スイッチピッチャー (switch thrower, ambidextrous pitcher) は、野球において、左右両方の腕でボールを投げることができるピッチャーのこと。 概説[編集] 現在までの所、メジャーリーグ史上では19世紀に4人(トニー・マレーン、ラリー・コーコラン、エルトン・チェンバレン、ジョージ・ウィーラー)、1901年以降では2人(グレッグ・ハリス、パット・ベンディット)しか公式戦での登板が記録されていない、非常に稀な選手である。19世紀のメジャーリーグでスイッチピッチャーが何人か登場した背景には、当時試合でグラブをつけずに投球していた投手が相当数いたことがある。 日本プロ野球では公式戦で左右投げが披露されたことはない。両投げ投手として登録されたのは近田豊年(南海・ダイエー→阪神)だけであるが、近田の右投げは実際の試合で通用する水準ではなく、公式戦では左でしか投げなかった