今日は、ええと、19日。というと、明日までか。筑摩書房創業80周年フェアで、Kindle本のいくつかが格安価格で売られている。200円以内という感じ。 で、Twitterでどれがお勧めですかと聞かれたので、4冊ほどお勧めした。お勧めしたいと思った理由には、ちょっと僭越だけど、安いからと言って背伸びした読書をするのはどうかなという思いもあった。 例えば、『社会科学の名著30』というのは良書なんだけど、マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』やエミール・デュルケーム『自殺論』を10ページほどで解説するというのは、社会学に関心ある人やインテリ憧れる若い人くらいにしか意味ないんじゃないかと思う。それでいて、カール・マルクスについてはフリードリッヒ・エンゲルス共著の『共産党宣言』しかないとなると、なんだろ、困惑する。ミシェル・フーコー『監獄の誕生』やマーシャル・マルクーハン