氏、 慶應義塾大学文学部教授で私の大学・大学院の恩師である糸賀雅児氏、 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)株式会社プロジェクトリーダー高橋聡氏、 コーディネーターは湯浅俊彦氏(立命館大学文学部教授)。 これまでの報道の中には糸賀先生が武雄市図書館の現状について肯定的ととられるような記事もあったが(糸賀先生を知っている身としてはメディアによる編集を疑うほど)、今回のフォーラムではかなりつっこんでいた(あれでも甘いという人もいるかもしれない)。 糸賀先生の指摘は、図書館としての各スペースと利用の実態についての話が中心。 「目的外使用のスペースが多く、図書館資料が使われず、スタバで雑誌を読んでいる利

    図書館総合展の「“武雄市図書館”を検証する」 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2013/11/02
    "図書館のあり方としての指摘内容に武雄市長とCCCの高橋氏が気色ばむ場面がいくつかあって、公共性・公平性や持続性といった図書館に必要な側面はつっこまれたくない部分なんだろうな、というのはよくわかった。"
  • 大学図書館司書狙いの悪質セールス電話がきた! - 火薬と鋼

    少し前の話だが、職場に大学図書館司書狙いのたちの悪い電話営業があった。なぜ大学図書館司書狙いと分かったかというと、向こうが「現在、大学図書館図書館員の方を対象に〜」と説明していたのだ。 その営業の電話の内容はかなり迂遠なもので、全部聞いていないので、結局何が売りたいのか分からなかった(営業は私狙いだが、電話をとった他の職員も多少相手をしている)。しかしまともな営業ではないことは明らかだった。同じような営業が他の図書館にも行くかもしれないので、注意のため書いておこうと思う。 覚えている範囲でまとめる。 ・社名は一応名乗る。ただし、電話を聞きながらGoogle検索したらその会社名でそれらしい会社はヒットしなかった。 ・冒頭の話は年金関係。「年金が減ることをご存知ですか」というのが話の一番の振り。恐らくそれで興味を引く戦略なのだろう。 ・説明の大半はこの年金が減る事とその対策について。ただし、

    大学図書館司書狙いの悪質セールス電話がきた! - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2013/09/07
    名簿流出か何かかしら。うっとおしいのう。
  • 図書館委託と人員確保 - 火薬と鋼

    図書館(公共や大学ほか)の民間委託について、人員確保の面から書いてみる。 図書館の民間委託について、色々話題になっているが、この点はあまり知られていないと思う。 複数の図書館委託企業で働いた経験を元にまとめてみた。 図書館委託の人集め 委託会社では「常に多くの人材をプールして契約が決まったら送り込む」という方式はあまりとらない。委託の契約が決まってから契約条件にあわせて募集を出し、人員を集める。この他に委託会社は登録制度と言ってフリーの人材を履歴書や面接などで登録しておき、契約が決まれば条件にあった登録者にも声をかける。また、他の図書館に委託として入っているスタッフに異動してもらうという事もある。 予定通りの人数やスキルの持ち主が常に揃うとは限らない。登録者は大体別の仕事についてしまっているか条件が合わない。ほとんどの場合は募集した人員と他からの異動で対処している。登録者が入る例は多くない

    図書館委託と人員確保 - 火薬と鋼
  • 図書館委託のネック「引継ぎ」 - 火薬と鋼

    図書館業務を民間会社が受託する場合、引継ぎでトラブルが生じることがある。また、他社からの引継ぎでもトラブルが起きることがある。 私はどういうわけか引継ぎでトラブルを抱えた図書館委託の仕事の尻拭い役として投入された経験が多く、複数の企業での大学図書館・公共図書館委託の実態を知っている。 一体どのような原因によってどのような問題が起きるのか、一般化は難しいが事例を書いてみよう。ただし、色々と情報を伏せているので、分かりにくいかもしれない。 委託契約時の問題 契約時に問題となるのは、図書館の業務内容そのものに理解のない人間ばかり関わる事である。 図書館業務の外部委託の仕様書がどのように決まるのか、皆さんは経験したことがあるだろうか。私は何度か立ち会ったが、受託業者が持ち込んだテンプレをそのまま仕様書にしてしまうパターンがある。個々の事情とか一切無視。既存の図書館職員とのやり取りも何もないのだ(も

    図書館委託のネック「引継ぎ」 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2012/08/25
    "うまくいかなかった例のほうが強烈で、今後検証していったほうがいいと思うのだが、個人に守秘義務もあるし企業も表沙汰にしたくないせいか、ほとんど知られていない。"
  • 管理栄養士養成課程と大学図書館 - 火薬と鋼

    かつて、私は複数の管理栄養士養成課程のある大学の図書館で委託として働いたことがある。普通の大学図書館とは少し異なるところがあり、そこから管理栄養士養成課程と大学図書館のかかわりについて思うところがあるので、書いてみよう。 管理栄養士のための蔵書 一般に、管理栄養士のテキストとして出版されているというのは、ほとんど決まっている。これは、図書館情報学のテキストが特定の出版社のシリーズものばかりというのと近い。しかし、実際には講義で指定される参考図書や教科書はもっと幅広い。これは、いくつかの医学分野のや、社会、教育に関する領域は栄養士向けではないが多く出版されているからだ。 また、調理実習が多いため一般向けの料理もかなり所蔵している。もちろん特定の疾患を抱えた人向けの料理もある。料理については、かなり公共図書館に近いところがある。料理は結構古いものでも学生に利用される。 逆に、

    管理栄養士養成課程と大学図書館 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2011/10/04
    "栄養学の教員は、アカデミックな研究にはあまり熱心ではないことが多く、まっとうな栄養学・医学と、科学的検証を経ていない信頼性の低い健康法との区別がついていない人もいる。"
  • 琉球大学の問題で話題になった代替医療の本 - 火薬と鋼

    代替医療ホメオパシーに関して、先日また新たなニュースが流れた。琉球大学の医学部保健学科で必修授業でホメオパシーが教えられていたということだ。 http://www.asahi.com/national/update/0916/TKY201009160388.html この問題に関して、実際に誰がどのような授業をやっていたのかという点があまり詳しく報道されていなかった。 既に報道を元に調べた人がいて、下記のブログエントリで紹介されているが、教科書の内容までは書かれていない。 琉大保健学科ホメオパシー騒動の記事が琉球新報に載ってました | ず@沖縄 琉大保健学科ホメオパシー騒動の教科書を見てきたよ | ず@沖縄 そこで、問題の授業で使われた教科書『看護のための最新医学講座 33. alternative medicine』を図書館で読んできたので、その内容を紹介しよう。 同書は看護師向けとなっ

    琉球大学の問題で話題になった代替医療の本 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2010/09/21
    "この本にある情報だけでは、ホメオパシーは治療の効果があるのに認められていない代替医療であるかのように考えてしまう人もいるだろう。"
  • 今こそホメオパシーの図書館分類を見直す時 - 火薬と鋼

    偽薬以上の治療効果がないにも関わらず広まっている代替療法・ホメオパシーについて、日学術会議が否定の会長談話を出してから様々な動きがみられる。 談話: 「ホメオパシー」についての会長談話 - 日学術会議 (PDF) 報道: http://www.asahi.com/national/update/0824/TKY201008240373.html アピタル(医療・健康・介護):朝日新聞デジタル 談話の公開後、日医師会、日医学会、日歯科医師会、日歯科医学会、日獣医師会、日獣医学会、日薬理学会、更に日助産師会もこの談話に対して賛同を示しており、医療におけるホメオパシーの価値の否定が初めて広く一般に曝け出された。 ここで一つ提案したいことがある。 ホメオパシーの図書館における扱いについてだ。ホメオパシーは日図書館では日十進分類の492.3(化学療法. 薬物療法)に分類され

    今こそホメオパシーの図書館分類を見直す時 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2010/08/31
    この見解に賛成。わが業界は、資料を所蔵するか否かではなく、分類という方法で意を主張するべきである。/一方、分類に過剰な権威を持たせないよう、注意が必要。
  • 岡崎市中央図書館Webサイトの事件で思い出したとある事件 - 火薬と鋼

    Librahack : 容疑者から見た岡崎図書館事件 図書館Webサイトへのクローラを実行して逮捕された男性、不起訴に | スラド セキュリティ 岡崎市中央図書館に1秒間に1回アクセスしたら逮捕されたけど不起訴になった件について - Togetter 岡崎市立中央図書館のWebサイトから新着図書データを自動で取得するプログラムを実行し、同サイトの一部機能が利用できない状態になった事件があった。 この一件で逮捕者まで出てしまった経緯が上記の各記事で説明されている。 公共図書館用に限った話ではないが、図書館システムは無駄に負担がかかったり練られていないものがあったりして、何度か困った目にあったことがある。 そして図書館用システムに問題点があることは図書館の世界でも図書館員やシステム会社以外にはほとんど知られていない。 簡単に言い直すと「図書館システムは一般のWebサイトやデータベースよりも脆弱

    岡崎市中央図書館Webサイトの事件で思い出したとある事件 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2010/06/23
    無力だよなあ。>その結果、その組織でのデータベースは一定期間利用停止となり、罰金を払う羽目になった。そうした対応は契約にも何もなかったのにも関わらず、である。
  • 大学図書館と公共図書館の相互協力 - 火薬と鋼

    今回もTwitterのまとめから。 公共図書館と大学図書館におけるILLの疑問 - Togetter 大学図書館は、他の大学図書館との間で雑誌記事のコピーやの貸借を行う。 これをILL(Inter Library Loan)と呼ぶ。 そのもののやりとりよりも雑誌記事(ほとんどは論文)の複写を頼むことが多い。 大学図書館の相互協力について、ILLを中心に書いてみよう。 サービスの内容 大学図書館のILLサービスは、意外と一般に知られていない。 送料やコピー代(一枚30円以上が普通で、50円、60円以上のところもある)などもあって、それなりにハードルがある。 図書館員の側も、ILLを利用するシステムの操作、そしてILL業務に特有のスキル、経験が求められる。 この業務の厄介なところは、「金がかかる」という点が最も大きい。 支払い関係の問題が結構起きるし、金が絡むだけに経理とも業務が関わる。

    大学図書館と公共図書館の相互協力 - 火薬と鋼
  • 知られざる大学図書館と大学研究室資料の関係 - 火薬と鋼

    図書館と研究室所蔵資料の微妙なお話 - Togetter Twitterでこんなやり取りがあったそうな。 この手の件については、過去の経験で色々と知っているので簡単に書いてみよう。 大学の研究室のはどう買うの? 大学には大体先生個人の、あるいは専攻の研究室があり、先生や院生等がそこを根城にしている。 研究に使う資料類もそこにあり、多くは大学が出している研究費から購入される。 しかしどういうルートで買い、どのように会計に書類を出すかは大学によってパターンが分かれる。 一つは研究室の人間(普通は教員)が書店や出版社から買い、請求書や書類を経理に回すもの。 もう一つは図書館を経由するものだ。 予算によってこうした手続きが混在していることもある。 案外知られていないが、大学で購入するは、例え図書館に置くものでなくとも大学図書館が管理していることが多い。 これは、図書館が書籍雑誌の管理に適したシ

    知られざる大学図書館と大学研究室資料の関係 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2010/03/27
    「研究室の本を利用者が検索できるか・利用できるかは大学の経理会計や管理体系と密接に関係しており、図書館単独では利用方法を作ることはできない。」このあたり、事務局・部局の会計部門も絡むからな。
  • 図書館と歴史修正主義・人種憎悪 - 火薬と鋼

    今回は、図書館歴史修正主義や人種憎悪にどう対するかという問題の有名な事例を紹介する。 当は一年前に書く予定だったが、色々あって遅れてしまった。 はてなでもヘイトスピーチを規制するかどうか、あるいは有害図書を規制するかどうかといった表現の自由に関する議論がしばしば起きている。この種の図書館での事例を紹介するのも、何かの参考になるかもしれない。 これまでも図書館と表現規制に関連した話題をいくつか紹介してきた。 関連エントリ: 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(1) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(2) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(3) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(4) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(5) -

    図書館と歴史修正主義・人種憎悪 - 火薬と鋼
  • 大学図書館の委託について、覚え書き (追記あり) - 火薬と鋼

    最近Webで大学図書館業務の委託についての話を読んだ*1。 自分もそうした委託の業者で働いたことがあるし、交流もあるのでいくつか知っていることがある。 具体的には丸善、紀伊国屋、TRC、ナカバヤシ、埼玉福祉会の仕事は関わったか隣で見ているか、とにかく一部知っている。 業者側の話はあまり語られないので、ここで少し自分が知っていることをまとめておこう。 あまりまとまりが良くない上に経験に限度があるが、何かの参考になるかもしれない。 契約について 図書館業務を請負で行う会社は、おおむね図書館用品や書籍販売などいくつかの業務で図書館とつながりを持っている(そうではない会社もある)。 最も、図書館業務の営業と用品・書籍販売の営業は違う部署であることが普通だけど。 大学側は、つながりの深い業者とやり取りをするか、複数業者で競争入札を行う。 価格だけではなく、「大学とのつながり」が重視される例をいくつも

    大学図書館の委託について、覚え書き (追記あり) - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2010/03/06
    "委託について、契約に関わるのが大学側も図書館委託業者側も図書館業務を知らない人間であることもある。/往々にして契約形態の違いは、仕事の溝を作る。"
  • マクガバン・レポートの真実 - 火薬と鋼

    マクロビオティックや代替療法の記事では、1977年に報告されたアメリカ生活指針・マクガバンレポートで「元禄時代以前の日事」を理想としたという話がしばしば紹介されている。その真相を追うシリーズの第3回。 マクガバン・レポートに関するメモ (追記あり) - 火薬と鋼 マクガバン・レポートを巡る伝説 - 火薬と鋼の続き。 過去2回のエントリで、アメリカで1977年に出された事目標に関する報告、通称"マクガバン・レポート"の日での紹介のおかしさについて触れてみた。 その後、実際にマクガバン・レポート(マクガバン報告)の日語訳である『米国の事目標(第2版) 米国上院:栄養・人間ニーズ特別委員会の提言』(品産業センター、1980)を図書館で借りることができた。 今回は、このマクガバン・レポート(マクガバン報告)の邦訳を元に、実際のレポートがいかにマクロビオテックや代替療法の世界での

    マクガバン・レポートの真実 - 火薬と鋼
  • ドラマ「婚カツ!」の図書館の描写がひどい - 火薬と鋼

    帰宅したら家族がフジテレビのドラマ「婚カツ!」を見ていた。 ドラマの半ば頃、「蔵書冊数は4万冊で、これは都内でも10の指に入る〜」といったセリフ(うろ覚え)が聞こえてきた。 いやいや4万冊で都内10位ってありえないから。 検索すれば分かるし、『日図書館』や『図書館年鑑』を見れば分かると思うが、都内で4万冊では10位内どころか100位内もかなり遠い。 2006年の東京都内公立図書館 図書所蔵数ランキング:2011年版―東京図書館制覇!が参考になる。 これは公共図書館の数字で、大学図書館等も加えると更に4万冊という蔵書数の順位は下がる。 まあ、ドラマのセリフは公共図書館のみを想定したものだろうけど。 それにしてもこの脚家は物知らずな上に調べる能がない。

    ドラマ「婚カツ!」の図書館の描写がひどい - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2009/06/09
    4万冊は、うーん、胸を張るレベルではないなあ。
  • 図書館分類の実際とニセ科学問題 - 火薬と鋼

    http://d.hatena.ne.jp/yukitanuki/20090522/p2こちらのエントリでの分類について疑問があげられていた。 分類については以前図書館とニセ科学と過去の誤謬 - 火薬と鋼で少し触れたが、今回はもうちょっと実務に即して解説していこう。 図書館の分類と屋の配置 日図書館は、日十進分類法(NDC)に基づいて分類を付与している。 のテーマ(主題)や形式に該当する番号や付与方法はNDCの(最新版は『日十進分類法 新訂9版』表編と一般補助表・相関索引編の2冊セット)に詳しく記載されている。 図書館の分類は、物凄く単純化して言えば「似た内容のが近くに置かれていると便利だ」という考えに基づいていると思っていい。 この分類は、古くは博物学(東洋では草学)や辞書・事典、学問の専門分野の区分に基づいて生まれた。 このため、一般の人には分かりにくい分類になっ

    図書館分類の実際とニセ科学問題 - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2009/05/23
    簡にして要を得た解説だ。/図書館の分類は便宜的なものであって権威でもなければ金科玉条でもない、という点は繰り返し語られるべき。
  • 学校図書館と検閲の事例 (2) - 火薬と鋼

    学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼の続き。 日の学校図書館のあり方については、学校図書館憲章が指針として存在する。しかしこれはかなり漠然としており、具体的な問題への対処の指針にはなり難い。 これに対して、アメリカでは「図書館の権利宣言」解説文として「学校図書館メディア・プログラムの資源やサービスへのアクセスAccess to Resources and Services in the School Library Media Programというより具体的な指針が存在する。 歴史的には1955年に採択された「学校図書館の権利宣言」というものが先行して存在していた。その内容が「図書館の権利宣言」と重複しているか、宣言よりも弱い内容であったために廃止され、1986年に新しい内容の学校図書館に関する文章が解説文として採択されたのだ。その後何度か改訂を経て現在のかたちにな

    学校図書館と検閲の事例 (2) - 火薬と鋼
    rajendra
    rajendra 2009/05/17
    "対抗手段の一つとして、ALAは、毎年学校図書館や公立図書館に対して除架・利用制限依頼のあった資料リストを公開し、その資料の読書を呼びかける禁書週間(Banned Books Week)を開催"
  • 学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼

    化け物を殺すのは人だけ - 北沢かえるの働けば自由になる日記 小学校の図書室から『ぼくらの七日間戦争』をはじめとした『ぼくら』シリーズが撤去されたという話があった。 この話題に関連して、過去の学校図書館と検閲の事例を紹介しよう。 アメリカの事例を出そうと思ったが、情報整理に時間がかかるので日の例から。 参考文献は日図書館協会図書館の自由に関する調査委員会編『学校図書館図書館の自由』日図書館協会(図書館と自由 第5集) 日の事例 愛知県立高校図書館 学校図書館は、教育的配慮に基づいた自主規制が行われる可能性をもつ。学校図書館においても幅広い資料を提供することで生徒が多様な情報を入手できるようにすべきであるが、実際にはそうはなっていない。 例えば、全国学校図書館協議会|全国SLA制定の各種基準|全国学校図書館協議会図書選定基準を基準としてもかなり一面的・一方的な情報の統制は可能だ。

    学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼