三重県伊勢市の私立皇学館高校1年の男子生徒(16)が同級生からのいじめを訴える遺書を残して自殺した問題で、同校は14日、臨時の保護者説明会を開き、同級生などへの聞き取り調査の結果を報告した。学校側は、男子生徒へのいじめを認めて謝罪し、顔を殴るなどの暴力や下品なあだ名をつけたりする暴言などの事実があったと説明した。 保護者説明会は体育館で午後5時半から約4時間にわたって行われ、1、2年生の保護者約310人が出席した。 記者会見した大島謙校長によると、会の冒頭で黙祷(もくとう)し、「いじめを防げなかったことは申し訳ない」と保護者に謝罪したという。聞き取り調査は、男子生徒と同じクラスの39人全員のほか、全校生徒にも実施。いじめの具体的な内容としては、顔を殴る暴力、下品なあだ名を言いふらすという暴言、さらに消しゴムのかすを投げつけるといった嫌がらせがあったことを確認したという。 このうち暴力