アメリカは揺れ続けている。トランプの登場によって勢いづいた白人至上主義者と、その台頭を許さず、立ち上がる市民。そして白人至上主義者の横行を容認する大統領。 8月12日、米国南部のヴァージニア州シャーロッツヴィルにて白人至上主義者のデモがおこなわれた。街頭での暴力的な衝突に次いで白人至上主義者の男が運転する車が反対派のグループに突っ込み、女性一人が死亡、20人が重軽傷を負った。 この事態について大統領のトランプは「どっちもどっち」と発言。多くの一般市民が怒りの声を挙げ、メディアも批判を繰り返した。トランプが属する共和党からも批判のコメントを発する政治家が続出した。 こうして全米で緊張感が高まる中、事件から一週間後の19日に今度はボストンにて白人至上主義者の集会が開催されると発表された。当日、現地の警察は再度の混乱を防ぐべく厳重な警備体制を敷いた。果たして、集会には約100人の白人至上主義者が