ノキアは敗退したのではなく、日本を見捨てたのだ 昨年末の大きなニュースと言えば景気問題が挙げられるが、筆者にとって衝撃だったのはノキア社の日本市場からの撤退発表だった。多くの、未だiモード派系の国内ケータイユーザーにとっては、すぐには何の影響もない些細な出来事かもしれないが……。 ノキア社が強敵の多い日本市場の戦いで疲労困憊して逃げ出したのなら、日本人としては喜ぶべきことだ。しかし実際は、道具として成人度が低く、そしていつまでも成長のない小さな「子供の国」であり、たった1億台しか市場規模のない辺境の小国を「見捨てた」に過ぎない。 今後ノキア社にとって、日本は携帯電話本体の販売マーケットではなく、液晶やスイッチ、パッケージ技術等、携帯電話部品の優秀な一提供国として位置付けられるのだろう。 そんなノキア社の日本撤退を記念して、以前から欲しかった「E90 Communicator」というSymb
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