ブックマーク / president.jp (79)

  • NHK大河ドラマはあまりに史実と違う…信長が家臣から次々と謀反を起こされた本当の理由 「暴虐で独りよがり」という人物像は間違っている

    織田信長とはどんな武将だったのか。歴史評論家の香原斗志さんは「傍若無人なイメージがあるが、史実をみると決してそんなことはない。一度仲間になった相手は徹底的に信用していた。ドラマで描かれたような、自分しか信じない人物ではない」という――。 歴史への誤解を広めている「どうする家康」 主役である以上、徳川家康がそれなりに美化されるのは仕方ない。織田信長が家康の引き立て役として描かれ、ダークサイドが強調されても、ある程度は許容されると思う。これら歴史上の巨人が、これまでと違う描き方をされること自体が、安易に否定されるべきではない。 とはいえ、脚家が思い描く家康像や信長像をドラマで鮮明にし、見せ場を作るまではいいが、あきらかに史実と認定されていることや、すでに学問上の定説になっていることまで無視するとなると、話は別である。NHK大河ドラマは、歴史ドラマとして楽しんでいる視聴者が多い以上、史実や定説

    NHK大河ドラマはあまりに史実と違う…信長が家臣から次々と謀反を起こされた本当の理由 「暴虐で独りよがり」という人物像は間違っている
    roseknight
    roseknight 2023/07/29
    織田信長が人を信じやすくて、裏切りの件を慰留してきたことは意外だった。一方で、人を徹底的に利用する程の大局観を持った徳川家康。理想主義と現実主義の衝突が天下の分け目だったのかも知れない。
  • 統一教会を破壊するには安倍元首相を狙うしかなかった…山上徹也がツイッターで事前に予告していたこと 安倍元首相を「逆恨み」したわけではない

    教団と政治家の関係については中途半端なまま 事件後、統一教会の悪質さは十分社会へ伝わった。このまま教団への解散命令請求がなされ、数年がかりで裁判所が宗教法人の解散命令を出せば教団にとってかなりのダメージとなるだろう。それはこれからの被害発生を間違いなく抑制するものとなる。 一方、事件発生から連日報じられていた教団と政治家の関係については中途半端なまま幕引きが図られ、メディア報道もほとんどストップしている。 この状況を山上徹也被告は想定していただろうか。 私は山上が描いていたであろう“絵”を最小から最大までの振れ幅を想定した上で追ってみようと思い、このを書き進めてきた。 様々な可能性が考えられた。思いつくまま書きだしてみる。まずは決めつけをせず先入観を極力排除した上で見ていこう(文中一部敬称略)。 山上徹也はシナリオ通りの行動をとっていた? ・「義憤に駆られた緊急措置」説 自分と同じような

    統一教会を破壊するには安倍元首相を狙うしかなかった…山上徹也がツイッターで事前に予告していたこと 安倍元首相を「逆恨み」したわけではない
    roseknight
    roseknight 2023/07/20
    山上徹也には安倍政権による統一教会の被害を抑える意思があったのかも知れない。安倍への殺意はあっても、政治的な対抗意識があったかは別だ。「silent hill 333」は、カルトに乗っ取られた日本の政治の末路をどう見た?
  • 『こころ』も『羅生門』も不要なのか…高校国語で"文学"がどんどん減っていくことの大きすぎる弊害 文学は「非実用的」でも「不要不急」でもなく仕事のできる人を育てる

    高校現代文が「文学国語」と「論理国語」に分かれる 文学というと「非実用的」「不要不急」というイメージを持ってしまう方が少なくないようです。これはとても残念な誤解です。 その誤解が、いま国語教育の現場でも広がっています。高校の現代文の領域では、契約書や自治体の広報といった実用文の読解を中心とする「論理国語」と、これまでのような小説などを中心とした「文学国語」に分かれ、大学入試や単位システムの問題から、ほとんどの生徒が「文学国語」を取らず、「論理国語」のみを学ぶことになるのではないか、と危惧されています。 これは文部科学省が2018年に告示し、2022年春にスタートした新学習指導要領にもとづいた政策です。 こうした選択制がはらむ危険性はきわめて高いと考えます。というのも、選択しなくて済むなら生徒は自分の苦手な科目は勉強しなくなってしまうものだからです。論理国語のみを選択すれば文学国語は弱くなり

    『こころ』も『羅生門』も不要なのか…高校国語で"文学"がどんどん減っていくことの大きすぎる弊害 文学は「非実用的」でも「不要不急」でもなく仕事のできる人を育てる
    roseknight
    roseknight 2023/05/26
    文学は、複雑で人間的な思考力や感性を育成する力を持つ。これらの想像力は問題解決にも繋がる。日本語はマニュアルではなく、人間性への理解によって支えられる。文化への敬意の無さが教育問題の本質だろう。
  • なぜ日本人はいくら勉強しても英語を話せないのか…養老孟司が考える「日本の学校教育はココがおかしい」 「学ぶ」より「倣う」に重きを置くべき

    の学校教育はどこに問題があるのか。解剖学者の養老孟司さんは「子供を椅子に座らせ、暗記で知識を詰め込む教育はもうやめたほうがいい」という。エコノミストの藻谷浩介さんとの対談を収録した新刊『日の進む道 成長とは何だったのか』(毎日新聞出版)から一部を紹介する――。 なぜ日では「読み書きそろばん」というのか 【藻谷浩介(以下、藻谷)】日英語教育は、発音能力、会話能力、ディベート能力を鍛えません。だから学校で教える英語は意味がないという意見は少なくありません。先生からみるとこの辺りはどう思いますか。 【養老孟司(以下、養老)】学校で何年も英語を習っているのに英語がちっとも上手にならない、しゃべるのが上手にならないと言われますが、そんなことは当たり前でしょう。昔から日では「読み書きそろばん」と言っていたように、「読み」が中心になっています。そのことを疑問に思った人はいませんでした。 ギ

    なぜ日本人はいくら勉強しても英語を話せないのか…養老孟司が考える「日本の学校教育はココがおかしい」 「学ぶ」より「倣う」に重きを置くべき
  • もともと日本語にそんな言葉はないのに…内田樹が「深掘り」という言葉に微妙な違和感を抱くワケ 「とても上質な知的作業」だと思われている

    大学のパンフレットから消えた「複眼的」「学際的」 【内田】最近よく聞く言葉に「深掘り」というのがあります。僕はこの言葉をジャーナリストや学者の口から聞くたびに、微妙な違和感を抱きます。もともと日語にそんな言葉はないのに、最近みんな実によく口にする。たぶん、それがとても上質な知的作業だという思いがするからでしょう。 ひとつの論件の質は地中深くに埋められていて、石油や温泉をボーリングするように、「ここ」と掘るところを決めて、そこに垂直にドリルを立てていけば、やがて質的な情報や知見を掘り出すことができる……そういうイメージを僕はこの言葉から感じるのです。もちろん、「ここ一点」を決めて、そこに垂直に掘り下げることも必要ですけれども、それだけでは足りない。 かつては「複眼的」という言葉がよく使われました。「学際的」というのもよく目にしました。ひとつの問題を多面的に捉え、複数の立場から立体視して

    もともと日本語にそんな言葉はないのに…内田樹が「深掘り」という言葉に微妙な違和感を抱くワケ 「とても上質な知的作業」だと思われている
    roseknight
    roseknight 2023/04/13
    人間が「蛸壺」化した上にキョロ目にもなっている。目の前の世界を単純に解釈する近代科学主義は、日本人から空気に抗う術を奪ったのか?対象の臨在観と視点の自由さはどう関連するのか?空気の本質もそれだろう。
  • 6000本の杭を打ち込んだ不思議な構造物…岡山県の「謎の遺跡」に秘められた古代人の凄い発想 19世紀オランダの技術とも共通点がある

    発掘当初は何が何だかわからなかった 岡山県岡山市には日第4の大きさの造山つくりやま古墳がある。この巨大な塚を築いたであろう港が見つかっていた。巨大古墳は例外なく河川・水路の傍にある。河川や海岸に堆積した土砂の浚渫しゅんせつを行ない、それを積み上げた結果、大王の古墳になったと私は今まで書いてきた。 古墳の土砂運搬には数多くの船と造成のためのシステムが必要である。この津寺遺跡にはそのシステムが見えるのである。現代に置き換えれば、関西国際空港の埋め立ての土採場から運搬、埋立(土砂投棄)に至るプロセスがわかるような施設であった。 その遺跡とは、おかしな河川の護岸があったと片付けられていた岡山市の津寺つでら遺跡である。1980年代に岡山市津寺地区の山陽自動車道と中国横断自動車道の岡山ジャンクションの工事中に、古墳時代の終わりの頃から奈良時代と推定される不思議な遺跡が発見された。旧足守あしもり川の左

    6000本の杭を打ち込んだ不思議な構造物…岡山県の「謎の遺跡」に秘められた古代人の凄い発想 19世紀オランダの技術とも共通点がある
  • 出る杭は100%打つ…家康が「無能なトップに忠誠を誓う部下」を大量生産するために考え出した驚きの屁理屈 江戸時代が260余年も続いた本当の理由 | プレジデントオンライン

    そうなると交通も自由にさせない。関所を設けた。川の渡しには番所を設けた。日人が旅行するのにはそれぞれ目的が必要とされた。目的いかんによっては旅行を認めない。特に庶民は伊勢神宮に行くとか、高野山にお参りするとか信仰上の理由や家族に病人が出た、などという他は全く身動きできなくなった。 特に大都市の町々や各長屋では、入口に木戸が設けられた。午後6時に締まり翌朝午前6時に開けられる。したがって夜の12時間は完全に牢屋の中に入っているのと同じだ。檻の生活である。 家康はこうして日中に檻をつくった。檻の中に人びとを閉じ込めた。これが徳川家康における、「日の維持管理体制の確立」の実態である。 好都合な「武士の心構え」を植えつける 徳川家への忠誠度を物差しに、また人間の欲望を抑えつけてその逆エネルギーによって体制を維持する、ということは終始守られた。そのことを最も端的に表したのは、 「幕府の政策を批

    出る杭は100%打つ…家康が「無能なトップに忠誠を誓う部下」を大量生産するために考え出した驚きの屁理屈 江戸時代が260余年も続いた本当の理由 | プレジデントオンライン
    roseknight
    roseknight 2022/12/03
    朱子学による「忠誠心」は確かにあったとは思う。ただ、本当に人間の欲求を精神的な教育で二百年以上も抑え続けることが出来るのか?実物経済で回っていた当時の状況も鑑みた方が分析をより深く出来ると思う。
  • 結局、昭和の政治のほうがずっとマシだった…「平成の保守」がデタラメな改革を繰り返した根本原因 「単純でわかりやすい改革」は悲惨な結果をもたらす

    1789年にフランス革命が勃発した時、バークは『フランス革命の省察』を著して、フランス革命のあり方を激烈に批判しました。 フランス革命は、ただ王政を打倒するというものではなく、社会を合理的なものへと抜的に造り変えようとするラディカルな運動でした。 これに対して、バークは、社会を合理的なものへとラディカルに変えようとすること自体に反対し、その理由を雄弁に語りました。 この『フランス革命の省察』によって、バークは「保守主義の父」とみなされるようになりました。 バークが「保守」の元祖となったのは、社会を抜的に変えることに反対したからです。 ところが、日では、過去30年間、保守政党と言われる自由民主党や、保守派とみなされる政治家たちが、ラディカルな変化を唱えたり、支持したりしてきました。 彼らの掲げた標語は、「構造改革」だの「抜的改革」だの「革命」だの「維新」だの「ゼロベース」だの「グレー

    結局、昭和の政治のほうがずっとマシだった…「平成の保守」がデタラメな改革を繰り返した根本原因 「単純でわかりやすい改革」は悲惨な結果をもたらす
    roseknight
    roseknight 2022/10/19
    昭和社会や政治思想への理解不足が改革失政の要因だろうか。「一寸先は闇」と言うように、表の理論だけで政策は動いていない。単純さ故の「改革」はニヒリズムの表れでもある。現実世界に存在する可能性は無限だ。
  • 陸軍の武器は想像を絶するほど旧式だった…無謀な戦争に突入した日本に本当に足りなかったもの ロシアに大敗した日本がアメリカに挑んだ情けない理由

    不問にされた無謀な「戦争」 昭和十四(一九三九)年九月一日、百五十万のドイツ軍部隊が、ポーランド国境を越えて攻撃を開始する。第二次世界大戦のはじまりである。このヨーロッパ情勢の激変もあり九月十五日、ノモンハン付近の国境線をめぐる日ソ戦は早急に停戦協定が結ばれ、終結した(角川新書編集部注:昭和十四年五月に始まったノモンハン事件で、関東軍は大営の方針に背いて戦線拡大したが、ソ連軍の優勢な火力により第二十三師団壊滅の大敗を喫した)。 歴史に「もしも」はないが、あのまま戦闘がつづけられていたならば……は、「運命の十年」を考える上で絶好の面白いテーマとなる。つまりは、日はこの事変から何を学んだか、ということに帰結するのであるが。 ところが、組織というものは今日もまた同様で、失敗の研究を徹底的にし、その責任を明らかにしようとはしないものである。文字面としての各論は一応は残すが、頂点まで責任の及びか

    陸軍の武器は想像を絶するほど旧式だった…無謀な戦争に突入した日本に本当に足りなかったもの ロシアに大敗した日本がアメリカに挑んだ情けない理由
    roseknight
    roseknight 2022/08/12
    精神性への依存や対外関係の不安定さがノモンハンや南進論の本質ではないだろうか。満州や支那における国力の消耗もその背景だろうが。日本はこの時期から何を成したいかを見失っていたのではないか。
  • 「本能寺の変」で異例の大出世…農民出身の秀吉が「信長の後継者」になれた本当の理由 なぜ最強軍団・織田家はあっさり没落したのか

    なぜ羽柴秀吉は「信長の後継者」になれたのか。三重大学教育学部の藤田達生教授は「来であれば後継者に近いのは織田家の筆頭家老だった柴田勝家だったが、情報不足などの理由で、光秀討伐に出遅れた。この『空白の10日間』が勝家と秀吉の命運を分けることになった」という――。 なぜ秀吉が「信長の後継者」になれたのか 能寺の変から明智光秀が討たれた山崎の戦いの時期のこととして注目されてきたのが、羽柴秀吉による奇跡の「中国大返し」だった。 秀吉は、能寺の変の翌日にあたる天正十年(一五八二)六月三日深夜から四日朝までに、その正確な情報を得ていたようだ。ただちに対戦していた毛利氏との講和を結ぶや、上方めざして全力で進軍し、六月十三日の山崎の戦いで快勝したのである。 この行軍が「奇跡」といわれるのには理由がある。 第一が、変の情報をきわめて早く確保したことである。光秀の使者が誤って陣所に迷い込んだ、というのは

    「本能寺の変」で異例の大出世…農民出身の秀吉が「信長の後継者」になれた本当の理由 なぜ最強軍団・織田家はあっさり没落したのか
    roseknight
    roseknight 2022/06/19
    北国大返しから膠着状態に陥った優等生の柴田勝家と情報を操った機才の豊臣秀吉の違いが天下の分かれ目か。中国大返しを為した秀吉のインテリジェンスは、後の賤ヶ岳の戦いにも通じるだろう。私もこれに学びたい。
  • 「なぜ原爆を落としたアメリカを恨まないのか」今の日本人に決定的に欠けているもの アメリカの核は日本を守る最大の武器ではない

    「日人」という自我(2016年5月) 我が国の閉塞へいそく状況は論を俟つまでもない。その根理由は、我々が思考停止に陥っていることにあるのではないか。冷戦後四半世紀が経ち、世界は再び動乱の時代を迎えているが、日だけは相変わらず「対米追従」という国是を盲信している。だが、そろそろ乳離れすべきだろう。 来ならば冷戦終結を転機とすべきだった。そこで日は思考停止状態のまま、「アメリカ」という選択肢を選んだ。いや、決断を伴わない以上、それは選択ですらなかった。単なる惰性、現状維持にすぎなかった。我々は改めて我が国の針路について思考、決断、選択をし直さなければならない。 その上で私は対米従属でも社会主義でもなく超国家主義でもない、日独自の道があるはずだと考えている。その可能性を模索する手がかりの一つは、アジアである。 特にベトナム戦争を再考する必要がある。ベトナム戦争は資主義対社会主義の冷

    「なぜ原爆を落としたアメリカを恨まないのか」今の日本人に決定的に欠けているもの アメリカの核は日本を守る最大の武器ではない
    roseknight
    roseknight 2022/05/31
    明治以降の日本は、白人勢力との協調とアジア主義双方の交錯に迷い続けた。強引に目指されてきた近代的自我は、大和民族の自立すらも危うくしたのか?米国発の歴史観や価値観に染まった左右論壇には期待出来ない。
  • 「石油を買い続けるだけでは将来はない」田中角栄が日本を"産油国"に変えるために仕掛けた超発想 「国内で掘って出なければ海外で共同開発すればいい」

    「日は資源のない国」は当か 「資源のない標国、日」 その言葉に対し、田中角栄は断言するだろう。 「いったい、日に資源がないなんてこと、誰が決めたんだ」 そして、こう続けるに違いない。 「もっとたくさん、もっと深く掘ってみろ。ちまちま浅く掘っているだけじゃわからんじゃないか」 角栄は新潟の寒村・刈羽郡二田村(現在の柏崎市)で生まれた。 新潟と石油――。切っても切れない関係だ。2013年4月、新潟でこんな事件が起きた。 噴き出した石油が止まらなくなったのだ。まるで中東の巨大油田のような話だが、こんな出来事が新潟市内の秋葉区の住宅の敷地内で起きたのだ。石油とガスが民間の敷地から噴出、その後2年以上も止まらなくなった。 もともと石油が噴出した新潟市秋葉区の新津地区は、石油との縁が深い。『日書記』にも「越国から燃土、燃水が献上された」とあり、その燃える土や水が採取されていたのは、この新津

    「石油を買い続けるだけでは将来はない」田中角栄が日本を"産油国"に変えるために仕掛けた超発想 「国内で掘って出なければ海外で共同開発すればいい」
    roseknight
    roseknight 2022/05/23
    新潟の新津油田は今も残っているのか。田中角栄による、他国との資源共同開発には見習うべき点が多いだろう。自前の石油の確保は、今の日本経済を支えるのに重要だと思う。各地域でエネルギー源を確保しておきたい。
  • 経営者、開業医、地主…本物の富裕層が「日本の税金は世界一安い」とこっそり笑う大きな抜け穴の正体 所得1億円を超えると実質税負担率が急激に下がる

    の最高税率は45%で、「日富裕層は世界一高い所得税を払っている」と言われることがある。しかし、それは事実なのだろうか。元国税調査官の大村大次郎さんは「日の税金が世界一高いというのはまったくのデタラメだ。むしろ、世界一安い。物の富裕層たちはある抜け穴を利用している」という――。

    経営者、開業医、地主…本物の富裕層が「日本の税金は世界一安い」とこっそり笑う大きな抜け穴の正体 所得1億円を超えると実質税負担率が急激に下がる
    roseknight
    roseknight 2022/04/22
    個人輸入では、仕入れ商品以外の物には消費税がかかりにくい。免税店でも、買うものの種類を分ければ税がかからない。日本の富裕層の所得税収は米国の一割未満だ。小泉以降の配当所得優遇は根本的に間違いなのでは?
  • 「運送、バス業界から侵食されていく」日本で増殖を続ける"中国製EV"の本当の怖さ 「日本企業の負けパターン」を繰り返すことになる

    なぜ日製のEVは海外で売れないのか。経済ジャーナリスト・井上久男さんと対談した元東大特任教授の村沢義久さんは「日車はもはや後発の中国韓国勢にも負けている。『日企業の負けパターン』を繰り返しているからだ」という――。(第2回/全3回) 日製EVはもはや世界の選択肢に入っていない 【村沢義久氏(以下、村沢)】とうとうヒョンデ(旧ヒュンダイ)のEVが5月に日に上陸しますね。 EVの世界では、中国韓国が日より先行しているのですが、一部のモータージャーナリストや、閉鎖的な人達は、そういう動きが気にわないように見えます。 【井上久男氏(以下、井上)】そういう民族感情みたいなものはあるかもしれませんね。 【村沢】ヒョンデや起亜のEVはかなり良さそうだと思っています。ただ、「韓国EVが優れている」と言われると、民族感情が刺激される人がいる。それで、「中国韓国のEVはバッテリーが爆発する

    「運送、バス業界から侵食されていく」日本で増殖を続ける"中国製EV"の本当の怖さ 「日本企業の負けパターン」を繰り返すことになる
    roseknight
    roseknight 2022/03/20
    日本車企業の苦境の要因は、やはり株主重視に基づく利益追求にあるのではないか。過剰品質や海外顧客軽視といった問題にも、企業のPL脳が存在する。日本企業には、方針を変更して素材等への投資を進めてもらいたい。
  • 「EVは自動車産業の破壊者である」そんな議論を続ける限り、日本車の敗北は避けられない 「EV賛成派」「EV反対派」という論争はもはや意味がなくなっている (4ページ目)

    「EVは自動車産業の破壊者である」そんな議論を続ける限り、日車の敗北は避けられない 「EV賛成派」「EV反対派」という論争はもはや意味がなくなっている 【井上】まだまだ自動車が普及していない地域もあるので、世界の自動車需要は今後増えるとは思います。ただ、その増加分のシェアをトヨタ当に取れるかどうか。新興国では格安EVの需要が高まっています。 中国で50万円を切るEV「宏光MINI」が人気ですが、こうした車が新興国需要をかっさらっていく可能性はあると思います。 トヨタ気で「EVシフト」するのか? 【村沢】トヨタのEVシフトの要因の一つとして、環境保護団体などからの「外圧」があると思います。 【井上】海外からどう見られているかは、かなり気にしているのだと思います。会見では実物のEVをたくさん並べたので、一部のメディアは「さすがトヨタ、もう実物ができている」と大絶賛したんです。ただ実際

    「EVは自動車産業の破壊者である」そんな議論を続ける限り、日本車の敗北は避けられない 「EV賛成派」「EV反対派」という論争はもはや意味がなくなっている (4ページ目)
    roseknight
    roseknight 2022/03/17
    EVを巡る議論は、余りにも単調なものになっていないだろうか?車の電動化が進んだとしても、従来の知恵は何らかの形で生きると思う。EVシフトを達成するためには、地方や企業を包括したビジョンが必要ではないか。
  • 人はなぜ戦争ができるのか…哲学者マルクス・ガブリエルが語る「非人間化」のワナ だからこそウクライナ難民を特別視してはいけない

    ソーシャルメディアは人を「非人間化」する兵器 ソーシャルメディアが我々に及ぼす影響の一つに、「非人間化」(※1)という大きな問題があります。ソーシャルメディアは兵器の一部です。たしかインターネットは軍事目的で作られたもので、この技術自体に数多くの軍事用途があります。 ソーシャルメディアがビデオゲームやドローン攻撃と同様に私たちを非人間化するのは、真の人間ではないステレオタイプなアイデンティティを作り出すからです。真に人間的な自己決定は、ステレオタイプなアイデンティティではなく、非常に複雑なアイデンティティによって決まる関数です。 ソーシャルメディアが私を非人間化するのは、私が私自身について「ステレオタイプなアイデンティティとは異なるもの」として考える自由を奪うからです。ソーシャルメディアは私の他者性を攻撃し、現実には私と共通点のない他の人々に私を似せていくのです。 ※注1:非人間化(deh

    人はなぜ戦争ができるのか…哲学者マルクス・ガブリエルが語る「非人間化」のワナ だからこそウクライナ難民を特別視してはいけない
    roseknight
    roseknight 2022/03/12
    「秩序化」が求められていることが、非人間化の要因ではないだろうか。ネットで際限無き自由が与えられるからこそ、人は何らかの定型性を求めるのでは。「平等」の概念がどこまで通じるかは疑問である。
  • 「欧米諸国からの抜け駆けを始めている」佐藤優が日本の外交に見る"異常" 中国の存在を強く意識した結果

    「米中対立」はカントリーリスクの概念に収まらない 【橋爪】20世紀までは多極化していなかった。アメリカが世界の中心で、グローバル化を仕切っていた。植民地時代とそう変わらないやり方です。第三世界の国々が独立し、発言権を手にした。でもアメリカは、覇権国のままだった。 そうこうするうち、冷戦が終わり、世界の様子が変わってきた。中国、インドがアメリカと肩を並べるまでになった。世界経済は新しい段階に入ったのです。 これまでも、カントリーリスクの概念があった。投資してもいいが、急に独裁政権になったり、予測できないことが起こりそうで、二の足を踏む。経済の外側から、予測できない要因が飛び込んでくるという考え方が、なくはなかった。 でもいま、中国アメリカと対立している状況は、カントリーリスクの概念に収まらない。覇権国であるアメリカと違った価値観や行動様式をそなえた、もうひとつの超大国が存在していいのか、存

    「欧米諸国からの抜け駆けを始めている」佐藤優が日本の外交に見る"異常" 中国の存在を強く意識した結果
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    roseknight 2022/01/24
    中国が「別の理想型」として勃興していることを、日本の政治エリートは利用したがっているのだろうか。日本も西洋も中国の歴史や政治を詳しく理解していなかった。「カントリーリスク」は時代遅れだろう。
  • 662人を日本に帰すため、ソ連兵の性的暴行に耐えた未婚女性15人の苦しみ【2020年BEST5】 しかも帰国後は中傷と差別が横行

    敗戦の混乱時、日人女性が味わった性暴力の悲劇 現実社会に「表」と「裏」があるように、過去の時代にも「表」と「裏」があります。私たちが生きた同時代についての記述すらそうだから、100年前、500年前ともなればなおさらでしょう。その当時に生きた人が、歴史の教科書を読めば、仰天するかもしれない。「これは一体どこの国の話だ」と。 「一級史料があるから確実だ」などと言っても、その史料が時代の全体を語るわけではありません。最近になって、少しずつ敗戦時の旧満州や北朝鮮での「性接待」の話が語られるようになってきました。 平成25年4月、昼神温泉などで知られる長野県阿智村に全国で初めての「満蒙開拓平和記念館」ができました。戦前からの国策として満州や内蒙古に送り込まれた満蒙開拓団の史実を、風化させることなく後世に伝える拠点として、作られたものです。 開館以来、かつての開拓団の実像を伝える数々の資料を展示する

    662人を日本に帰すため、ソ連兵の性的暴行に耐えた未婚女性15人の苦しみ【2020年BEST5】 しかも帰国後は中傷と差別が横行
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    roseknight 2021/12/21
    未婚女性によるソ連兵への接待とは、日本の過度な大陸侵入による必然の結果ではないだろうか。貞操観が今よりも強かったことも戦後の差別の一因かも知れんが。世間が死に共感が消える様は現代にも言えるのでは。
  • 「むしろ凡庸だから生き残れた」秀吉、家康の天下になっても織田家が幕末まで続いたワケ 織田信長の次男・信雄の意外な生涯

    周囲から凡庸だと思われていた信長の次男 織田信雄は、信長の次男である。だから、能寺の変(1582)で、父・信長と兄・信忠が自害した後、来なら織田家の当主となり、父の天下統一事業を引き継ぐ立場にあった。ところが、羽柴(豊臣)秀吉の策略によって、織田家の当主は、清洲(愛知県清須市)会議であっけなく信忠の嫡男・三法師(まだ3歳の幼児)に決まってしまった。 ただ、信雄が当主になれなかったのは、ある意味、仕方がない。なぜなら、彼は凡庸だと思われていたからだ。 実際、清洲会議では織田家の重鎮・柴田勝家が三男・信孝を後継者に推したのに、信雄を押す重臣は誰もいなかった。信雄の低評価を決定づけたのは、信長が亡くなる3年前の天正7年(1579)のことだった。 当時、伊勢国南部(三重県)を支配していた信雄は、父に無断で隣国・伊賀(三重県西部)へ攻め込んで大敗を喫し、激怒した信長から激しい折檻状せっかんじょう

    「むしろ凡庸だから生き残れた」秀吉、家康の天下になっても織田家が幕末まで続いたワケ 織田信長の次男・信雄の意外な生涯
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    roseknight 2021/12/17
    相手の意図を把握できず独断で動いたことが織田信雄の失敗だったのでは。本人を見ると、織田家という大きな看板を持て余して自分なりの目標を持たなかったようにも見える。凡庸よりも風見鶏の方が納得いくな。
  • 「日本の敗戦はインテリのデマだ」ブラジルに住む日本人の9割がそう信じて起きた悲劇 根底に存在した「金持ちへの嫉妬心」

    勝ち組」「負け組」という言葉にはもう一つの意味がある。終戦後、ブラジルの日移民は、日戦争に勝ったとする「勝ち組」と、負けたとする「負け組」に分かれて、激しい抗争を繰り広げた。『灼熱』(新潮社)を出した作家の葉真中顕さんは「この抗争は殺し合いに発展し、23人が死亡した。フェイクニュースや陰謀論、デマの横行する現代だからこそ問うべき悲劇だ」という――。

    「日本の敗戦はインテリのデマだ」ブラジルに住む日本人の9割がそう信じて起きた悲劇 根底に存在した「金持ちへの嫉妬心」
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    roseknight 2021/11/24
    大東亜戦争の開戦と同時に始まった日本人移民に対する弾圧が勝ち組問題に繋がるようだ。祖国の遠さを思えば、彼らに同情できる点はある。同化という点を考えると、日本人には移民の話には向かないのでは。