ほぼ全てのマンガには、主人公がいます。当たり前ですね。 しかし彼らは一体いつどのタイミングで"主人公"になったのか、考えたことはありますか。作者がそれを決めた時だろう、という声が聞こえてきそうですが、うんまさにその通り。 ですが、主人公が主人公になる瞬間や過程をこれでもかというくらい丁寧に描いているマンガがあります。それが、『圕(図書館)の大魔術師』という作品。 現在「good!アフタヌーン」で連載中の作品で、単行本は既刊4巻。公式ページのあらすじはこちら。 孤独だった少年が本の力で世界を繋げる物語。 その昔、書物は金と同様の価値を持っていた。 小さな村で姉と2人、貧しい暮らしをしていた少年は本の都“アフツァック”に憧れを抱いていた。そんなある日、一人の司書と出会い、運命が大きく動き出す──。 圧倒的な画力で魅せる異世界ビブリオファンタジー開幕! 貧民街で暮らす上に混血で周りと容姿が違うこ