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ブックマーク / note.com/rikomuranaka (23)

  • また年2回打つの?日本の新型コロナワクチン接種計画への少しだけ違和感|村中璃子 Riko Muranaka

    一時帰国しています。話には聞いていましたが、当にまだ誰でもどこでもマスクをしていることにも驚きますが、高齢者だけでなく、感染歴のある若い人にも4回、5回とワクチンを接種しているが多いことに驚きます。良くも悪くも、日人は当にまじめにコロナ対策を続けていることを改めて実感します。 EUでは若い世代の4回目の接種は推奨されていません。マスク着用も「以前ほどの意義はない」として、ほぼすべての国のほぼすべての場面で着用義務がなくなっています。 「効果や必要性のなくなったことは即やめる」というのがヨーロッパ式なら、「少しでも効果があることは意義が薄れてもやっておく」というのが日式といったところでしょうか。 「全世代に1回、高齢者に2回の接種」は世界標準?先日、4月以降の新型コロナワクチンの接種方針について、政府の発表がありました。全世代に対し1回もしくは2回の無料接種を今年も継続するというもの

    また年2回打つの?日本の新型コロナワクチン接種計画への少しだけ違和感|村中璃子 Riko Muranaka
  • 無駄な休校をなくすために理解する「抗原検査」の基本コンセプト|村中璃子 Riko Muranaka

    では学校で新型コロナの感染者が出れば大騒ぎです。1人でも感染者が出れば濃厚接触者の特定が終わるまで「とりあえず休校」という取り決めにしているところも多く、たとえば、9月初めの大阪では、全小中高の約5分の1が臨時休校になっている状態でした。 保健所が忙しすぎて濃厚接触者の特定が終わるまで1週間といったこともあり、隔離の必要のない子どもまでもが長々と学校生活を奪われる状況が続いていました。 子どもの感染者が増えているのは日だけではありません。どの国も重症化リスクの高い大人からワクチンを接種していったのですから、子どもたちの感染の割合が増えて行くのは当たり前のことです。 国によって大きな差があるのは、ワクチン以外の体制と感染者が出た時の対応です。 ドイツでは、小学校から高校まで学校に通うすべての子どもたちと教職員が、週2回抗原検査を行うことが法律で義務付けられています。5月のロックダウン明

    無駄な休校をなくすために理解する「抗原検査」の基本コンセプト|村中璃子 Riko Muranaka
  • 気になる、それぞれの新型コロナワクチンの「値段と安全性」|村中璃子 Riko Muranaka

    新型コロナワクチンの第2/3相臨床試験の「有効性」に関する中間解析が続々と発表されています。一番のりで発表した米ファイザー+独ビオンテックに始まり、米モデルナ+米保健省、ロシアの「スプートニクV」、英アストラゼネカ+オックスフォード大学と現在までの4つのワクチンの効果(有効性)に関する中間解析が発表されていますは、今日はこれら4つのワクチンの「値段と安全性」を比較します。前回の記事で、米ファイザー+独ビオンテックや米モデルナ+米保健省のワクチンが「有効性95%」との中間解析を発表するなか、「有効性70%」と発表した英アストラゼネカ+オックスフォード大学のワクチンについて、複数の投与量での治験を行うなど通常の治験のプロセスを踏んでいるとことに好感が持てる、半量を投与したグループでは有効性90%ととの評価も出ていることから同程度の期待ができるという趣旨の記事を書きました。 しかし、この記事を書

    気になる、それぞれの新型コロナワクチンの「値段と安全性」|村中璃子 Riko Muranaka
  • 東欧の新型コロナ「第1波」から考える日本の次の波|村中璃子 Riko Muranaka

    ではあまり報じられていないが、西ヨーロッパが新型コロナの第2波に見舞われるなか、東欧が新型コロナの第1波に見舞われている。 わたしが暮らすドイツは、EUの新型コロナ対策優等生として知られている。ロックダウンの解除以降も新規感染者は1000人代で推移。再流行の懸念された夏休みが終わっても急増することはなかった。ところが、10月1日に 1900人になった新規感染者数は、10月24日には14715人に。ここへ来てドイツでも、実に夏場の10倍のスピードで感染が拡大し始めた。 【ドイツの新規感染者数の推移】

    東欧の新型コロナ「第1波」から考える日本の次の波|村中璃子 Riko Muranaka
  • 高まる反コロナデモと対立する科学者たち|村中璃子 Riko Muranaka

    ドイツの首都ベルリンで、政府の新型コロナウイルス対策に抗議する3万8000人規模のデモがあったと報じられたのが8月29日のこと。以来、ドイツにおける反ワクチンデモのことは日のメディアでも何度か耳にしたことだろう。 2020年春のロックダウンに際しては、アンゲラ・メルケル首相が、民主主義の基盤である個人の自由が一時的に制限されることに理解を求めるスピーチを行い、ドイツ国内だけでなく世界からも絶賛された。 そして、10月30日の報告で1日の新規感染者が19059人と2万人に迫ったドイツは、今日11月2日から2度目のロックダウンに入る。1度目のロックダウンとは異なり、飲店やホテルなどの営業は停止するが、学校は継続するなど部分的ロックダウンとなっている。 ワクチンも治療薬もない新型コロナの拡大を前に、「ロックダウン以外に方策はない」というのは研究者たちの間でも異論のない方針だ。しかし、先週木曜

    高まる反コロナデモと対立する科学者たち|村中璃子 Riko Muranaka
  • 3月17日のWHOブリーフィング「検査、検査、検査」|村中璃子 Riko Muranaka

    WHOは月、水、金の週3日、ブリーフィングを行っている。最初はほぼ毎日やっていたが、現在ではこのペースに落ち着いている。新型コロナウイルスにが地球上に出現して約12週間が経った。私はこのブリーフィングをすべて聞いてきた。「WHOの言っていることは信じらない」といってWHOの会見を全く無視する人もいるが、WHOは政治的なコメントと科学的なコメントは分けて発言している。どこは信じるべきでどこを信じてはいけないのかは一目瞭然だ。今日はWHOがPCR検査の重要性を強調した。昨日、私も「たまひよ」に寄稿したばかりの、無症状の子どもの感染力についても言及があった。メディアで報道されることだけを聞いていてもその趣旨は分かりにくいと思う。詳しくは記事を読んで欲しい。

    3月17日のWHOブリーフィング「検査、検査、検査」|村中璃子 Riko Muranaka
  • 速報:内閣は「厚労省の『子宮頸がんワクチン積極的接種勧奨停止』に法的拘束力なし。市町村には勧奨と接種の責務あり」の見解|村中璃子 Riko Muranaka

    12月3日、井出庸生議員から11月22日に提出されていた「ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応に関する質問主意提書」に対する答弁書が発表されました。井出議員に質疑を依頼したのは、弁護士で元衆議院議員の椎名つよし氏。 新聞テレビなどの報道機関はもとよりどのメディアも報じていないようですが、ポイントをまとめると以下の通りになります。 〇厚労省の「積極的勧奨中止」の通達には何の法的拘束力もなく、市町村長には対象者に接種を勧奨、および接種する責務がある 〇厚労省の見解を無視して積極的勧奨を行った市町村長に対し、厚労省は市町村長に不利益な取り扱いをしてはならない 〇自治体には、子宮頸がんワクチンの定期接種にかかる費用190億円のうち9割を普通交付税として交付している

    速報:内閣は「厚労省の『子宮頸がんワクチン積極的接種勧奨停止』に法的拘束力なし。市町村には勧奨と接種の責務あり」の見解|村中璃子 Riko Muranaka
  • ⑦重篤な副反応と救済認定数が他のワクチンより多い。だから子宮頸がんワクチンは危ない?|村中璃子 Riko Muranaka

    今週は、東京都知事の小池百合子氏をはじめとする「九都県市首脳会議」が定期接種である子宮頸がんワクチンの接種率が著しく低い問題についての要望書を提出したり、自民党内で同問題をめぐる議員連盟結成に向けた勉強会が始まるなど、子宮頸がんワクチンをめぐる政界の動きがありました。 子宮頸がんワクチン問題について、政界にも動きがあるのはいいことですが、かつては被害を訴える人たちからの質疑にきちんと反論できなかったという過去もあります。 政治に携わる方たちは、エビデンスの出そろった今こそ、もっと勉強し、もっと自信をもって発言し、政策につなげていくべきでしょう。 私が子宮頸がんワクチン問題についての執筆を始めた当時、名前を出して発言する医者や研究者はぼゼロでした。しかし、今は取材も簡単で、学会や学者の見解をまとめた記事もたくさんあります。 わたしのnoteでは全8回の予定で、つくば市議の小森谷さんやれいわの

    ⑦重篤な副反応と救済認定数が他のワクチンより多い。だから子宮頸がんワクチンは危ない?|村中璃子 Riko Muranaka
  • ④子宮頸がんワクチンは10万人に7人のがんしか防がない?|村中璃子 Riko Muranaka

    茨城県つくば市の小森谷さやか市議に続き、10月18日には、れいわ新撰組代表の山太郎さんが「大切なお友達のお孫さんが被害者だ」という一般の人らしき方の質疑に答える形で、子宮頸がんワクチン不要論をとなえる街頭演説を行いました。 演説の映像を拝見したところ、「子宮頸がんワクチンに関する最新の情報はアップデートしていない」と何度も断ったうえで、以前秘書をしていたというはたともこさんからもらったという古い資料をもとに、同ワクチンに関する誤った解釈をしており、かつ、小森谷さんとほぼ同じ内容のことを言っていることが分かりました。 そこで、これまで「小森谷市議への回答」としていたシリーズ記事のタイトルを改め、小森谷議員の質疑の順に引き続きお答えしていきたいと思っています。 これまでの質疑と回答はこちら 小森谷市議への回答①子宮頸がんワクチンによる深刻な副反応は相次いで報告されている? 小森谷市議への回答

    ④子宮頸がんワクチンは10万人に7人のがんしか防がない?|村中璃子 Riko Muranaka
  • 子宮頸がんワクチンの「1回接種」最前線|村中璃子 Riko Muranaka

    この記事でも少し触れている話ですが、今日はHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防する子宮頸がんワクチンの「1回接種」に関する最新の情報と考え方をご紹介します。 はじめに、日の厚生労働省は、定期接種導入直後の2013年6月より、世界で安全性と効果の確認されている子宮頸がんワクチンの「積極的接種勧奨を停止」しています。 「国も安全性に自信が持てないからお勧めしないのだ」と思っている国民はたくさんいますが、それは誤解です。積極的接種勧奨というのは、定期接種対象年齢の子どもがいる家庭に接種の通知を送るのをやめることを意味するにすぎず、子宮頸がんワクチンは2013年4月の導入から今日に至るまで、国が安全性と効果を評価したうえで定期接種としているワクチンです。もちろん今でも、接種対象年齢(その年に中1になる子から高1までの女子)は全員無料でこのワクチンを接種することができます。 日の子宮頸が

    子宮頸がんワクチンの「1回接種」最前線|村中璃子 Riko Muranaka
  • フェイクニュースをもっとも拡散している世代|村中璃子 Riko Muranaka

    Medical Doctor/ Journalist (医師・ジャーナリスト) 著書に『10万個の子宮 あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか』『新型コロナから見えた日の弱点 国防としての感染症』

    フェイクニュースをもっとも拡散している世代|村中璃子 Riko Muranaka
  • 科学不正にいちばん甘い人たち|村中璃子 Riko Muranaka

    医学に関するデータやその解釈をいつも最新にアップデートしておくことを通じて命や健康を守りたい、という方に強くおススメできる定期購読マガジンです。

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  • WHO、2019年の国際保健の脅威に「反ワクチン運動家」。重点項目は「反子宮頸がんワクチン運動」|村中璃子 Riko Muranaka

    医学に関するデータやその解釈をいつも最新にアップデートしておくことを通じて命や健康を守りたい、という方に強くおススメできる定期購読マガジンです。

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  • 本庶佑氏、日医会長との新春特別対談でも子宮頸がんワクチン問題に警鐘|村中璃子 Riko Muranaka

    あけましておめでとうございます。 オプジーボや子宮頸がん(HPV)ワクチンなど、人類は「がん撲滅」への切符を次々と手に入れつつあります。 昨年は、京都大学の庶佑氏が免疫チェックポイントのPD-1を発見し、がん免疫療法を確立した功績が評価され、ノーベル医学生理学賞受賞を受賞しました。2019年はがん免疫療法の研究が加速することはもとより、子宮頸がんワクチン問題の解決、研究者をめぐる環境の改善など、良き1年となることを祈ってやみません。 新春号の日医師会「日医ニュース」に掲載された庶佑氏と日医師会横倉会長との対談でも、子宮頸がんワクチン問題に関する言及がありました。 以下、対談より抜粋してご紹介します。 「これから国民皆保険を守っていくということであるならば、もっと積極的にワクチンを接種するとか、糖尿病等の予防対策を推進するなど、できるだけ予防的なことに財源を投入していく方向に見直して

    本庶佑氏、日医会長との新春特別対談でも子宮頸がんワクチン問題に警鐘|村中璃子 Riko Muranaka
  • 本庶佑氏、ストックホルムでも子宮頸がんワクチン問題に警鐘 「マスコミはきちんとした報道をしていただきたい」|村中璃子 Riko Muranaka|note

    庶佑氏、ストックホルムでも子宮頸がんワクチン問題に警鐘 「マスコミはきちんとした報道をしていただきたい」 2018年12月11日 (火)公開の医師向け会員制メディアm3(登録料無料)への寄稿記事「庶佑氏、ストックホルムでも子宮頸がんワクチン問題に警鐘「マスコミはきちんとした報道をしていただきたい」をm3の許可を得て加筆のうえ転載します。私がこの記事を書くことになった背景について知りたい方は、「ノーベル賞のストックホルムより」をどうぞ。 (写真はノーベル・レクチャー後にカロリンスカ研究所、アウラメディアで行われたレセプションで、子宮頸がんワクチン問題について話す庶佑氏と筆者) *   *   * 庶佑氏、ストックホルムでも子宮頸がんワクチン問題に警鐘「マスコミはきちんとした報道をしていただきたい(村中璃子) 2018年ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の庶佑特別教授は、現地時間

    本庶佑氏、ストックホルムでも子宮頸がんワクチン問題に警鐘 「マスコミはきちんとした報道をしていただきたい」|村中璃子 Riko Muranaka|note
  • ノーベル賞受賞後の初講演で本庶佑特別教授が『10万個の子宮』を紹介|村中璃子 Riko Muranaka|note

    表紙の写真は昨年、『ネイチャー』の名物編集長の名を冠したジョン・マドックス賞を受賞した際に、2018年ノーベル医学賞受賞の庶佑氏と京大ゲノム研の松田文彦氏に京都の料理屋でお祝いをしていただいたときの写真。そして下は、東京で開かれた同賞の祝賀会の際、庶氏が祝辞を述べている写真です。 祝辞のなかで、庶氏はこう言いました。 「なぜ村中さんひとりにこの問題を任せているのか。子宮頸がんワクチンの接種が止まっているのは、医学界全体の責任だ。ここにいる私たちがどうにかしないといけない」 11月5日、藤田保健衛生大学で行われた受賞後の発講演で庶氏は、私の著書『10万個の子宮』の表紙をスライドの1枚にして紹介しました。記念すべき講演の中でこのを取り上げてもらえたことを、医師として書き手として、とても誇りに思います。 講演では、日はもっと予防医学にシフトすべきだという話のなかで、日で子宮頸がんワ

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  • 子宮頸がんワクチンの3回接種は本当に必要?あなたに必要な接種スケジュールを考える【接種できる施設のリスト付】|村中璃子 Riko Muranaka

    子宮頸がんワクチンの3回接種は当に必要?あなたに必要な接種スケジュールを考える【接種できる施設のリスト付】 大人の子宮頸がんワクチンについて知りたい方には「子宮頸がんワクチン打ちました。今まで接種表明しなかった理由と大人のHPVワクチン」を 1だけ2だけ接種して残りを接種しそびれてい人には「子宮頸がんワクチンの3回接種は当に必要?あなたに必要な接種スケジュールを考える」を男性の子宮頸がんワクチン接種について知りたい方には「子宮頸がんワクチンの「男子だけ全員接種」のこと」を 1接種しただけじゃダメなの?という方には「子宮頸がんワクチンの”1回接種”最前線」をおススメします。「子宮頸がんワクチンは安全だと知り、慌てて3月に接種させたのだけれど、2目はお金がかかると言われました。1ではダメなんでしょうか?」 この春に高2になったという女の子を持つ親御さんからの質問です。HPV(ヒト

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  • サイエンス誌も速報した子宮頸がんワクチン薬害マウス実験論文「撤回」。日本メディアも報道を|村中璃子 Riko Muranaka

    論文の筆者は、子宮頸がんワクチン接種後に起きている症状に名前までつけて薬害を主張する西岡久寿樹氏や、元日小児科学会会長で横浜市立大学教授退官直前から反ワクチン運動家に転じた横田俊平氏など。私に研究不正を指摘され、名誉棄損訴訟を起こしている池田修一元教授らのマウス実験とは仲間ですがまた別のグループです。 「サイエンス」誌が今回撤回された論文に目をつけたのは、私が2016年12月6日に外国人記者クラブで行った池田修一元教授からの裁判に関する会見がきっかけです。 この時、「月刊日」という雑誌の記者が壇上にいる私ににじり寄って今回撤回されたこの論文を叩きつけ、「この論文を知らないのか?ここに薬害のエビデンスがあるのになぜ無視するのか?」と質問し、会場は騒然となりましたした。 私は「この論文は科学的なエビデンスとは言えないと考えています。私が知るだけでも海外の研究グループが3つも撤回要求を出して

    サイエンス誌も速報した子宮頸がんワクチン薬害マウス実験論文「撤回」。日本メディアも報道を|村中璃子 Riko Muranaka
  • 速報【子宮頸がんワクチン薬害マウス実験論文撤回】|村中璃子 Riko Muranaka

    速報です。子宮頸がんワクチンによる薬害を訴える人たちが「科学的な証拠(エビデンス)」として掲げていた日人グループの論文、2016年11月”Scientific Reports” 掲載の「子宮頸がんワクチンと百日咳毒素を同時接種したマウスの視床下部破壊(Murine hypothalamic destruction with vascular cell apoptosis subsequent to combined administration of human papilloma virus vaccine and pertussis toxin)」が撤回されました。 Scientific Report編集部のコメントは次のとおり。 「私たちは論文の目的と手段が一致していないことを理由に論文を撤回する。このスタディは、HPVワクチンの中枢神経系に対する影響を明らかにすることを目的とする

    速報【子宮頸がんワクチン薬害マウス実験論文撤回】|村中璃子 Riko Muranaka
  • 「東京に娘を送り出す前に子宮頸がんワクチンを打つ」というリアルな選択|村中璃子 Riko Muranaka|note

    「成人の日」は今年も1月15日ではなく8日に終わった。選挙権も結婚できる年齢も「20」歳ではなく、十五夜の元服式の意味があった「15」日という数字も意味を持たない今「大人になる」とはどんな意味を持つのだろうか。受験シーズンを前にヘルスリスクの観点から考えてみた。 先日、子宮頸がんワクチン問題に関する講演のため岐阜を訪れた際、地元のある女性産婦人科医からこんなことを言われた。 「東京に娘を送り出す前に子宮頸がんワクチンを贈ろうというキャンペーンをやりたい」 子宮頸がんワクチン問題に心を痛めている医師にはもちろん男性もいるが、「東京に娘を送り出す前に」という考えは、男性医師の中からはまず出ない。 男性医師たちは、都会に出た自分が何人の女性とどんな風につきあい、どんな生活を送っていたのか、忘れてしまったのかもしれない。そして、自分の娘だけは彼氏も作らず、作ったとしても相手は真面目な男性だと考えが

    「東京に娘を送り出す前に子宮頸がんワクチンを打つ」というリアルな選択|村中璃子 Riko Muranaka|note