日本三景のひとつである天橋立によって仕切られた阿蘇海。この阿蘇海において重要な漁業資源のひとつがアサリです。近年アサリの資源量は全国的に減少の一途を辿っており、阿蘇海においてもそれは例外ではありません。このような事態を受けて、海洋センターでは、資源を回復・増大させるための手段として、同じ海域産の稚貝の移植放流や食害生物の駆除などを提案するとともに、限られた資源を有効利用するため、小型貝を大型貝にまで育て上げる垂下育成技術の開発に着手しました。 そして、試験を進める中で、阿蘇海で垂下育成したアサリは、漁獲されたアサリよりも身入りが良く、特に春から夏前(3~7月)にかけては全国的に見てもトップクラスの身入りを示すことが分かりました。既にこの時期に4cm以上の大型貝にまで育成可能な条件が明らかになってきており、現在、阿蘇海アサリ垂下育成の事業化に向けた実証試験も地元漁業者により実施されているとこ
貝の生産・流通・消費の変遷:自己紹介 42歳になる私は、愛知県豊橋市で3世代に渡って貝の卸売業を生業にしていたものです。全長70km足らずの急峻な豊川河口に広がる六条潟の恩恵を、生活のあらゆる場面で実感できた最後の世代でもあります。物心付いたころから、取扱商品はめまぐるしく変化しました。 小学校低学年(1970年くらい)までは六条潟西浜(豊川西岸)でハマグリが採れて、船から河岸に塩かますに入れられたハマグリが威勢よく降ろされる光景を、磯の香りとともに鮮明に思い出すことができます。当時の漁業者は漁業補償後残っている漁業関係者と違って、寡黙でありながらも物質循環における漁業の役割を確実に認知していたように感じました。 ばあちゃんがハマグリ・シジミを背負って東海道本線に乗り売り歩いたいわゆる「カツギ屋」も、本格的な業として若い衆を雇い、トラックの定期便を走らせ、主力商品もハマグリ・シジミからアサ
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