日立公共システムは2017年2月8日、企業の人事部門や総務部門に向けて、在籍中の社員の退職金がいくらになるのかを管理するシステム「退職金管理システム」を発表、同日提供を開始した。価格は個別見積もりで、導入期間は6カ月程度としている。 従来、退職金の管理は、人事給与システムをカスタマイズしたり、人事担当者がExcelを使ったりして行ってきた。このため、退職金制度が改定されるたびに、人事給与システムの改修やExcel内の計算式の変更などが発生していた。退職金管理システムは、人事給与システムをカスタマイズする場合と比べて、短納期かつ低コストで導入できるとしている。 同ソフトを使うことによって、退職金の計算や給与の累計管理などができる。退職金の試算も容易に行える。退職金と確定拠出年金を併用するケースに対しては、確定拠出年金の委託先企業に対して必要なデータを渡すためのインタフェース機能も提供する。
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