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ブックマーク / akihitok.typepad.jp (11)

  • チェックインが明らかにする「心理的区割り」

    ソーシャルメディアとGPS付き端末の普及により、地理空間情報を持つ行動データが増加しつつあるわけですが、それを利用した研究やアプリケーションもいろいろと登場してきています。カーネギーメロン大学のモバイルコマース・ラボから発表されたこちらの研究結果も、なかなか面白い取り組みです: ■ Livehoods よく「行動範囲」なんて言い方がありますが、距離的には近くても行かない場所、あるいは遠くてもつい通ってしまう場所というのは誰にでもあるのではないでしょうか。そんな「心理的な区割り」を明らかにしようというのがこのプロジェクトです。 元となったのは、位置情報系サービスの代表格であるFoursquareのチェックインデータ。このデータを分析して、同じユーザが頻繁にチェックインしている場所を地図上で同じ色で示す、という可視化を行っています。現在公開されているのはニューヨーク・サンフランシスコ・ピッツバ

    チェックインが明らかにする「心理的区割り」
  • 4.74次の隔たり

    ソーシャルメディア界隈に興味がある人であれば、「6次の隔たり(six degrees of separation)」という言葉をご存知でしょう。とはいえ説明するのが面倒なので(笑)、Wikipediaの解説を引用してしまうと: 六次の隔たり(ろくじのへだたり、Six Degrees of Separation)とは、人は自分の知り合いを6人以上介すと世界中の人々と間接的な知り合いになれる、という仮説で、多くの人数からなる世界が比較的少ない人数を介して繋がるスモール・ワールド現象の一例とされる。SNSに代表されるいくつかのネットワークサービスはこの仮説が下地になっている。 そうそう、そんな話でした。米国の社会心理学者スタンレー・ミルグラムが1967年に行った実験(無作為に選んだ被験者に特定の人物へ手紙を送るよう依頼したところ、平均して5.83人を介して手紙が届いたというもの)が元となり、その

    4.74次の隔たり
  • 人間がゾンビに勝つ方法、科学者が研究

    ネタです。完全に GIGAZINE っぽいネタです(笑)。カナダの研究者らが、ゾンビに人間が勝つ方法を数学的に算出したとのこと: ■ Science ponders 'zombie attack' (BBC) 「人間とゾンビが戦ったら、どちらが勝つか?」という問いに対して、オタワ大学とカールトン大学の研究者らが発表した成果について。研究は至って真面目なもので、"Infectious Disease Modelling Research Progress"というの形でも出版されています(論文そのものを読んでみたいという方は、こちらからPDFファイルを確認できます)。また連想された方も多いと思いますが、実在の疫病対策などにも応用できるということで、新型インフルエンザ対策の専門家などからも一目置かれた研究とのこと。 ただ一口に「ゾンビ」といってもいろいろなタイプがあるわけで、今回は「動きの鈍い

  • 「無料レンタカー」サービスが登場

    クリス・アンダーソンの最新作"FREE"では、様々な「無料ビジネス」の具体例が紹介されているのですが、この事例も掲載されて良いかもしれません。ニュージーランドで、無料のレンタカーというサービスが登場したとのこと: ■ Free car rentals in New Zealand (Springwise) 紹介されているのは Transfercar という会社。なぜレンタカーが無料になるのか……というと、そこにはちゃんと仕掛けが存在します。実はこの Transfercar、レンタカーといっても自分の好きな場所に行けるわけではなく、自分の好きなクルマを借りれるわけでもありません。しかも期日まで指定されています: ここまででお分かりになった方もいらっしゃるかもしれませんが、要はレンタカーという姿を取りつつ、実はユーザーにクルマを運ばせてしまおうというビジネスなわけですね。Transfercar

    「無料レンタカー」サービスが登場
  • 「サーチアーキテクチャ」の重要性

    みずほ情報総研の吉川さんから、先日出版された『サーチアーキテクチャ 「さがす」の情報科学』をいただきました。基は検索エンジン、得に企業内での検索(いわゆる「エンタープライズサーチ」)についての解説なのですが、話はテクニカルな面に留まりません。「さがす」とはどんな行為か、実際にどのような行動が行われているか、情報の体系化はどうあるべきかなど、総合的に「さがす」を考える内容となっています。吉川さんご自身の紹介文はこちら: ■ 「サーチアーキテクチャ」上梓と講演のお知らせ (ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦) 吉川さんご人も仰られていたのですが、一部に専門的な内容が含まれています。特に検索エンジンの仕組みについては、「別に検索エンジンを開発するわけじゃないからいいよ」と感じられるかもしれませんが、バックグラウンドの知識として一読する価値があるでしょう。過去に検索エンジンの企画に関

  • 「隔たり」が少ない会社ほど、イノベーションを起こす

    ScienceDaily からのネタが続きますが、これも多くの方にとって興味のあるテーマかもしれません。最近よく「6次の隔たり」という仮説が引用されますが、企業間でこの「隔たり」が少ない場合、すなわち人々の交流が盛んな場合ほどイノベーションを起こす確率が高いことが確認されたとのこと: ■ Fewer Degrees Of Separation Make Companies More Innovative, Creative (ScienceDaily) ワシントン大学とニューヨーク大学の研究者による調査。6年間かけて11の業界から1,106の企業を調査し、特許を取得したイノベーションの数と、企業間で結ばれた戦略的提携関係のネットワーク構造との関連性を調べたそうです。その結果、「隔たり」が少なくなる=クラスター構造が形成されるほど、企業はイノベーティブになるという結論を下しています。ちなみに

  • プリンスに学ぶビジネスモデル

    まさかプリンスからビジネスを学ぶ日が来るとは。昨日の New York Times にこんな記事が出ていました: ■ The Once and Future Prince (New York Times) プリンスとはもちろん Prince のこと。所属レーベルと対立したり、名前を変なマークに変えてみたり(その背景にあるのも契約問題なのですが)と以前から様々な話題を提供していましたが、最近「最新アルバムを無料配布する」という発表を行って世間を驚かせました。で、New York Times の記事は、その件も含めたプリンスの最近の活動についてのコメント。 As recording companies bemoan a crumbling market, Prince is demonstrating that charisma and the willingness to go out an

  • 謝るとき/謝られるときの心得は

    なるべくなら謝るような目にも、謝られるような目にも会いたくないわけですが、生きていればそうもいきません。昨日セミナーから呼び戻されたのも、実はトラブル絡みだったりして……そんなことはいいんですが、タイムリーなことに BusinessWeek でこんな記事を読みました: ■ The Ethics of Apologies (BusinessWeek) 「いくつかのシンプルなルールを覚えておくだけで、意味のある謝罪をし、潔く謝罪を受け入れることができるようになる」というのがサブタイトル。謝るときのヒント6つと、謝られるときのヒント5つが紹介されています。で、どんな内容かというと: 【謝るとき】 素早くミスを認め、自分の責任を取る。「僕がミスしました」と言うべき時に「私たちがミスしました」とは言わないこと。 まず最初に、ミスをした相手に謝ること。その人に最も配慮しなければならない。 心から謝るこ

  • 不安を取り除く10ヵ条

    週末なので軽く。軽~い気持ちになるために、不安を取り除く10ヵ条なんていかがでしょうか? ■ 10 Ways to Reduce Anxiety (eDiets) 体と健康がテーマのサイト"eDiets"から。早速その10ヵ条はというと: 1. 健康的な事を取ろう 体に良い物をべることがストレス克服の第一歩。逆にストレスを感じると、人は事を抜こうとしてしまう。またカフェインの量や糖分の多い飲料にも注意すること。 2. 十分に体を動かそう 30~45分の運動を、週に3~4回行うこと。体形維持に効果があるだけでなく、気分がスッキリする。 3. 十分に休息を取ろう 夜はゆっくり休む。十分な休息を取れば、翌日どんな壁にぶつかっても乗り越えるのが楽になる。残念ながら、不安から不眠症になってしまう場合がある。その場合は、音楽を聴いてリラックスしたり、夜寝る時間を決めて守るようにしよう。 4. 整

  • 良いパパになるための12ヵ条

    ちょっと変わったところで、こんな Lifehack (と呼べるかどうか微妙ですが)はどうでしょうか?: ■ How to be a Great Dad - 12 Awesome Tips (zen habits) 著者の Leo さんは6人のお子さんを育てられているそうで、その実体験に基づく「良いパパになるための12ヵ条」です: 家族の利益を最優先に考えること -- タバコや飲酒など、自分の楽しみよりも家族のことを考えよう。 家族を守ること -- 家を子供に安全な環境にしたり、シートベルトを締めることを教えたり、保険に入ることを教えるなど。 空いた時間は家族と過ごすこと -- 仕事から疲れて帰ってきても、家族との時間を大切にするように。 抱きしめること -- 愛情を示すことを恐れずに。子供にはスキンシップも必要。 家族と遊ぶこと -- テレビを観ているだけじゃなく、外に出て遊ぶことも大切に

  • POLAR BEAR BLOG: ユーザーから本音を引き出す10の方法

    製品/サービス向上のために、ユーザー側からフィードバックを得る -- という作業をされた方なら誰でも、それがいかに難しいことかは身に染みてお分かりだと思います。問題の1つは、回答者が音や心を明かしてくれない(無意識か意図的かどうかを問わず)という点だと思いますが、これについて10個のアドバイスを掲げたエントリがありました: ■ When Observing Users Is Not Enough: 10 Guidelines for Getting More Out of Users’ Verbal Comments (UXmatters) 著者の Isabelle Peyrichoux さんは心理療法(サイコセラピー)を学んだことがあるとのことで、回答者の心理面から正しい情報を引き出すアドバイスを挙げてくれています。以下、ほんとーに抜粋&意訳しまくりでまとめたもの: 自分の勝手な判断

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