ブックマーク / gendai.media (19)

  • 哲学者が驚愕した中村文則の最新作――ねじれた正義と悪意の正体(稲垣 諭)

    「その列は長く、いつまでも動かなかった」。正体不明の「列」が暴き出す、人間のねじれた正義と悪意とは。哲学者の稲垣諭さんによる、中村文則さんの最新小説『列』の書評をお届けします。 悪意と苦しみの根メカニズム 正直、作『列』には、度肝を抜かれた。少し放心もした。それは、私が哲学研究の一環として追求している人間性の核心部にかかわる場所に、ぬるっと素手で触れようとしているからだ。しかもごく短い小説作品として、それを描き切る。 こんなことをいうと叱られてしまうかもしれないが、一読すると書は、人間の悪意、もっと正確には、ひとりの男性のねちっこい悪意をぐつぐつと煮詰めて、凝縮して、丸呑みさせられるような作品である。 例えば、 「やり過ぎないよう加減した。意図的と思われないように、つまり私が責任を取らない形で相手を不快にさせたかった」 という男の述懐。これを地でいくような欲望と思考、行動が延々とくり

    哲学者が驚愕した中村文則の最新作――ねじれた正義と悪意の正体(稲垣 諭)
  • 『列』とパイナップル(中村 文則)

    中村文則第三期の始まりを告げる重要作『列』を書き終えて―― 中村文則さんの新刊『列』の刊行を記念して、群像11月号にエッセイ「の名刺」をご寄稿いただきました。特別公開いたします。 『列』という小説を刊行した。今は何というか、安心している。 大勢の人間が、列に並んでいる。先が見えず、最後尾も見えない。主人公も含め全員が、自分がなぜこの列に並んでいるか知らない。主人公の男は、「ある動物」の研究者のはずだった、という感じの小説で、アイディアが浮かんだ時から、自分にとって重要な小説になるのではと思った。 自分のキャリアを分けるなら、これは第三期の始まりではないかと。ゆっくり、慎重に書こうと決めた。 さらなる内容については、中条さんとのインタビューが同時掲載されているので、そこを読んで欲しいなと思う(中条さんはやはり鋭かった……)。ここでは、執筆時の僕の生活状況を少し書くことにする。なぜ冒頭で「安

    『列』とパイナップル(中村 文則)
  • 人間の存在を列で表現する衝撃作『列』。原点回帰を経た中村文則がみせる新境地(中村 文則,中条 省平)

    正体不明の列という不気味なシチュエーションを描きながら、現代社会の諸相をあぶり出す中村文則さんの最新作『列』が刊行されました。『列』が暴き立てる人間の欲望とは。歴代作品の系譜における『列』の革新性とは。フランス文学者・中条省平さんが『列』の真価に迫るロング・インタビューを、群像2023年11月号より再編し、前編・中編・後編の3回に分けてお届けします。 『列』に見られる中村文則文学の大きな転換 中条 『列』をたいへん面白く読みました。あとがきに「人間の存在というものを、特徴的なシチュエーションそのものでも、表現するような小説」とはっきり書かれているように、『列』は中村さんの率直な意図が見事に具現化された作品です。 端的に言うと寓話のやり方であり、寓話はイソップの昔からありますが、現代文学の側から言うとカフカが挙げられるのではないか。そう思って読んでいたら、実際に『変身』への言及が出てきました

    人間の存在を列で表現する衝撃作『列』。原点回帰を経た中村文則がみせる新境地(中村 文則,中条 省平)
  • 15年間ゲイだと言えなかった歌手・清貴が「同性の普通の恋愛」を映像化した理由(梅津 有希子)

    清貴さんは2000年、17歳のときに「清貴」の名前でデビュー、サードシングルがドラマ主題歌になり、順風満帆だった。しかしデビューしてから15年もの間ゲイであることを言えなかったという。そんな彼がデビューから20年の月日を経て、「普通の恋愛」として同性愛のリアルを映像化したのはなぜなのか。詳しくお話を伺った。 カミングアウトまで、苦しんできた 同性同士が愛し合っていることすら、公表してはならないと苦しむ人たちがいる。シンガーソングライターの天道清貴さんも、2015年にカミングアウトするまで、長い間苦しんできた1人だ。かつて「清貴」の名前で2000年、17歳の時にデビューし、ドラマの主題歌「The Only One」は40万枚の大ヒットを記録。カミングアウトのあとになるが、「MYVICTORY」「無限大∞」は、2018年の平昌パラリンピックのテーマソングにも選ばれている。 若くしてブレイクした

    15年間ゲイだと言えなかった歌手・清貴が「同性の普通の恋愛」を映像化した理由(梅津 有希子)
  • 3歳女児放置死の悲劇…「自己責任化」された親たちが直面するもの(安發 明子) @gendai_biz

    子育てに疲れて旅行に… 7月10日、東京都大田区の自宅に3歳の娘を8日間放置し、餓死させた疑いで母親が逮捕された。その間旅行していた理由について「子育てに疲れたからリラックスしたかった」と供述しているという。3歳児検診は受けさせておらず、昨年保育料が払えないとして保育園をやめていた。 昨年6月には仙台市で2歳の娘を自宅に放置したまま9日間交際相手の自宅に宿泊し女児が死亡する事件があった。11月にも夫婦で8時間4人の子どもを置いて外出し、帰宅時に3ヵ月の乳児が亡くなっていた。 ニュースでは母親の二面性を強調する伝え方や、母の身勝手を非難する報道もある。しかし、親を罰しても予防の効果はない。日では今、親個人を非難する風潮にあるため、状況が悪いと隠そうとしてしまい支援につながりにくくなるという構図に陥っている。このままではまた犠牲になる子どもが増えてしまうだろう。 今年6月26日の報道で母親が

    3歳女児放置死の悲劇…「自己責任化」された親たちが直面するもの(安發 明子) @gendai_biz
    runt_nc
    runt_nc 2020/07/15
    6ページ中5ページを、フランスの児童福祉制度の紹介に費やしている。 / 内容とタイトルが一致していないが、現在の日本の児童福祉制度でも参考になる部分は多いのではないかな、と思った。
  • なぜ親による子どもの虐待死の量刑は、かくも軽いのか(吉田 大助,薬丸 岳) @gendai_biz

    『天使のナイフ』や『友罪』『Aではない君と』では神戸連続児童殺傷事件に始まる少年犯罪を、『悪党』では大阪児童二児置き去り死事件を、――必ずしも「特定の事件」を題材とはせずとも、世にあふれる犯罪が「なぜ起きたのか」「どうしたら防げたのか」と考えさせる物語を描き続ける作家・薬丸岳。 「黄昏」という短編で日推理作家協会賞(短編部門)を受賞した最新作『刑事の怒り』は、年金不正受給、性犯罪、不法滞在、そして介護人による犯罪と、現代社会の闇を見事に切り取った作品になっている。犯罪はなぜ増え続けるのか。私たちはどうしたらいいのか。そのヒントを探るために、ライターの吉田大助が薬丸岳に迫った。 薬丸岳 2006年、初めて書いた長編『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。ある事件から興味を持つようになった少年法を題材として描かれ、鮮烈なデビューとなった 撮影/村田克己 なぜこんなに軽い判決なのか

    なぜ親による子どもの虐待死の量刑は、かくも軽いのか(吉田 大助,薬丸 岳) @gendai_biz
  • 「この世界の片隅に」で主人公が振るっていた竹槍が意味するもの(一ノ瀬 俊也)

    軍や政府の「一億総特攻」のかけ声のなか、そのシンボルとなったのが、 特攻隊員、そして「竹槍」だった。現在公開中の映画『この世界の(さらに いくつもの)片隅に』にも登場する竹槍訓練を、人々はどのような思いで おこなっていたのか。話題作『特攻隊員の現実』の著者一ノ瀬俊也氏が 銃後の一億総特攻を描き出す。*以下の文章には、作品の内容に関する紹介が 含まれていますので、ご注意ください。 こうの史代の漫画『この世界の片隅に』はアニメ映画化され、現在その延長版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が上映中である。漫画には、主人公の北條すずが昭和19年、町内で行われた竹槍訓練に参加する場面が出てくる。女性たちは防空ずきんにもんぺ姿で下駄を履き、竹槍をかまえて敵兵に見立てたわら人形をかわるがわる突く。しかしすずは、夫の周作が当に自分を愛しているのかについて思い悩んでいるため、訓練にちっとも身が入らない

    「この世界の片隅に」で主人公が振るっていた竹槍が意味するもの(一ノ瀬 俊也)
  • 「福島の11歳少女、100ミリシーベルト被曝」報道は正しかったか(林 智裕) @gendai_biz

    ショッキングな言葉の数々 「11歳少女、100ミリシーベルト被ばく 福島事故直後 放医研で報告」 「誌請求で公開」「政府は『確認せず』」 「チェルノブイリ事故では一〇〇ミリシーベルト以上でがん発症」 「国はこれまで『一〇〇ミリシーベルトの子どもは確認していない』と発表し、この報告は伏せられていた」 1月21日の東京新聞朝刊一面トップ記事に、このようなショッキングな言葉が並びました(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201901/CK2019012102000122.html 編集部注:東京新聞公式サイトに掲載されていた該当記事のURLは、林氏による記事の公開前後に変更されたため、それに伴ってリンクを更新しました:2019年2月21日)。 〈東京電力福島第一原発事故の直後、福島県双葉町にいた十一歳の少女が、喉にある甲状腺に推計

    「福島の11歳少女、100ミリシーベルト被曝」報道は正しかったか(林 智裕) @gendai_biz
  • 20年間で児童虐待の相談は70倍増。児童虐待の相談等に対応する「児童相談所」ってどんな場所?(森山 誉恵) @gendai_biz

    近年児童虐待をニュースで見ることが増えてきました。毎年夏頃に報告される児童虐待相談対応件数ですが、実はこの数字は10年以上毎年最高記録を更新し続けています。平成25年度の児童虐待相談対応件数はついに7万件を超え、20年ほど前の平成2年の約70倍に上りました。私たちが日ごろニュースで目にする量をはるかに超える数の相談の対応が日常的に行われていることがわかります。単純計算で、1日に約200件もの児童虐待に対応している状況なのです。 そして児童虐待の報道がなされる度に、「親は何をしてたのか」という批判とともに非難の対象となるのが児童相談所です。児童虐待の発見や対策、防止を担っているのが児童相談所ですが、児童相談所がいったい何を担っているのか、児童相談所の職員である児童福祉司はいったい児童虐待を見過ごしてしまったのか、その原因や現状についてはあまり語られることがありません。今回は児童虐待という命や

    20年間で児童虐待の相談は70倍増。児童虐待の相談等に対応する「児童相談所」ってどんな場所?(森山 誉恵) @gendai_biz
  • 「アフリカ少年が見たニッポン」話題の漫画作者が差別について思うこと(ラリー遠田) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    星野は母親の日人との再婚がきっかけで4歳のときに来日。それ以来、人生の大半を日で過ごしてきた。 自身の体験をもとに、日人が無意識のうちに黒人に対して抱いている偏見や先入観をあぶり出していく彼の漫画は、SNSで公開されて間もなく大反響を巻き起こし、異例の速さで出版へとこぎつけた。異色の漫画が誕生した経緯と、日人の「不思議」について、星野に聞いてみた。 なかなかチャンスがないなかで ――この作品を描こうと思ったきっかけは? 最初は単純に「みんなが知らない世界があるんだよ」っていうのを伝えたかっただけなんです。「黒人ってこうだと思ってるでしょ? 実はこうなんだよ」みたいなのを描きたかった。自分自身もを読んだりして新しい情報を入れるのが好きなので、それが面白いんじゃないかなと思ったんですよね。 もともとはテレビでそういうことをやりたかったんです。外国人のタレントが出る番組って結構あるじゃ

    「アフリカ少年が見たニッポン」話題の漫画作者が差別について思うこと(ラリー遠田) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
    runt_nc
    runt_nc 2018/10/13
    性的少数者として「対立したいわけじゃないのに」とは常々。「善意の悪人」への糾弾は対立を深めるばかりで良いこと無いよなぁ、とか。 / 最近激化したジェンダーに関する対立煽りも、見てられないレベルでつらい。
  • ある日突然、「虐待」で通報された親子のトラウマ(井戸 まさえ) @gendai_biz

    突然子どもたちが「保護」された 「児童相談所です。お子さんたちを保護させていただきました」 今から4年前、2月最後の月曜日だった。 Bさんはいつものように小学4年生と5年生の年子の子どもたちを学校に送り出し、自宅で今日締切の原稿を書いていたところだった。 Bさんは翻訳家。夫も同業だ。 午前11時ちょうどに、Bさんの携帯電話が鳴る。そして、突然、何の前触れもなく告げられたのは冒頭のひと言だった。 「ちょっと待って下さい。子どもが保護されたって、どういうことですか?」 Bさんは混乱した。保護ってどこへ? 兄弟ふたりとも一緒に? 児童相談所って? 次男は先週インフルエンザに罹患し学校を休んでいた。今朝は治癒証明を持っての久しぶりの登校だった。 次男の体調も心配だが、長男は発達障害を抱えていて、環境の変化には適応できない。不安は募る。 学校に電話をして担任を呼んでもらうように頼んだ。が、児相が絡ん

    ある日突然、「虐待」で通報された親子のトラウマ(井戸 まさえ) @gendai_biz
    runt_nc
    runt_nc 2018/07/05
    児童虐待とラベリング、どちらも対処が必要だが混ぜるな危険。 / 現場を見た経験から違和感のある記述が多い。当時と比べて変化したのか、事実が捻じ曲げられているのか。
  • 「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由(阿部 幸大) @gendai_biz

    名門校出身者たちを目の当たりにして 教育と格差の問題といえば、しばしば話題にのぼるのが東大生の親の年収である。2014年の調査によれば、東大生の育った家庭の半数強が、年収950万円以上の比較的裕福な家庭だという。 ここで問題視されているのは、階級の固定化である。つまり、裕福な家庭は多額の教育費を支払うことができるので、子供は高学歴化する傾向にある。学歴と収入は比例することが多い。結果的に、金持ちの家系はいつまでも金持ちだし、逆に貧乏人はいつまでも貧乏から抜け出せない――という問題だ。 だが、こうした問題提起に出くわすたび、いつも「ある視点」が欠けていると私は感じる。それは都市と地方の格差、地域格差である。 田舎者は、田舎に住んでいるというだけで、想像以上のハンディを背負わされている。 あらかじめ、どんな地域で育ったどんな人物がこの記事を書いているのか、簡単に紹介しておこう。 私は高校時代ま

    「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由(阿部 幸大) @gendai_biz
  • いま明かされる、戦中日本軍の「あまりに愚かな」逸話の数々(井上寿一×鴻上尚史) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    2017年11月に同時刊行した講談社現代新書、井上寿一『戦争調査会 幻の政府文書を読み解く』と鴻上尚史『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』。 多くの人に知られていない文書に光をあてた前著は7刷、後著は10刷と版を重ねています。10万部を突破した『不死身の特攻兵』では、「必ず死んでこい!」と命令されながら、9回生還した特攻兵に迫り、合理性を欠いた日軍について考察しました。 敗戦へと突き進んでしまったのは何故だったのか。今回は、著者お二人が、太平洋戦争当時の日のあり方や、歴史を語り継ぐ意義について対談しました。 日人自らの手で戦争を検証する 鴻上: 井上先生が今回の著作のテーマに選んだ「戦争調査会」は、終戦間もない頃、幣原喜重郎首相の強い意向によって、日が敗戦に至った理由を調査するために設置された機関なんですね。 井上: ええ、東京裁判が連合国による戦争責任追及の場であったと

    いま明かされる、戦中日本軍の「あまりに愚かな」逸話の数々(井上寿一×鴻上尚史) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
  • 鬼龍院翔が明かす、いま新人アーティストが売れるために必要なもの(柴 那典) @gendai_biz

    新アルバム『キラーチューンしかねえよ』が発売中のゴールデンボンバー・鬼龍院翔さんへのインタビュー。そもそもヒットとは何か、ストリーミング時代をどう捉えるか、新アルバムのコンセプトをどう立てたのか、鬼龍院さんならこの時代に新人アーティストをどう売り出すのか……『ヒットの崩壊』著者・柴那典さんがさまざまな話を訊いた。 <前編>「CDが売れない時代」に、金爆・鬼龍院翔が問いかけること http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54251 (取材/文・柴那典、写真・三浦咲恵) ストリーミング時代をどう見るか ――2017年からゴールデンボンバーはSpotifyなどのストリーミングにも音源を提供しますよね。これはどういう考えでしょうか。 鬼龍院 前までは「せっかくの曲をほぼ無料で垂れ流すなんてとんでもない」って思ってたんですけど、音楽の聴き方が変わったんですよね。 今は

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  • 「CDが売れない時代」に、金爆・鬼龍院翔が問いかけること(柴 那典) @gendai_biz

    20歳の頃に好きだった子が… ゴールデンボンバーの鬼龍院翔は、音楽業界の構造の激変を楽曲やパフォーマンスの格好の“ネタ”にしてきたアーティストだ。 バンドは2年7ヶ月ぶりとなるアルバム『キラーチューンしかねえよ』をリリースした。その収録曲『#CDが売れないこんな世の中じゃ』は、昨年に「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)にて初披露された一曲。 番組では楽曲を無料でダウンロードできるQRコードを掲げるパフォーマンスを行い、ツイッターのトレンドワード1位となるなど大きな反響を巻き起こした。 鬼龍院翔はブログにて、パフォーマンスを思いついたきっかけが拙著『ヒットの崩壊』を読んだことにあったと綴っている。 同書では彼が2014年にシングルCD『ローラの傷だらけ』を一切の特典をつけない形で発売した試みを取り上げ、単に特典商法を批判したりCD不況をテーマにしたりするだけでなく「そもそも音楽を売る

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  • 「日本のどこがダメなのか?」に対する中国ネット民の驚きの回答(安田 峰俊) @gendai_biz

    中国で流行中の『知乎』 中国の質問サイト『知乎(チーフー)』をご存知だろうか。これは日で言えば『Yahoo!知恵袋』のように、ユーザーの質問に他のユーザーが回答してくれる集合知型のウェブサイトだ。 中国では2005年からIT大手・百度(バイドゥ)が運営するQ&Aサイト『百度知道』などが存在したが、こちらはネタ質問やネタ回答・コピペ回答も多く、いまいち信用が置けなかった。 だが、2011年にサービスを開始した『知乎』は、一部のユーザーが所属や身元を明らかにした上で書き込んでいることや(共産党青年団などが身元を明かして公式に回答を寄せていることもある)、回答者を第三者が評価するシステムなどが奏功して、そこそこ真面目で信頼性が高い情報がやりとりされるプラットフォームになっている。 加えて言えば、『知乎』は一種の大規模掲示板としての役割も果たしており、むしろ回答の数よりも元の投稿に付く質問の数の

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    runt_nc
    runt_nc 2018/01/27
    翻訳元を見ると「正義」云々は18番からの延長に見えるのだけどほとんど読めない無能。邦人が危機に瀕しても義憤にかられずあまつさえ茶化して遊ぶこのヘタレどもが、みたいな感じでいいんだろうか。
  • 芥川賞候補になった私を「外国人枠」と雑なくくり方をした人たちへ(温 又柔) @gendai_biz

    を取り囲む厳しくも悲しい現実 十代の頃、学校の図書室や町の図書館で借りたを読んでいるときに、このことばはきっと自分のために綴られたものだ、と幸福な錯覚に酔いしれたことがある。 あの頃の私は、入荷したとたん予約が殺到するような、順番待ちをしてやっと手にすることがかなう人気にはあまり興味がなかった。どちらかといえば、書棚の片隅でずいぶんと長い間、だれからも忘れられていたようなとのほうが、より親密な関係が結べると思い込んでいた。 カバーが紛失していたり、紙の色が褪せているようながあれば、そこにこそ、自分のためだけに書かれたことばが潜んでいるのではないかと期待して頁をめくった。そういう記憶があったので、アメリカ小説家ジョン・アップダイクの以下の発言には胸が熱くなった。 「わたしは、書いているときは、ニューヨークじゃなくて、カンザスのちょっと東のあたりの地域を、漠然と心のなかで目標にして

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  • 日本人はすでに先進国イチの怠け者で、おまけに労働生産性も最低な件(週刊現代) @gendai_biz

    「働きすぎは悪」「仕事よりコンプライアンス」――日全体がそんな方向に進んでいる。しかし、当にそれでいいのか。誰も頑張らないし踏ん張らない、そんな国に未来があるのか。 モーレツがそんなに悪いのか? 興味深い数字がある。『データブック国際労働比較2016』を見ると、'14年の週労働時間(製造業)で日人はG7(先進7ヵ国)の中で労働時間がかなり短いほうなのだ。 厚生労働省が調べた日の週労働時間(製造業)は37.7時間。調査対象に各国でバラツキがあるため、一概には言えないが、米国の42時間や英国の41.4時間、ドイツの40時間より少なく、フランスの37.8時間、カナダの37.1時間と変わらない水準なのである(イタリアの数値は未掲載)。 日人がどんどん働かなくなっている。 バブル直後には2000時間を超えていた年間の総実労働時間は少なくなり続け、'14年には1729時間にまで減少している(

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  • 恐怖!地方の人気アナが窃盗犯にデッチ上げられるまでの一部始終(週刊現代) @gendai_biz

    ある日突然、まったく身に覚えがないのに、警察に逮捕される。検察も裁判所も助けてくれない。ここに記す冤罪被害の告白は衝撃的だ。そして、これは明日、あなたの身に起きても不思議ではない。 ある日突然、自宅で逮捕 私の時計は'12年10月11日の朝で止まったままになっています。 2人の刑事が突然、我が家に来たので、何かの協力依頼かと思った私は2人を家に招き入れ、名刺交換をしました。少しの会話をした後、刑事はとんでもないことを言い始めました。 それは私が近所の銀行で、客が置き忘れた現金入りの封筒を手に取り、少し歩いた所で封筒内の現金だけを抜き取って、左の胸のポケットにねじ込み、封筒を元の位置に戻したというものでした。 何の事かわからない私は、「そんな馬鹿な」としか言えなかった。刑事は「盗った証拠が防犯ビデオに映っているんだ!!」と怒鳴り、私が証拠を見せて欲しいと強く要望すると、「見せる訳にはいかない

    恐怖!地方の人気アナが窃盗犯にデッチ上げられるまでの一部始終(週刊現代) @gendai_biz
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