【ワシントン支局】米疾病対策センター(CDC)は24日、米国で感染者が出た豚インフルエンザについて、人から人に感染するウイルスだと断定した。米国では23日、感染者7人が確認されていた。一方、世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)は24日、メキシコで豚インフルエンザの感染が疑われる症例が800件前後あり、約60人が死亡したことを明らかにした。 豚は人と鳥の双方のインフルエンザに感染し、体内でウイルスを人から人に感染する新型に変異させる恐れが指摘されていた。CDCによると、米国では3月下旬から4月中旬、カリフォルニア州で5人、テキサス州で2人が発症した。 メキシコでは過去数週間の間にメキシコ市周辺で57人、同国中部で3人の死者が出た。ウイルスの型は確認されていない。メキシコ政府はメキシコ市と中部のすべての学校を休校にすることを決めた。 ◇ 厚生労働省は24日