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ブックマーク / ikedanobuo.livedoor.biz (12)

  • 世代別選挙区のすすめ : 池田信夫 blog

    2015年05月23日00:56 カテゴリ法/政治 世代別選挙区のすすめ 大阪都構想の住民投票は、税金を払う世代と使う世代の対立を鮮明に示した。Vlogでも紹介したように、大阪市の有権者のメディアンは55歳ぐらいだが、それ以上の世代の投票率が高いため、中位投票者(median voter)が60歳を超えたと思われる。この原因は、負担が重くなる若い世代の投票率が低く、20歳未満には選挙権がないからだ(18歳に引き下げる程度では大差ない)。このバイアスを是正する一つの方法は、ゼロ歳児にも選挙権を与えることだ。もちろんゼロ歳児は投票できないので、20歳未満の子供をもつ親に2票を与える。これがドメイン投票法と呼ばれるもので、小黒さんによればこれで高齢者の比率は1割ぐらい下がる。 もう一つは世代別選挙区だ。これは一つの選挙区を「老年区」「中年区」「若年区」にわけて人口に比例した定数を配分し、投票率の

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    repon 2015/05/24
    “ぜひ世代別の定数是正にも取り組んでほしい” 何だこのいっちょ噛み結論
  • 被災者の地獄への道は村上春樹の善意で舗装されている : 池田信夫 blog

    2015年04月11日17:29 カテゴリその他 被災者の地獄への道は村上春樹の善意で舗装されている かつて私は村上春樹の小説の熱心なファンだったが、彼の社会的な発言は単なる平和ボケの団塊オヤジだ。いま話題になっている「原発NO!に疑問を持っています」という話でも、「交通事故で毎年5000人近くが亡くなっているのに、原発だけを取り上げてNO!というのはどうかと思う」という読者の質問に、村上はこう答える。福島の原発(核発電所)の事故によって、故郷の地を立ち退かなくてはならなかった人々の数はおおよそ15万人です。桁が違います。[…]もしあなたのご家族が突然の政府の通達で「明日から家を捨ててよそに移ってください」と言われたらどうしますか? そのことを少し考えてみてください。原発(核発電所)を認めるか認めないかというのは、国家の基幹と人間性の尊厳に関わる包括的な問題なのです。まず彼はここで毎年50

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    repon 2015/04/11
    http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51849456.html 「資本主義は暴力を所有権という形で標準化する制度であり、その魅力も危険も、それが「なめらか」ではなく、持つ者と持たざる者を峻別する点にある」基準値下げれば返せる、と
  • ポラニー的不安 : 池田信夫 blog

    2009年03月27日21:42 カテゴリ ポラニー的不安 大不況に便乗して、ここぞとばかりに「市場原理主義」を攻撃するが山のように出てきた。書は、この種の際物の典型である(リンクは張ってない)。『大転換』というタイトルに示されるように、カール・ポラニーの有名なを踏襲して「市場の暴力」を批判するのが、こういうのお決まりのパターンだ。中谷巌氏もポラニーを引用して、市場が「悪魔の挽き臼」だという。 しかし伝統的な社会には「非市場」しかなく、19世紀の欧州で初めて「自己調整的」な市場が登場した、というポラニーの理論は、歴史的事実によって支持されない。ブローデルも批判するように、どんな「未開」な社会にもバザールのような市場は必ずみられ、それは共同体と共存している。古代ギリシャのアゴラも、もとは市場だった。 ポラニーは市場の外側に来的な「社会」なるものを想定するが、ハイエクも批判したよう

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    repon 2014/03/19
    池田先生のカール・ポラニー評価
  • 速い思考と遅い思考 : 池田信夫 blog

    2011年11月12日18:43 カテゴリ 速い思考と遅い思考 書は著者がノーベル賞講演で示した枠組を一般向けに敷衍し、行動経済学をデカルト以来の「意識中心主義」を否定する知的な革命として位置づけるもので、社会科学を学ぶ者すべての読むべき21世紀の古典となるだろう。ナシーム・タレブは、書に最大級の賛辞をささげている。“This is a landmark book in social thought, in the same league as The Wealth of Nations by Adam Smith and The Interpretation of Dreams by Sigmund Freud”もっとも著者はそういう大げさな言葉は使わず、具体的な実験で淡々と「人間が意識的に行動している」という新古典派経済学の神話を反証する。その原因は、脳がきわめて非効率的にできて

    速い思考と遅い思考 : 池田信夫 blog
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    repon 2013/11/01
    この本はほんとうに面白い。でも、池田さんはすぐに政治の持論に引っ張り、そこは違和感しか感じない。それ以外の記事は参考になりました。
  • 1枚の図でわかる世界経済史 : 池田信夫 blog

    2007年10月27日01:15 カテゴリ 1枚の図でわかる世界経済史 以前の記事でも少し紹介したGregory Clarkの"A Farewell to Alms"を読んでみた。第1章は「16ページでわかる世界経済史」と題されていて、このPDFファイルだけ読んでも概要がわかる。中でもポイントになるのは、下に掲げた「1枚の図でわかる世界経済史」と題した図である。これは紀元前1000年から2000年までのひとりあたり所得を図示したものだが、1800年ごろの産業革命期を境に急速に所得が上がっている。これをどう説明するかが、西欧文化圏が世界を制した原因を考える上で最大の問題である。これまでの通説とされているのは、オランダやイギリスで財産権(特に特許などの知的財産権)が確立されて市場経済が成立し、技術革新が進んだとするNorth-Thomasの説だが、著者はこれを批判する。財産権は、世界の他の地

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    repon 2013/10/04
    「10万年の世界経済史」書評。
  • 「解雇できない特区」をつくってみた : 池田信夫 blog

    2013年09月22日08:31 カテゴリ経済 「解雇できない特区」をつくってみた 朝日新聞の「解雇しやすい特区」という記事がおもしろい。そんな名前は誰もつけてないのに、国家戦略特区を「解雇特区」と名づけて「働き手を守る仕組みは大きく後退する」だの「労働基準法や労働契約法をゆがませる」だのと主観的なコメントを記者が書いている。普通はこういう意見は「有識者」に語らせるものだが、最近の朝日の社会部記者はそういう基的な訓練も受けてないのだろうか。そこで逆に彼らの理想らしい解雇できない特区を考えてみた。これは隗より始めよで、朝日新聞東京社のある築地にしよう。まず解雇は全面禁止だから、コピー取りも守衛も掃除のおばさんも全員、正社員(無期雇用)になる。朝日新聞の好きな平等主義で、彼らにも記者と同じ年収1300万円を払うことにしよう。もちろん終身雇用だから、コピー機がなくなってもコピー取りの「坊や」

    「解雇できない特区」をつくってみた : 池田信夫 blog
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    repon 2013/09/24
    朝日新聞が、仮に、キレイ事を言っているけれど中では違うことをしている、として、重要なのは、「キレイ事の対象」は、外部ではなく内部にいるということ。で、保守主義者は現時点ではキレイ事は無理、という結論。
  • 「半沢直樹」の不在 : 池田信夫 blog

    2013年09月23日01:42 カテゴリその他 「半沢直樹」の不在 ちょっと前に事中に30分ぐらい見ただけでアホらしくなって見てなかった「半沢直樹」について、ツイッターで藤沢数希氏が「何が面白いかわからない」と書いているので「私もそう思う」と書いたら、すごい反響がきてびっくりした。 そこで念のため、そのとき録画したビデオを早送りで見たが、印象は同じだ。原作はバブル期の話で、それを現代に舞台を移しているのだと思うが、今どきあんな単純な不良債権でメガバンクが大騒ぎになるはずがない。90年代に私も不良債権の現場をたくさん取材したが、最大の違いはドラマのように個人の責任は問わないということだ。 原作者は元銀行員だから、それを知って脚色していると思うが、日の会社では不祥事の責任は関係者全員で負うのだ。もちろん実際には責任者がいるが、それは外部にはわからない。90年代に100兆円もの不良債権が出

    「半沢直樹」の不在 : 池田信夫 blog
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    repon 2013/09/23
    半沢が大統領になって、未知の生物との戦いに「やられたらやり返す、倍返しだ!」とステルス機を送り込む、まで読んだ。
  • 内田樹氏の語る「自虐史観」 : 池田信夫 blog

    2013年06月03日22:30 カテゴリその他 内田樹氏の語る「自虐史観」 内田樹氏の文章には特徴がある。「グローバリズム」やら「国民国家」とやらについて衒学的に語ることと、初歩的な誤りがたくさんあることだ。きょうのブログで彼はこう書く。グローバル化に即応した「歴史の書き換え」が進行している。 「慰安婦問題」や「南京事件」について日を免罪しようとする「自虐史観論者」たちの語る歴史がそれである。 彼らが「慰安婦制度に軍部は関与していない」とか「南京事件などというものは存在しなかった」ということをかまびすしく言い立てるのは、その主張が国際的に認知される見通しがあるからではない。全く逆である。日以外のどこでも「そんな話」は誰も相手にしないということを証明するために語り続けているのである。この短い文章に、大きな間違いが三つもある。第一に自虐史観とは「自国の歴史の負の部分をことさら強調する歴史

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    repon 2013/06/04
    池田先生の、広告産業を擁護する時は「情報が無料というのはエントロピーが平衡に達した前提だがそんなことはありえない」、朝日新聞をdisる時は「情報は究極的には無料になる」というポジショントークっぷりがいいな
  • なめらかな社会とその敵 : 池田信夫 blog

    2013年03月26日10:54 カテゴリ なめらかな社会とその敵 書は2ヶ月ぐらい前に贈ってこられ、ちょっと読んだのだがよくわからなかった。その後、何人かが好意的な書評をしているので、もう一度、読んでみたが、やはりわからなかった。難解だというのではなく、何をいいたいのかがわからないのだ。 著者のいう「なめらかな社会」とは、組織の内部と外部を区別しないで、1人が多くのグループのメンバーになる社会、というほどの意味らしい。現在の日がこの意味で「なめらか」ではなく、特に若者と女性を排除する構造がますます強まっていることは事実だ。これを解決することは容易ではなく、日社会のほとんど全面的なオーバーホールを必要とするだろう。 ところが著者はこの問題を、ネットワーク社会の問題にいきなり一般化し、それをPICSYなる電子マネーで解決するという。これは昔、柄谷行人氏が立ち上げて失敗したNAMで実験

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    repon 2013/04/19
    「近代社会の根底にあるのは暴力装置としての国家であり、それは友/敵を区別して誰を殺すかを決める「決断」のシステム。資本主義は暴力を所有権という形で標準化する制度であり、持つ者と持たざる者を峻別する」
  • 10万年の世界経済史 : 池田信夫 blog

    2009年04月23日23:37 カテゴリBooks 10万年の世界経済史 "A Farewell to Alms"の訳が出た。当ブログで紹介したのが、邦訳のきっかけだという。10万年という大きなスケールで歴史を数量的に分析するのはおもしろいが、やや結論を急ぎすぎているような気がする。 「Books」カテゴリの最新記事

    10万年の世界経済史 : 池田信夫 blog
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    repon 2013/04/19
    「"A Farewell to Alms"の訳本が出た。当ブログで紹介したのが、邦訳のきっかけだという」
  • 大江健三郎氏の犯罪 : 池田信夫 blog

    2011年04月23日15:37 カテゴリ法/政治 大江健三郎氏の犯罪 沖縄の集団自決をめぐって争われた名誉毀損訴訟の最高裁判決で、被告の大江健三郎氏と岩波書店が勝訴した。これまでの経緯を知らない人が、大江氏が正しかったと誤解するのもよくないので、少しコメントしておく。 問題の訴訟は、2007年の記事でも書いたように、赤松嘉次大尉らを集団自決を命じた屠殺者だと罵倒した大江氏の『沖縄ノート』の記述が事実かどうかをめぐって赤松大尉の遺族などが起こしたものだ。これについては曾野綾子氏が現地調査をした上で「事実ではない」と指摘し、大江氏側も問題の記述が伝聞で確認できないことは認めた。 一審の大阪地裁は「軍の命令があったと証拠上は断定できないが、関与はあった」という理由で原告の申し立てを退けた。これは「ノーベル賞作家」に配慮した問題のすり替えである。原告は赤松大尉が集団自決を命令したかどうかを問うて

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    repon 2011/04/24
    ご自身が書いた文章によっていったい誰から利益を得便益を図られるのかを一度図示したい。経済学者は自分自身の利益を最大化するため、自分の利益と他人の利益がぶつかったとき「全体のトレード・オフ」と欺瞞する
  • 自我の源泉 : 池田信夫 blog

    2010年08月16日10:57 カテゴリ科学/文化 自我の源泉 大ベストセラーになったサンデルの師匠、テイラーの主著が20年ぶりに翻訳され、今月末に出ることになった。9975円という値段は一般の読者には無理なので、ビジネスマンには書を要約したラジオ講演、『「ほんもの」という倫理』をおすすめする。 書は訳で700ページもあるが、大部分はよくも悪くも常識的な西洋哲学史のおさらいである。著者はカナダの哲学者だが、昔は新左翼の活動家でヘーゲルの研究者という経歴からもわかるように、近代的自我を自明なものとは考えず、特殊西欧的なイデオロギーととらえ、この人工的な概念がどのようにできたかを明らかにする。 人類は、歴史の圧倒的大部分で数十人から数百人の小集団に組み込まれて暮らしており、王以外の個人名が残ることはきわめて異例だった。その例外が古代ギリシャだが、そこでもプラトンの背後にはポリスという

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    repon 2010/08/16
    一言で言えば、「父の喪失」ではないでしょうか。そして、ラカンがフランス68年革命で暴れる学生を見て、「新たな父を探しているだけだ」と喝破したとおり、「父」は「絶対的だけれど脆弱」(ジジェク)なのでしょう
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