2011/06/15 Amazonのデータセンター Amazonがシアトルで、AWS Distinguished Engineerのジェームズ・ハミルトン氏がAmazonのデータセンターに関する技術公開を行ったそうだ[datacenterknowledge]。彼はコンテナ型データセンターを提唱するなど、データセンターのインフラ研究の第一人者である。プレゼンテーション資料(PDF)にはAmazonが利用しているモジュラー型のデータセンターデザインが含まれている。ハミルトン氏によると、Amazonのクラウドプラットフォームは急激に成長しており、具体的な数字は示されていないが、アイルランド、バージニア北部、オレゴンにデータセンターを拡張している。46,000のサーバで8メガワットのデータセンター規模だと、月に8,800万ドルのコストが掛かり、その内訳は57%がサーバ、18%が配電と空調、13%が
「エンタープライズクラウド開花予想 ~クラウドEXPO観戦記(前編)」では、2011年5月11日~13日に東京ビッグサイトで開催された「第2回 クラウド・コンピューティングEXPO【春】」(以下、クラウドEXPO)の総合的なインプレッションを執筆した。後編では、出展規模の大きかった幾つかのブースを具体的に見てみよう。まずは、本連載「企業向けシステムを構築するパブリッククラウド」で過去に取り上げたクラウドベンダーから概観する。 データセンターを持ち込んだIIJ 会場内で、文字通り「最大」の出し物は、インターネットイニシアティブ(IIJ)のクラウド型データセンター(DC)「IZmo」の実物展示であった。サーバ機器やラック単位の出展は他社にもあったが、「DCそのものを持ち込んだ」と言っていいのはIIJが初めてではないだろうか。「次世代型エコ・データセンター」と名打ち、国内で初めて実用になったモジ
4月21日に発生したAmazonクラウドの米国東海岸データセンターで起こった大規模障害により、Foursquare、Quora、Herokuなど多くのサービスに影響がありました。 すでに障害は復旧し、Amazonクラウドの運営チームからは詳細な報告と今後の対応策について記したドキュメント「Summary of the Amazon EC2 and Amazon RDS Service Disruption in the US East Region」が公開されています。公式な日本語訳「 米国東リージョンにおける Amazon EC2 と Amazon RDS のサービス障害 の概要 (参考和訳)」(pdf)も公開されました。 これによると、障害はネットワークの構成を間違えたことをきっかけにして、ストレージサービスの「Amazon Elastic Block Store(EBS)」やデータベ
米アマゾン・ウェブ・サービシズは2011年3月28日、仮想マシン貸しサービス「Amazon EC2」で、仮想マシンを運用する物理サーバーを顧客専用にするサービス「Dedicated Instance」を開始した。従来のAmazon EC2では、1台の物理サーバー上で複数の顧客の仮想マシンが稼働していた。 Dedicated Instanceは、Amazon EC2内に顧客専用の仮想ネットワークを構築する追加サービス「Virtual Private Cloud(VPC)」と組み合わせて利用する。顧客は、VPCを使って運用する仮想的な自社ネットワーク内で、自社だけが利用する物理サーバーを運用できるようになる。1台の物理サーバー上に複数の顧客の仮想マシンが同居するAmazon EC2の通常構成と比べて、セキュリティを強化できる。 現時点でDedicated Instanceが利用できる「リージョ
2011/04/07 アマゾン データ サービス ジャパンは4月6日、「AWSクラウドアドバンテージセミナー」を開催した。特別セッションには、かつて日本に滞在していた経験もある米Amazon Web Servicesのバイスプレジデント、ダン・パワーズ氏が登壇。同氏は講演に先立って、東日本大震災の被災者に対する黙祷を行った。 Amazon Web Services(AWS)は開始から5年を経て、膨大な量のリソースを提供するに至っている。パワーズ氏によると、2000年当時、Amazon自身のリテールビジネスをカバーするのに必要だった分と同じだけのリソースを、いまでは「毎日」追加しているという。S3上の利用量も増加の一途をたどっており、2006年は29億オブジェクトだったものが、2010年第4四半期には2620億オブジェクトに至っている。 この間同社は、Amazon EC2とS3を軸に、次々に
Amazon S3は安いか高いかという議論を、この2日間で立て続けに3個所で耳(目)にした。 1人はネットサービスベンチャーのCTOで、クラウドへの移行を検討しているものの、Amazon S3やEC2の実際の価格や使い勝手がよく分からないという話だった。コスト的に見合うなら、もうサーバ運用に煩わされたくないと漏らしていた。 もう1つは、ベンチャーキャピタルとして知られるYコンビネーターの掲示板で見かけた「Does Amazon S3 really save money?」で始まる議論。1GB当たり1カ月で0.15ドルと聞くと安いようにも思えるが、1TBの月額は150ドル、2年にすると3600ドル(1ドル92円として約33万円)にもなる。しかも転送量に応じた課金もあるため、実際にはこれ以上になる。今や1TBのドライブ単価は1万円を割っていて、2年で3600ドルとは比較にもならない。「クラウド
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AWS Week in Review – AWS Documentation Updates, Amazon EventBridge is Faster, and More – May 22, 2023 Here are your AWS updates from the previous 7 days. Last week I was in Turin, Italy for CloudConf, a conference I’ve had the pleasure to participate in for the last 10 years. AWS Hero Anahit Pogosova was also there sharing a few serverless tips in front of a full house. Here’s a picture I […] Amaz
米アマゾン・ドット・コムの子会社である米アマゾン・ウェブ・サービシズは2011年3月2日(米国時間)、東京地区にデータセンターを開設したと発表した。東京地区のデータセンターは、米国西海岸と東海岸、アイルランド、シンガポールに続いて世界で5番め。合わせて日本語によるサポートサービスも開始。日本でのクラウドサービスを大幅に強化する。 「日本には既に数千社のユーザーがいる。日本にデータセンターを開設することで、さらに高いサービスレベルを提供できるようになる。ユーザー数の拡大に、弾みがつくだろう」。同社のアンディ・ジャシー上級副社長(関連記事)は、日本のデータセンターに期待を込める。 ジャシー上級副社長によれば、日本企業に対する最大の利点は遅延時間を大幅に抑えられることだ。「シンガポールのセンターを使う場合に比べて、データ遅延は一ケタ少ない。遅延時間は数ミリ秒に短縮できるだろう」。加えてシステムを
米アマゾン(Amazon)は21日(現地時間)、11月1日よりAmazon EC2を無料提供すると発表した。11月1日以降、新規顧客を対象に、Amazon EC2のマイクロインスタンスへの無料アクセスを、登録日から1年間提供する。 提供される無料サービスでは、Linuxマイクロインスタンス(613MBのメモリ、32ビットと64ビットのプラットフォームサポート)や、「Elastic Load Balancer」と15GBのデータプロセッシング(750時間/1ヵ月)などが利用できるほか、「Amazon S3 Storage」(5GB)や所定の上限のデータ転送などを利用可能。 無料サービスは、同社の全てのデータセンター(米国ヴァージニア州・カリフォルニア州・アイルランド・シンガポール)にて提供。無料期間終了後、もしくは所定の上限以上を利用した場合は、通常通りの支払いが必要となる。 《RBB TO
「プライベートクラウドでは、クラウドコンピューティングの本当の利点を享受できない」。東京ビッグサイトで2010年10月18~20日に開催中のITpro EXPO 2010において、Amazon Data Services Japanの玉川憲エバンジェリストが「Amazonクラウドという『黒船』の真実」と題した特別講演を行い、こう話した。 玉川エバンジェリストは講演の中で、米アマゾン・ドットコムがクラウドビジネスを開始した理由、同社のクラウドサービスである「Amazon Web Services(AWS)」の概要、AWSにまつわる誤解、の3点について解説した。 冒頭のコメントは「AWSのようなパブリッククラウドを使わなくても、自社で構築したプライベートクラウドで十分ではないか」という“誤解”を否定したもの。玉川エバンジェリストは「自社でデータセンター環境を整えるプライベートクラウドでは、初期
8月31日と9月1日の2日間にわたり、クラウドコンピューティングに関するカンファレンス「Cloud Computing World Tokyo 2010」(COMPUTERWORLD/CIO Magazine主催)が開催される。初日には、米Amazon Web Services、グーグル、マイクロソフト、日本アイ・ビー・エム、日立製作所のキーパーソンによるトークセッションが行われた。いわば、競合の立場にある彼らはどのような議論を繰り広げたのだろうか? クラウドというテーマの下、主要企業のキーパーソンが集結 野村総合研究所 技術調査部 上級研究員 城田真琴氏 今回、モデレーターを務めたのは、野村総合研究所技術調査部上級研究員の城田真琴氏だ。同氏はクラウドコンピューティングに関する著書を多数上梓している。同氏は冒頭に、「同社でクラウドに関する調査を行ったところ、注目度が高い割には導入している
トップクラウド事業者は一体いくらもうかっているのか?:AmazonとRackspaceの場合:オルタナティブ・ブロガーの視点 クラウド事業は本当にもうかるのでしょうか。AmazonとRackspaceの財務報告を基に、オルタナティブ・ブロガー、鈴木逸平氏が考察しています。 (このコンテンツはオルタナティブ・ブログ「鈴木いっぺい の 北米IT事情: 雲の向こうに何が見えるか?」からの転載です。エントリーはこちら。) 北米のクラウド市場は、ざくっと大きく分けて、Amazon Web Service、Rackspace Hosting、その他、で3分割しています。かなり乱暴な分け方ですが、そんなようなイメージで持っていただければ結構だと思います。 クラウドコンピューティングは、いまだに賛否両論が飛び交う、非常に興味深いキーワードです。今更その価値を評価するのも変な話ですが、技術的な評価はさておい
[#Cloud #クラウド] トップクラウド事業者は一体いくら儲かっているのか?: Amazon と Rackspaceの場合 両社、共に株式を公開している企業である故、資産状況は公開されているが、クラウドコンピューティング事業単体での収益状況については明らかにしていない、という点においてはどちらも共通している。北米市場争いにおいては両社合わせて全体の7割に達する状況であるため、 一体どれくらい儲かっているのか、収益構造はどうなっているのか、大きな関心が寄せられている。 Rackspace社の最近の10-Q(四半期ごとの財務報告)によると、下記の情報が報告されている。 ● 現在、88,590件のクラウドユーザで、去年の51,440件から大幅に伸びている ● 同時期に獲得したホスティング(元々のRackspace社の事業)顧客は100社増え、19,433件 ● クラウド事業での売上は、$55
今回より、数回にわたりパブリッククラウドを使った企業向けシステム構築に際してのメリットや留意点について解説していく。本連載では代表的なパブリッククラウドとして、「Amazon Web Services」「Force.com」「Google App Engine」「Windows Azure」の4つを取り上げ、それぞれの特性や用途などについて記載する。変化の激しい分野でもあるので、記載されている情報は記事掲載時点のものであることをご了承いただきたい。第1回は、Amazon Web Services(以下、AWS)を取り上げる。 AWSの成り立ち AWSは、オンライン書店で有名なAmazon.comが2002年に立ち上げたサービスであり、同社の子会社であるAmazon Web Services社(以下、AWS社)が提供している。いわゆるHaaS(Hardware as a Service)、P
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