社会人のストレスは世界共通で、それが海外でも日本でも変わらないようだ。本日紹介する『Radiant One』の主人公ダニエルは、仕事の退屈に飽き、SNSでの関わり合いに疲れて果て、すべてを投げ出したいストレスを抱えながらも社会生活を営んでいる。まさに、日本の社会人と変わらない状況だ。本作はそんなダニエルが夢の世界で自らの心の奥底にしまっていたものと対峙し、再び現実と向き合う「社会人の心の再生の物語」である。 本作のシステムは、気になる場所や移動したい場所をタッチで選択し、ちょっとした入力イベント(QTE)をこなして物語を進める普通のアドベンチャーシステムである。 だが、その映像は普通ではない。 主人公の心情や美しい夢の世界を的確な映像で表現し、素晴らしい説得力で物語を見せつける。そこに引き込まれる。 オープニングで、現実に嫌気がさしたダニエルはオカルト本に逃げ、自分の意志で明晰夢を見て、そ
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