今みるべき韓国ドラマは?大ヒットの「涙の女王」も。百想芸術大賞ノミネートのNetflixシリーズ作品はこちら
韓国ドラマが世界的な人気を集めている。2002年に韓国のKBSで放送された連続ドラマ『冬のソナタ』が大ヒットしアジアでの韓流ブームの始まりとなった。それから韓国ドラマは進化し続け、3年前にNetflixで配信された『梨泰院クラス』『愛の不時着』は大ブームを巻き起こした。最近でも『イカゲーム』『今、私たちの学校は…』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』などが世界を席巻している。そんな韓国ドラマのクオリティーを支えている大きな要因が俳優の演技力だ。韓国ドラマに初めて触れた視聴者は「演技が上手」と感じたことだろう。俳優たちの演技力の源泉はどこにあるのか。欧米や韓国など世界の俳優育成メソッドを研究している京都芸術大学舞台芸術学科の平井愛子学科長・教授(現代演劇論、演技トレーナー)に聞いた。今回は前編。 韓国ドラマが世界的な人気を集めている。2002年に韓国のKBSで放送された連続ドラマ『冬のソナタ』が大ヒ
» Netflixで話題『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』! 本家と韓国版の「同じトコ」&「違うトコ」を深堀りしてみた Netflixで話題『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』! 本家と韓国版の「同じトコ」&「違うトコ」を深堀りしてみた 田端あんじ 2022年7月15日 0 2022年6月24日からNetflixで独占配信をスタートしたドラマ『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』。スペイン発の大ヒットドラマシリーズ『ペーパー・ハウス』の韓国版リメイクで、配信直後から日本でもトップ10内をキープし続けています。 『ペーパーハウス』ファンとして気になるのは “本家と韓国版の違い” 。 そこで今回は「本家ペーパーハウスとココが同じ&違う!」をテーマに、私的な韓国版の見どころをお伝えします! 【大まかなストーリーは同じだけど…】 本家『ペーパーハウス』の舞台はスペイン
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「カイジ」とか「今際の国のアリス」とか「日本コンテンツの王道ジャンル」だった「デスゲームもの」を大胆に再解釈した韓国ドラマ、「イカゲーム」が動画プラットフォーム「ネットフリックス」で世界的にものすごくヒットしているらしい。 ネットフリックスのコンテンツは、たとえば映画の場合の配給収入ランキングとかほど明確なランキングを発表していなかったんですが、最近徐々に公開されつつある「全ユーザー視聴時間合計ランキング」において、CEOのテッド・サランドス氏が「イカゲームが過去最も人気なネットフリックスコンテンツになりそう」と発言するなど、日本国内にいるとあまり実感できませんけど凄いヒットになっているようで。 一方で、実は日本のデスゲームドラマ「今際の国のアリス」もネットフリックスで一年前ぐらいに公開されて、これも同社の世界総合ランキングでトップ10入りするぐらいの「中ヒット(イカゲームの”特大ヒット”
9月17日からNetflixで配信が始まった「イカゲーム」(2021)が、全世界で大ヒットを記録している。本作は、配信スタートからわずか4日で全米Netflixの「今日のTOP10」ランキングで1位を獲得し、韓国発のコンテンツとして史上初の快挙を成し遂げた。その勢いを示すように、世界各国のツイッタートレンドは、「イカゲーム」の関連ワードで占拠されており、TikTokのおすすめページにもさまざまなミーム動画が溢れている。 Netflixはこれまでにも、ゾンビ時代劇の「キングダム」(2019)や、韓国の兵役制度の暗部を題材とした「D.P. -脱走兵追跡官-」(2021)といったノワール系の韓国ドラマを制作してきた。その中で最もグローバル人気を獲得している「イカゲーム」は、全世界のNetflix作品のさまざまな記録を塗り替えている。Netflixの共同CEO兼コンテンツ最高責任者のテッド・サラン
<『コクソン/哭声』や『1987、ある闘いの真実』など、韓国では「ろうそく革命」の前後に熱い映画が数多く誕生した――と、一橋大学のクォン・ヨンソク准教授。そして「一本だけ推すならこの作品」という『地球を守れ』とは> 1.『インサイダーズ/内部者たち』(2015年) 2.『荊棘(ばら)の秘密』(2016年) 3.『コクソン/哭声』(2016年) 4.『1987、ある闘いの真実』(2017年) 5.『地球を守れ』(2003年) 韓国映画には政治や権力を果敢に批判し、歴史・社会問題に触れる作品が多い。しかも作品性と大衆性を兼備する点が強みだ。 とりわけ、朴槿恵(パク・クネ)前大統領を弾劾に追い込んだ「ろうそく革命」の前後、2015~17年には社会派映画が数多く誕生した。 ここではセウォル号沈没事件(2014年)のトラウマ、権威主義的な公安政局下での閉塞感から「解放」へと導いた作品を中心に紹介した
<休暇中に出会った女性医師に一目ぼれした軍人は......。ストレートで甘いセリフはタイミングも「神」。英BBCでも報道されたこの人気作の魅力は?> 製作費130億ウォンをかけ、ギリシャなどで大規模ロケを敢行したラブストーリー大作『太陽の末裔』。 最高視聴率41.6%を記録し、韓国だけでなくアジア中にシンドロームを巻き起こした人気ぶりは英BBCでも報道されたほどだ。 休暇中に出会った女性医師カン・モヨンに一目ぼれした軍人ユ・シジンは、臆せず真っすぐに気持ちをぶつけていく。しかし、軍人ゆえに理由を告げることなく現場へ急行せざるを得ないシジンを、モヨンはなかなか受け入れることができず......。 礼儀正しくもユーモアあふれる特殊部隊の軍人シジンをソン・ジュンギが、勝気な医師モヨンをソン・ヘギョが人間味たっぷりに演じる。 シジンのストレートで甘いセリフはタイミングも「神」で、アジア中の女性をと
<すごいのは『愛の不時着』や『梨泰院クラス』だけじゃない。スマートな色気を放つソン・ジュンギがイタリア帰りの弁護士を演じる『ヴィンチェンツォ』は、新感覚の物語だ> イタリアマフィア×韓国ドラマ=抱腹絶倒ノワールという「新しき世界」が爆誕した。 『ヴィンチェンツォ』はしょっぱなから、ソン・ジュンギ扮するマフィアの冷徹な相談役、ヴィンチェンツォ・カサノ弁護士の過激な報復で幕を開ける。 母国・韓国に戻った彼は古いビル「クムガプラザ」に秘密を隠しており、取り壊しを強行するバベルグループと対立。バベルの悪行を知ったヴィンチェンツォは、悪魔をもって悪魔を制す、とマフィア流の戦いを始める。 怒りに震え、笑い、愛にときめく新感覚の物語は、『キム課長とソ理事』でピンハネ経理課長、『熱血司祭』でキレる神父を主役に据えて痛快な笑いを届けた脚本家パク・ジェボムならでは。 監督のキム・ヒウォンは、『愛の不時着』を演
興味深いインタビューでした。他方、ネットフリックス前からコンテンツは非常によく育っていた。韓国の大学には映画学科が多く存在し、裾野人材が育成され、投資家もおり、ビジネスとしてもきちんと回る状況が生み出されていました。「パラサイト」がアカデミー作品賞を獲得した直後に出した記事に本件は触れています。本記事は、アカデミー賞発表前の前年末にソウルで映画評論家やジャーナリスト、政治学者らへの取材が下敷きにあります。 https://newspicks.com/news/4620752 そのうえで、ネットフリックスという新しいプラットフォームになじむ形での権利等の整理があったという点は、下記の特集でも触れています。 https://newspicks.com/news/5133638 また、見逃してはならないのが、韓国は時の政権と文化人は緊張関係に何度も置かれてきたことです。全斗煥政権期はもちろんのこ
<反中意識が高まる韓国で、時代劇に中国テイストが混じったことで大炎上に──> 中韓のネットユーザーたちの間で昨年末から勃発したキムチ論争の余波が続いている。 フォロワー数1400万人を超える中国の人気ユーチューバー李子柒氏が、自身のチャンネルで「中国の伝統料理」というハッシュタグとともにキムチを紹介したことをきっかけに、韓国ユーチューバーHamzy氏も負けじとキムチ作りの動画を投稿して反撃した。 ところがこの件でHamzy氏は、中国での活動をマネジメントしていた中国の芸能事務所から契約を打ち切られてしまうなど、中韓の対立が勃発した。 実はこのような対立が、今韓国のエンタメ業界にも飛び火して炎上としている。 韓国の地上波放送局SBSが春の話題作として放送開始した時代劇『朝鮮駆魔師』は、わずか2話を放送しただけで中韓対立の煽りを受けて打ち切りとなってしまった。 オンエア前からトラブル続き 去年
筆者の専門は金融です。映像コンテンツをああだこうだとコメントするのは場違いであることは重々承知しています。ですので、そんな輩のコメントは聞きたくないという方は、ご放念ください。 筆者は金融機関の資金運用に携わった後、投資信託のマーケティング(販促・広告宣伝活動)に25年程度関わっていました。ですので、投資信託を販売方法には一家言持っています。 韓国ドラマはマーケティングが秀逸 投資信託は金融商品ですからいろいろな規制があります。広告宣伝についても然りです。そのため、販売活動上で言えることに限界があります。たとえば、「この投資信託は絶対損しません」とか、「この投資信託は絶対上がります」などという表現は100%ご法度です。 なぜなら、投資対象が価格変動する株式や債券などの価格変動資産ですから、もともと保証なんてできっこないからです(究極的には預貯金も同じ)。でも、そのギリギリの線を狙って訴求す
韓国はドラマの本数が多い?©The Great Doctor LLC and Master Works Ltd. Licensed by TOUCHSKY Ltd. 韓国のテレビドラマは、日本のような週に1回放送ではなく、週に2話放送されるのが通常ですし、朝ドラのように週に5話放送されるものもいくつもあります。 1つのドラマの話数は日本よりも多いのですが、短いものなら2か月以内で終了するので、単純計算しても1つの放送枠で年に6作品も放送されるわけです。 日本で言うところの大河ドラマのような長期放送の作品もいくつかあり、バリエーションが豊富なのも特徴です。 全国ネットの地上波局は日本よりも少ないのですが、韓国ではケーブルチャンネルの普及が一般的で、近年は「tvN」「OCN」「JTBC」などの放送局での作品が地上波作品と比べても遜色のない視聴率を獲得するまでになっているんです。 これらを総合す
各配信サービスの人気ランキング上位に食い込む韓国ドラマ。定番ジャンルの1つとして確立しています。かつてブームを作ったドラマ『冬のソナタ』以降、韓国コンテンツは少女時代やKARA、東方神起などK-POPのジャンルを築き、今は韓国コンテンツ総力攻めの「第3次韓流ブーム」の時代と言われていることがその背景にあります。 「演技ドル」が第3次韓流ブームを牽引 ドラマのジャンルはラブコメからサスペンスまでバリエーションも幅広く、話題作が次々とリリースされています。イ・ミンホ、キム・スヒョン、イ・ジョンソク、キム・ウビンなど新たな顔となるイケメンスターも生まれ、イム・シワンやチョン・ウンジなど、歌も演技もこなす「演技ドル」と呼ばれるマルチアイドルたちもドラマ人気に貢献しています。
その理由を考えると、演技のうまい美男美女の次世代スターが次から次へと発掘されていることが大きいのではないかと思うのです。それもまた戦略的に。世界のNetflix会員2200万世帯が再生したホラー系SFサスペンス『Sweet Home -俺と世界の絶望-』の主人公ヒョンスに起用されたソン・ガンもそのひとりです。 『Sweet Home』はある種のパンデミックが突如発生する2020年夏の韓国のアパートが舞台。リアルの世界でも新型コロナウイルスが蔓延し始めた歴史に残る年をあえて設定し、不穏な予感を漂わせます。 でも、ドラマの中で起こるパンデミックはウイルス系でもゾンビでもありません。ゆがんだ人間の欲望がさまざまな形のモンスターに変異するというもの。人が持つ物悲しい感情に焦点を当てたところが哲学的であり、その先にある韓国得意の人間ドラマを想像させます。ただし、残念なのは既視感のあるモンスターのキャ
2020年は想定外のコロナ禍に翻弄され、世の中の価値観や生活スタイルが一変した1年であった。そんな中で唯一、と言っていいほど勢いがあったのは「韓国エンタメ」だったのではないだろうか。 ステイホーム期間やリモートワークによる可処分時間の増加などがプラスに作用したのも事実。しかしそれ以外にも韓国エンタメ隆盛時代の裏にあるキーワードが見えてくる。昨年、特にヒットした3つのトピックから、その共通点と韓国エンタメの未来を占う。 「韓国エンタメ」3大ヒットに見る「共通点」 ■キーワードは“世界共通”――映画「パラサイト」がオスカー受賞 日本における韓国映画興行収入1位に あの「パラサイト」も2020年だったのか、そう思った人も少なくないだろう。韓国では2019年に公開されているが、日本での正式公開とアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞し話題になったのは2020年の出来
“ドラマ界の恐竜”――。韓国で人々は、「スタジオドラゴン」をこう呼ぶ。スタジオドラゴンは、今年日本で韓国ドラマブーム再燃をけん引した『愛の不時着』はじめ、『キム秘書はいったいなぜ』『サイコだけど大丈夫』『青春の記録』など、次々と人気作をNetflixで配信したドラマ制作会社だ。 設立は2016年。わずか2年後には、イ・ビョンホン主演の『ミスター・サンシャイン』で韓国のドラマ視聴の主軸であるケーブルテレビとNetflixでの同時配信にいち早く乗り出し、「ドラマを観るスタイル」を変えた先駆者だ。 韓国ドラマの制作・視聴の形を変えた秘策とは。スタジオドラゴンの担当者に聞いた。 日本での「不時着人気」は予想を超えた ――日本での「愛の不時着」ブームは予想されましたか? 日本での人気の理由は何だと思いますか。 スタジオドラゴンの担当者(以下、SD):世界中の視聴者が、北朝鮮の男性と韓国の女性の愛とい
西山 里緒 [編集部] and 稲葉 結衣 [編集部インターン] Sep. 09, 2020, 11:05 AM ビジネス 30,009 日本でもロングヒットを飛ばしているネットフリックスのドラマ作品『愛の不時着』。さらに『ザ・キング:永遠の君主』『サイコだけど大丈夫』などなど……。2020年現在、多くの作品がネットフリックス人気ランキングを席巻し、韓国ドラマは今、冬ソナブームに続く黄金期を迎えている。 なぜ韓国で今、クオリティの高いヒット作が量産されているのか? カギを握るのが、韓国トップのドラマ制作会社、「スタジオドラゴン」だ。同社は『愛の不時着』をはじめとして、数々の名作ドラマを世に送り出している。メガヒット量産を可能にしたスタジオドラゴンのビジネスモデルを紐解いてみよう。
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