1月27日、野村ホールディングスの08年4―12月期は4923億円の最終赤字。都内の野村證券支店で26日撮影(2009年 ロイター/Toru Hanai) [東京 27日 ロイター] 野村ホールディングス<8604.T>が27日発表した2008年10─12月期連結当期損益(米国会計基準)は3429億円の赤字となった。08年4─12月期の9カ月で最終赤字は4923億円に膨らんだ。 2007年10─12月期は218億円の黒字、08年7─9月期は729億円の赤字だった。 野村HDは4─9月期の当期損益で1494億円の赤字を計上していたが、10月以降の株式相場の急落による保有有価証券の評価損やリーマン・ブラザーズ<LEHMQ.PK>のアジア、欧州部門の買収コストで損失2434億円を計上。市況の悪化で主力の国内営業部門も投信販売の不振で稼ぎが減るなか、損失計上が重荷となった。 四半期決算の予測