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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/joyce (11)

  • わが家と同じ住所の「もう1つの家」が存在したら......不安と恐怖と怒りの実体験

    イギリスではあらゆる土地が住宅地に作り替えられ、問題も噴出している(ロンドンの家並) HENRY NICHOLLS-REUTERS <イギリスで持ち家に住む筆者に、なぜか内見希望者が相次ぎ訪れ、他人宛ての荷物が届き、役所から警告が届いたその理由とは?> 3年前くらいから、僕の家のドアをノックして、中を見せてくれと言う人々が出現しだした。彼らはどうやら、賃貸物件として僕の家に興味があるみたいだった。僕は彼らに、賃貸ではないといちいち伝えなければならなかった。 何かしていて忙しい時にかぎって、思いがけずこういうことが起こった。毎日だったわけではないが、時折あった。毎度、心の準備もないまま対応する羽目になった。 次に起こった時には、なんで僕の家が賃貸に出されていると思ったのか訪問者を問い詰めようと、僕は決意した。インターネット詐欺だったのだろうか? でも「次のチャンス」の際、僕は家の近くの石壁を

    わが家と同じ住所の「もう1つの家」が存在したら......不安と恐怖と怒りの実体験
    ryokusai
    ryokusai 2023/10/20
    「イギリスでは(そしておそらく世界中どこでも)2つ以上の家に同じ番地と同じ通り名を割り当てることはない。」イギリスでは1つの銀行に同じ支店名が2つあつたので外国送金が長いこと行方不明になつた記憶。
  • 「性別変更簡易化」スコットランドでレイプ犯が女性に性別変更

    女性をレイプした後に女性に性別変更し、女性刑務所に送られたアイラ・ブライソン(元アダム・グレアム、写真は性別変更前の姿) Police Scotland/Handout via REUTERS <トランスジェンダーの権利擁護のため性別変更を容易にする法案を進めるスコットランドで、2人の女性をレイプした男が裁判中に女性に性別変更するという珍事が> 時折、気味が悪いほどものごとが同じようなタイミングで起こることがある。たった今、イギリス政府はスコットランド自治政府による「性別変更手続き簡易化」法案と論争を繰り広げているところだ。 イギリス政府はスコットランド政府より「上位」におり、スコットランドのこの法案を阻害しているのだが、今のところイギリス政府がスコットランド人とスコットランド議会の意志を妨害していると捉えられ、論争は続いている。同時に、スコットランド政府は自身を思いやりある未来志向の政府

    「性別変更簡易化」スコットランドでレイプ犯が女性に性別変更
    ryokusai
    ryokusai 2023/02/09
    「彼にレイプされた女性たちと弁護士らは、特別に免除されたので裁判中に彼を「彼」と男性呼びして以前の名前で呼ぶことを許された。それが犯行時の名前だからだ。」狂つてゐる。
  • プーチンをつけあがらせた「ロンドングラード」の罪

    オーナーを務めるチェルシーFCの試合を観戦するアブラモビッチ(2017年5月) Hannah McKay Livepic-REUTERS <何十年もの間イギリスは、ロシアの飛び地さながらにプーチン取り巻きの怪しいロシア大富豪を受け入れ、豪遊させ、不動産を買い占めさせてきた。ウクライナの悲劇を前に、イギリスはじめ問題を放任し続けた各国は猛省すべきだ> ウクライナの悲劇によって、世界中の国々はこれまでの政策と前提を考え直さざるを得なくなっている。イギリスは、ロシアのプーチン政権を成立可能にしてきた自らの役割を真剣に反省するべきだ。 何十年もの間、ロンドンは出所の怪しいロシアマネーの逃避先だった。僕たちイギリス人は、説明不能なほどに裕福なロシア人富豪がイギリスで不動産を買うのを許し、彼らの子息をイギリスの名門私立校で学ばせ、彼らが重要施設を買い占めるのさえ放任してきた。石油王のロマン・アブラモビ

    プーチンをつけあがらせた「ロンドングラード」の罪
    ryokusai
    ryokusai 2022/03/18
    「大富豪は「非定住者」と呼ばれる抜け穴を使って、税金を払わずにイギリス生活のあらゆる恩恵を享受することができる。最も富める者が、最も税金を払っていない」パーマネントトラベラーだつけ? その寄生虫。
  • 得票33%で「信任」のメルケル、42%で「クビ寸前」のメイ

    アメリカ人はトランプがクリントンより少ない得票率で勝利したと憤るが、ドイツでもメルケルの与党は33%の得票率で総選挙に勝利した> 民主主義は奇妙なビジネスだ。 僕のアメリカ人の友達が最近ロンドンを訪ねて来て、ドナルド・トランプが2016年の米大統領選で、ヒラリー・クリントンよりも少ない得票率だったのにもかかわらず(トランプは46%でクリントンは48%)、いかにして不公平な勝利をつかんだか、というのを毒づいていた。 それもあって僕は、9月24日のドイツ総選挙でアンゲラ・メルケル率いる政党が33%の票を獲得してメルケルが「歴史的4選目」を決め、彼女が信任を得たとされているのもまた、奇妙な出来事に思えた。その一方で、6月のイギリス総選挙ではテリーザ・メイ首相率いる保守党が42%の票を獲得し、「クビ寸前」とささやかれている。 でも、こうした変則事例はもちろん、各国が独自の歴史を発展させていくのに

    得票33%で「信任」のメルケル、42%で「クビ寸前」のメイ
    ryokusai
    ryokusai 2017/09/29
    EUの代表の選出過程はそこまで不透明なのか。
  • 離脱交渉スタートでEUが見せた本性

    EU部の権限を強化しようというEU側のやり方が変わる気配は見えない(写真はブレグジットに反対する抗議活動) Hannah McKay-REUTERS <ブレグジットの交渉で、他の加盟国の離脱を阻止するためにEU側がイギリスの状況を難しくしようとしているのは、すでに明白> イギリス政府がEU基条約(リスボン条約)第50条をついに発動し、ブレグジット(イギリスのEU離脱)のプロセスを開始したことに、いくらか不安を覚えるのは無理もないだろう。イギリスの多くの人々が未来は「不確か」だと感じているが、僕はむしろ「未来はまだ決まっていない」と考えている。 一方で確かなのは、イギリスがEUにとどまっていたら、イギリスが望むような改革を実現することは決してできなかったということだ。ヨーロッパ統合の「プロジェクト」が、EU加盟各国の主権と引き換えにEU部の権限を強化しようという従来のやり方を変えようと

    離脱交渉スタートでEUが見せた本性
    ryokusai
    ryokusai 2017/04/04
    「EUは繰り返し、その高い理想を説いている。平和、繁栄、自由――。でも、脱退したいメンバーを罰し、ほかのメンバーには抜けないよう脅しをかけるようなクラブがはたして高潔なものなのか」
  • 「ブレグジット後」の経済予想が外れまくった理由は?

    <ブレグジット決定後のイギリス経済は、大方のエコノミストの予想に反して好景気が続いている。今年にふさわしい言葉は、エコノミストは信用できないという「ポスト専門家」なのでは>(写真:昨年12月、ロンドン中心部で買い物を楽しむ人たち) 昨年11月、オックスフォード辞典は「post-truth(ポスト真実)」という単語を「2016年今年の言葉」に選んだ。辞書の会社だからもちろん、彼らはこの言葉に簡潔な説明を加えた。こんな具合だ。 「客観的な事実よりも、感情や個人の信条に訴えるアピールのほうが世論の形成に影響を与える状況」 これが「今年の言葉」になったのは、国民投票によるイギリスのEU離脱(ブレグジット)の決定(と、その後に続いたドナルド・トランプの米大統領選勝利)のせいだ。つまりイギリスの有権者は、EU加盟国であるのはいいことだという「客観的事実」を拒み、代わりに無知な抗議に一票を投じた、という

    「ブレグジット後」の経済予想が外れまくった理由は?
    ryokusai
    ryokusai 2017/01/28
    正直な話競艇場でお立ち台に立つてる予想屋と学者評論家その他諸々の「エコノミスト」に大した差はないと思ふ。
  • トランプ勝利で実感するイギリス君主制の良さ

    <エリザベス女王を国家の象徴とするイギリス政治はこれまで「古くさい」と言われてきたが、アメリカ大統領選でトランプが勝利したのを見れば、あらためてその利点が見えてくる>(写真:トランプ勝利に抗議してロンドンのアメリカ大使館前に集まった人たち) 僕がアメリカで暮らしていたとき、アメリカ人たちは時々、僕が「君主制の国」から来たことをからかった。彼らはアメリカという国の「市民」だが、イギリス人は「女王の服従者」だと言って僕をイラッとさせようとするやつらもいた。 彼らが言いたかったのは、君主制は過去の時代の愚かな遺物であり、イギリスは共和制国家よりも民主主義のレベルが低く、自由度も劣るというわけだ。 彼らの見方もある程度は理解できる。もしも僕が国を一から作り上げるとしたら、究極の特権階級の家族を1つ据えて、彼らに多くの城と宮殿を与え、彼らを国民の税金で支え、生まれた第1子を国家元首にしよう.....

    トランプ勝利で実感するイギリス君主制の良さ
    ryokusai
    ryokusai 2016/11/19
    いちいち皮肉が利いてゐて大変イギリスらしく、とても好感が持てる。
  • 特権エリートに英国民が翻した反旗、イギリス人として投票直後に考えたこと

    <EU残留派、離脱派の双方の意見は大きくい違っていた。離脱派はロンドンのエリート層に対して怒りをおぼえ、彼らに指示されるのはお断りだと考えていた> イギリスのデービッド・キャメロン首相が2013年に、次回総選挙で自身の率いる保守党が勝利すれば、イギリスのEUからの離脱(ブレグジット)の是非を問う国民投票を行うと約束したとき、僕は単純明快にこう思った。当にそんなことをすれば国民は離脱に投票するに違いない、と。EUはいいものだと言うイギリス人を、僕はほとんど見たことがない。むしろEUへの怒りや批判の声が大半だった。 もちろん僕はジャーナリストとして、反対の「残留派」の意見をあえて聞く必要があった。探してみれば、残留派はけっこうちゃんといた。EUにまあまあ乗り気、という人もいるにはいたが、もっと多かったのは「概して」「仕方なく」「知った悪魔だから」EU残留のほうにしておこう、という声だった。

    特権エリートに英国民が翻した反旗、イギリス人として投票直後に考えたこと
    ryokusai
    ryokusai 2016/06/28
    ちなみにオックスフォード大の総長であらせられるクリス・パッテン卿による今回の選挙についての評価はこちら(http://toyokeizai.net/articles/-/124837)で読める。この著者の前回のコラムと併せて読むと大変味はひ深い。
  • イースターで思い出すアイルランド反乱の歴史

    イースター蜂起から100年のパレードで「英雄」の写真を掲げる北アイルランドの少女 Clodagh Kilcoyne-REUTERS 10歳くらいのことだったと思う。僕は学校からの帰り道、自分はアイルランドのために死ねるだろうかとふと考えたことがあった。 これはもちろん、おかしな話だ。アイルランドは僕の祖先の地だけれど、僕自身はイギリス生まれでアイルランドに行ったこともなかったのだから。アイルランドのために命を差し出せ、などと命じられる事態が起こると思っていたわけではない。でも、その可能性がなきにしもあらずとは考えていた。だとしたら、この空想のシナリオで僕が戦うべき相手はイギリス人ということになるだろう。 こんなことを思い出しているのは、今から100年前の1916年、ちょうどイースター(復活祭)のこの時期に、アイルランド人が武装蜂起してダブリンの主要拠点を占拠し、その後にイギリス軍に鎮圧され

    イースターで思い出すアイルランド反乱の歴史
  • 英総選挙で注目の「スター」は

    今のところ、5月に行われるイギリス総選挙の「ストーリー」といえば、スコットランド民族党(SNP)の党首ニコラ・スタージョンの台頭だろう。反EUを掲げるイギリス独立党(UKIP)の支持が昨年は低迷したにもかかわらず、保守党も労働党も自由民主党も、たいして支持を伸ばせていない。 そんななか、スタージョンはちょっとしたスターになっている。イングランドの左派支持層のなかには、「どうすればスタージョンに投票できる?」と冗談で言う人もいるほどだ(もちろん、SNPはスコットランドの選挙区にしか候補者を立てていない)。 彼女のスター性は高まっているが、あるコメンテーターがガーディアン紙で指摘したように、「スタージョンは一夜にして成功することに、人生の半分を費やしてしまった」。スタージョンは昨年、スコットランド独立の是非を問う住民投票で主導的な役割を果たした。近年のイギリス史上、最大の政治的イベントの1つに

    英総選挙で注目の「スター」は
    ryokusai
    ryokusai 2015/05/08
    これ(http://blogos.com/article/111672/)との併読をおすすめしたい。
  • かけ離れた英国会議員の特権意識

    の人々は杉村太蔵のことを覚えているのだろうか。僕はここ数日、彼のことが頭から離れず、2005年に初めて彼の存在を知った時のことを詳しく思い出そうとしている。 僕は当時、デイリー・テレグラフの東京特派員だった。彼のことを耳にした瞬間、これは「記事にしたら面白いぞ」と思った。杉村が国会議員に当選したあの小泉純一郎現象に、テレグラフ編集部はいたく興味をもっていた(実際、日人はあの奇妙な小泉ブームをどれだけ覚えているだろうかと思うことがある。だがそれはまた別の話だ)。 05年の衆議院議員選挙で自民党の比例代表名簿の下位に載っていた杉村の当選は、あらゆる合理的な予測を裏切っていた。当選それ自体は、小泉の驚くべき人気を象徴する出来事だった。だが杉村がネタとして価値があったのは、彼の当選が意外だったからではない。国会議員として手にできる特権の数々に大喜びしたからだ。 僕の記憶では、彼はJRが乗り放

    かけ離れた英国会議員の特権意識
    ryokusai
    ryokusai 2014/09/01
    イギリス在住の出羽守たちに対する営業妨害はやめたまへ。
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